昨年11月、毎年あおし柿を届けてくれる夫の友から「手首を痛めたから柿ちぎりに来んかい」と電話があり二人で行った。
高枝ばさみの扱いを習って夫は実が5~6個ついた枝を切り、下に置く。それを私が園芸ばさみで干し柿用とあおし柿用に分ける。三百個余り採ったが、まだ二百個以上残っていた。
お礼を言って帰り、二百個を知人にお裾分け。自宅用百個は作り方を教わり、干し柿、あおし柿に。干し柿は思いのほかおいしく、正月のおせちになり、残りは冷凍しておやつに。全て初体験でてんやわんやだったが面白く、今秋も楽しみである。
熊本県八代市 今福和歌子(72) 2022.2.4 毎日新聞鹿児島版掲載