“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「暗闇のなかの光」(ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー著/亜紀書房)

2022-09-14 09:39:31 |    宇宙・地球



<新刊情報>



書名:暗闇のなかの光~ブラックホール、宇宙、そして私たち~

著者:ハイノー・ファルケ、イェルク・レーマー

訳者:吉田 三知世

発行:亜紀書房

 2019年4月、ブラックホールの存在が初めて画像で直接証明された。「いくら見つめても足りない。素晴らしく新しいが、なぜか懐かしい」プロジェクト実現のため、世界中の電波望遠鏡のネットワーク作りに奔走した研究者が語る、壮大なサイエンスノンフィクション。
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●科学技術ニュース●キリン、電気の力で、減塩食の塩味を約1.5倍に増強するスプーン・お椀を開発し2023年のデバイス発売を目指す

2022-09-14 09:39:06 |    生物・医学
 キリンホールディングスは、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室との共同研究で、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させる独自の電流波形を開発し、この技術を搭載したスプーン、お椀型の「エレキソルト」デバイスを開発した。

 このデバイスと塩分を控えた食事をセットで提供して食事満足度を評価する実証実験を、ノルト、オレンジページと共同で、9月から開始する。

 同社は2023年に「エレキソルト」デバイスの発売を目指している。同デバイスを通じて、おいしく生活習慣の改善ができる社会の実現を目指す。

 同社は2019年から宮下芳明研究室と共同で、人体に影響しないごく微弱な電流を用いて疑似的に食品の味の感じ方を変化させる「電気味覚」の技術の活用について研究を行ってきた。

 その研究成果として、減塩食の味わいを増強させる独自の電流波形を開発し、減塩をしている/していた経験のある方を対象にした臨床試験で、減塩食を食べたときに感じる塩味が約1.5倍程度に増強されることを世界で初めて確認した。<キリンホールディングス>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「中小製造業の「製造原価と見積価格への疑問」にすべて答えます!」(照井清一著/日刊工業新聞社)

2022-09-14 09:37:54 |    企業経営



<新刊情報>



書名:中小製造業の「製造原価と見積価格への疑問」にすべて答えます!

著者:照井清一

発行:日刊工業新聞社

 適正な見積と実際の原価を把握し、問題を改善するために書かれた実務書。モデル企業のアワーレートや原価の数値を具体的に示し、さらにそれを図式化し、計算も含めて丁寧に解説している。本書を読めば、「適正な見積で利益を確保できる受注」と「実績原価と見積価格との乖離から問題点を見つけて現場を改善する」ことができる。
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