kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

驚き予想以上の強さ!

2017-06-21 00:55:51 | 日記
20日の東京市場は三日続伸で年初来高値を更新しました。今度こそ
2万円固めが現実のものとなるのでしょうか。これまでのケースだと騰
落レシオが150を越えてピークを打ちその後100を下回るようなケース
ではの後相場は調整局面入りというのが多かったのですが20日に高
値を更新しましたから今回は違うケースになったようです。

東京市場は4月中旬に1万8000円前半まで下げた後V時回復で2万円
手前で一旦上値が重くなりましたが、1万9500円前後までしか下げず
今月初旬に2万円を回復した後も一旦は2万円を割り込みましたが底
堅く推移してフランス選挙やFOMCといったイベントを通過した後は再
び上昇が鮮明になりました。

振り返ってみればあれだけ大騒ぎした北朝鮮問題もいつの間にかど
こかへ行ってしまいました。英国の総選挙でメイ首相が敗北したことも
障害にはならず改めて地政学リスクは一時的な悪材料で終わってしま
い株価の足を引っ張り続けるものではないことを証明しました。トランプ
大統領の政策に対する期待は既に大きく低下しましたから株価に対す
るプレミアムは剥げ落ち割高だという株価に下押し圧力がかかっても
不思議ではないのにまだ上昇は続いています。

どうやら東京市場も2015年と同じようなトレンドになってきました。この
年は1月16日に1万6592円の安値をつけてからV字回復し6月24日の
2万952円まで調整らしい調整がないまま5ヶ月弱上昇しました。この時
の買いの主役は国債の比率を下げ株式比率を引き上げたGPIFの継
続した買いでした。

今回は日銀のETFの吸い上げ効果と海外投資家が4月、5月合計で1兆
9542億円買い越したことが需給面で好影響を与えているようです。これ
までの物差しなら2万円台回復は円相場が120円程度の円安が必要でし
た。でも現実には111円台で2万円を回復しました。一時1兆円まで積み
上がった売り残高は高値警戒感の証拠です。1兆円近い売り残高が株
高の一因だとしたら皮肉なものです。

大型株の動きが鈍い一方中小型株の上昇が目立っています。20日まで
17日連続で新高値銘柄が100を越えていることがその証拠です。外部環
境に左右され易い時価総額上位銘柄は多くが上昇トレンドに取り残され
る一方内需系の中小型株の底上げで指数がジリジリ上昇する様は2015
年の再来を感じます。ひょっとしたら四半期決算の始まる来月まで相場
は崩れずに高値追いを続けるのでしょうか。
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