kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

クオリティ銘柄物色

2023-12-03 07:13:32 | 日記
先週末ダウは2営業日続けて大きく上昇し今年の高値を更新しました。これまではマグニフィ
セント・セブンと言われる大型テック銘柄がその場のリード役でしたが、成長性、財務内容
割高ではないバリエーションという投資尺度に合致した銘柄(クオリティ銘柄)に物色が広
がる兆候が見られます。

ダウ銘柄ではユナイテッドヘルス・グループやビザといったダウ平均の構成銘柄はクオリティ
銘柄の一角がダウ指数を牽引したようです。ハイテク中心のナスダック指数よりもダウが先に
高値を更新しました。

市場では米国の利上げ局面の終了が織り込まれつつあります。しかし利下げに転じる時期や利
下げ幅に関しては見方が分かれています。成長株をどんどん買い進む局面でも今はまだないの
かもしれません。そこで市場は収益性、成長性もあり財務も健全な銘柄に投資資金が向か言っ
ているようです。

日本市場でもダウの高値更新を受け今週は堅調な展開が予想されます。8日のメジャーSQにか
けてオプション行使価格に関しての思惑が上昇に弾みをつけることも考えられます。問題はど
のセクターに買いが及ぶかです。

先週まで上昇の目だった半導体株は既に10年来の高値を更新した銘柄も多く高値警戒感もあり
そうです。生成AIに関しては息の永いテーマになりそうですが、短期的な過熱感もあります。
データセンター向け以外のスマホやPC向けの需要は足元ではまだ弱く市況の底は打ったとして
もどこまで回復できるかは不明です。

日本株にとっては円高に反転したというマイナス材料はありますが、米国の長期金利低下も一服
という見方もあり一方的な円高には当面はならないという見方もあります。自動車セクターでは
トヨタ、重電では日立、精密ではキャノンなどは米国でのクオリティ銘柄物色で連想が働く日本
株という位置付けもできます。同じセクターでも選別は進みそうです。あくまでも業績のよる選
別が進みそうです。

次回の更新は5日を予定しています。
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