毎日ペンクラブ鹿児島の秋の研修会が15日、鹿児島市の市勤労者交流センターであった。昨年10月からの1年間、本誌鹿児島版に掲載された「はがき随筆」の中から選ぶ「ペンクラブ賞」の表彰式もあり、姶良市加治木町の堀美代子さん(71)と鹿児島市慈眼寺町の馬渡浩子さん(68)に高橋宏明会長からそれぞれ記念の盾が贈られた。
堀さんの作品「祖母の手仕事」は96歳の祖母にちゃんちゃんこをひしらえてもらった思い出をつづり、短文を積み重ねた独特のリズム感が評価された。馬渡さんの「又もやへまを」は往復はがきの折り目をまっすぐ切り離せず、さらに切手を上下反対に貼ってしまった失敗談をユーモラスに描いた。
ペンクラブは「はがき随筆」「女(男)の気持ち欄の愛好者でつくるグループ」。研修会後は別会場で懇親会もあり、会員同士が交流を深めた。
【西貴晴】 2015/11/17 毎日新聞鹿児島版掲載