日立、三菱重工、三菱UFJなど日本を代表する大型銘柄が相次いで10年来高値を連日更新し
日経平均もあっという間に先週3月の史上最高値をあっさり更新しました。日立は送電線事
業が好調で隠れたAI関連、三菱重工は主力の発電部門の好調と防衛関連、三菱UFJは日銀の
利上げ観測から金利上昇で恩恵を受ける銘柄と三越伊勢丹はインバウンド好調とそれぞれ材
料は違いますが、いずれも業績好調という共通点があります。期待先行ではなく業績の裏付
けがあることが安心感をもたらしているのかもしれません。
続々と時価総額が10兆円を超える企業が増加し東証の時価総額1000兆円到達に貢献しました。
時価総額1位のトヨタは相次ぐ不正問題が発覚しピークから時価総額を8兆円程減らしています
が、他の銘柄の上昇でおつりがくるくらいです。1~3月期のように半導体一本の上昇局面より
も今回の上昇の方がバランスが取れています。
猛スピードで過去最高値を更新し、時価総額1000兆円超えで目標達成感から今週はもたつく可
能性もあるかもしれません。電子部品セクターの上昇はAIパソコンの登場もあり買い替え期待が
も買い材料となったようです。来年のWindows10のサポート終了による需要は期待できそうです
が、どこまで需要が出てくるのかはまだ不明な部分もあります。
強い上昇相場局面では明るい材料ばかりが並べ立てられます。テレビ討論会でトランプ氏の優勢
が伝わると減税の期間延長や積極的な景気刺激策が好感され株価上昇に繋がりましたが、輸入関
税の引き上げや不法移民流入の阻止は輸入物価の上昇や賃金の上昇を引き起こしインフレをもた
らします。最悪FRBが利下げ路線から再び利上げ路線に追い込まれることも考えられます。
もっとも一時火が付いた相場は行くとことまで行かなければ収まりません。上方修正期待を先ど
るような相場が決算発表が本格化する今月下旬まで強い相場は続くかもしれません。その意味で
は安川電機が発表した決算や受注動向に週明けの市場がどう反応するか一つの試金石になりそう
です。
次回の更新は9日を予定しています。
日経平均もあっという間に先週3月の史上最高値をあっさり更新しました。日立は送電線事
業が好調で隠れたAI関連、三菱重工は主力の発電部門の好調と防衛関連、三菱UFJは日銀の
利上げ観測から金利上昇で恩恵を受ける銘柄と三越伊勢丹はインバウンド好調とそれぞれ材
料は違いますが、いずれも業績好調という共通点があります。期待先行ではなく業績の裏付
けがあることが安心感をもたらしているのかもしれません。
続々と時価総額が10兆円を超える企業が増加し東証の時価総額1000兆円到達に貢献しました。
時価総額1位のトヨタは相次ぐ不正問題が発覚しピークから時価総額を8兆円程減らしています
が、他の銘柄の上昇でおつりがくるくらいです。1~3月期のように半導体一本の上昇局面より
も今回の上昇の方がバランスが取れています。
猛スピードで過去最高値を更新し、時価総額1000兆円超えで目標達成感から今週はもたつく可
能性もあるかもしれません。電子部品セクターの上昇はAIパソコンの登場もあり買い替え期待が
も買い材料となったようです。来年のWindows10のサポート終了による需要は期待できそうです
が、どこまで需要が出てくるのかはまだ不明な部分もあります。
強い上昇相場局面では明るい材料ばかりが並べ立てられます。テレビ討論会でトランプ氏の優勢
が伝わると減税の期間延長や積極的な景気刺激策が好感され株価上昇に繋がりましたが、輸入関
税の引き上げや不法移民流入の阻止は輸入物価の上昇や賃金の上昇を引き起こしインフレをもた
らします。最悪FRBが利下げ路線から再び利上げ路線に追い込まれることも考えられます。
もっとも一時火が付いた相場は行くとことまで行かなければ収まりません。上方修正期待を先ど
るような相場が決算発表が本格化する今月下旬まで強い相場は続くかもしれません。その意味で
は安川電機が発表した決算や受注動向に週明けの市場がどう反応するか一つの試金石になりそう
です。
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