kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

踏ん張れるかスマホ関連銘柄

2015-08-04 08:24:26 | 日記
週明けの東京市場は3営業日ぶりに小幅下落しました。米株安もあり1一時
150円近く下げ幅を広げる場面もありましたが売り一巡後は下げ渋り大引け
は37円安でした。市場予想を超える増益を好感してホンダが一時10%近く
上昇する場面もありました。また米投資ファンドのサード・ポイントの取得が
明らかになったスズキは年初来高値を更新しました。

一方日産やトヨタは下落し富士重工は4%近くも下げました。4~6月期好業績
を材料に自動車銘柄全体が買い上げられる状況ではないようです。トプコンや
光電工業が10%を超える下げだったように業績悪化した中小型銘柄にはキツ
イ下げになっています。両銘柄とも高値からある程度さげた水準にも拘わらず
大幅安でした。決算前の小型株の投資には値ごろ感だけで拾う事へのリスク
は増しているようです。

電機銘柄では6月以降低迷の目立った大手電機銘柄を横目にスマホ関連の
電子部品銘柄が相場の柱の一角を担っていました。大手電子部品銘柄では
既にTDKが6月高値から2割ほどの調整しています。村田製作も先週末で18%
京セラ12%、日東電工10%となっています。日本電産やアルプス電機のよう
に尚も高値圏を維持している銘柄はありますが少数派のようです。

電子部品の株価を占ううえで重要なのは月次の受注動向です。この構図は工作
機械と同じです。株価の習性も上昇も下降トレンドも比較的長期に渡り下げが始
まると2割3割と大きな調整を強いられる傾向が強いようです。既に工作機械大手
のオオクマや牧野フライスは高値からの下落率が2割強にせまり尚も下げ止まる
気配がありません。他も住友重機や三菱電機など設備投資関連銘柄は同じよう
に下げ幅が大きくなっています。

日本企業の業績は全体的には好調でそれが2万円台を維持でいている背景
ですが世界の景気に敏感な機械銘柄や電子部品銘柄の株価下落は今後に
不安を残します。スマホ関連では電子部品以外も化学などの素材企業でここ
数年業績を牽引した銘柄は多くスマホの成長鈍化がこれ以上進むのかどうか
素材分野も含めてスマホ関連銘柄は多いので注意が必要です。

米国の利上げや中国やアジアなど新興国景気の不安からどうやら8月以降も
相場の主役は内需銘柄になりそうなムードです。内需銘柄にはPERから考え
ると割高な銘柄も多く手掛けにくいのですが、割高なのでカラ売りが増加して
取り組み妙味が増し上昇が続く銘柄(イオンや資生堂など)が多くなっています。
割安に買い無し割高に売り無しの展開になっています。
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