kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

オミクロン株の行方次第

2021-12-14 06:24:41 | 日記
今年の立ち合い日数も13日を残すのみとなりました。今週のFOMCを通過す
れば年内の重要なイベントはありません。FOMCではテーパリングを加速し
て3月に終了、利上げ開始は早くとも6月ということになれば市場の想定通り
ですから市場の混乱は抑えられるでしょう。

オミクロン株の特徴が次第に判明していました。どうやら感染力はデルタ株
の2倍以上と油断はできません。致死率は現在のところデルタよりも低くなる
という見方が主流です。しかし感染者数が多くなれば結果として重症者数も
増加して医療機関への負担は増えます。

またファイザーワクチンの2回完了者でも予防効果は20%から30%に低下す
るというデータもあるようです。イギリスは3回目のブースター接種を1ヶ
月前倒しして年内に完了する方針のようです。今月になり連日感染者数が5万
人を越えているイギリスでは中旬にはオミクロン株が半分程度まで占めると
いう見方もあります。ブースター接種を急ぐのは当然でしょう。

オミクロン株が発見される前はブースター接種の賛否が議論になりましたが
もはやブースター接種を行わなければ感染拡大は防げないようです。

現状の日本では水際対策でオミクロン株の市中感染は報告されていません。
デルタ株の感染者数、重症患者数ともかなり低い状態を保っています。しか
し、いつまで水際対策が効果を発揮できるかは分かりません。いずれ国内で
も市中感染は避けられないというのが専門家の見方です。

8月の急増から日本のコロナ感染者数の急低下は様々な要因は考えられますが
やはり主因はワクチン接種のおかげだと思います。しかし海外からのデータ
のようにワクチンの予防効果が2割程度に低下してしまうのであればオミクロ
ン株に置き換わることにより感染者の再拡大は避けられません。

1回目と同様にブースター接種の遅れが感染状況次第では大きな問題になるか
もしれません。折角回復の糸口をつかんだ外食や旅行、レジャー産業にまた
も試練が訪れるのか年明けの感染状況は重要な意味を持ちます。今後日本で
感染者数が再び拡大するとしたらデルタ株からオミクロン株への置き換わり
が進むことです。

重症化するケースは少ないとしても感染者の増加は日本では神経質な国民性
もあり需要の戻りを鈍くしています。国内の感染者数が少なく旅行需要が戻
りつつあるかのでも関連銘柄の上値が重いのはそんな背景があるからでしょ
うか。

急用のため明日の更新はお休みします。
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