kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

半導体+アルファ

2023-12-24 04:55:24 | 日記
今年の取引も5営業日を残すのみとなりました。日銀会合期間中に日経平均は急騰しました。
日本株にもクリスマスラリーが訪れたのかと期待が高まりましたが、先週は終わってみれば
200円程度の上昇でした。どうやら3万4000円の大台到達は来年に持ち越しの可能性が高まっ
てしまったようです。

半導体銘柄は日米市場に共通したリード役です。個別銘柄を詳しく見ていくとまず生成AIで
今年最も大化けしたエヌビディアという見方には異存はないでしょう。年初から見れば既に
株価3倍を超えて上昇しました。

しかし11月20日に505ドルの高値を付けた後は高値もみ合いです。物色は横に広がりインテル
やAMDと二番手銘柄に広がっています。エヌビディアの日本株には有力な最終半導体製品メー
カーは存在しません。その代わり製造装置やセラミックパッケージなど世界でも有力なメーカー
は存在感を示しています。

ただし専業で世界規模なメーカーはありません。ウエハで世界首位の信越化学も専業ではありま
せん。半導体の裏方さんが多く売り上げ規模は半導体市場全体から見ればそんなに大きくはあり
ません。投資マネーはまず米国株そして次に日本株という順番になります。それでも日本市場に
有力な半導体銘柄があることが市場を支えています。

おそらく来年も半導体銘柄は今後も市場拡大を見込める分野ですから人気化する場面はあるでし
ょう。しかしボラティリティの高いセクターであることも忘れてはいけません。既にSOX指数は
過去最高圏で推移していていつ調整が入っても不思議ではありません。ダウやナスダック指数が
堅調な展開だった先週日本株がついていけなかったのは円安頼みの自動車や電機、精密銘柄が
円高懸念から人気離散したからです。

来年の日本市場が上昇する条件は半導体セクターだけでなく内需など周辺銘柄にも物色範囲が
広がることです。今年のような円安はもう期待できません。円高局面になってもはねのけるくら
い強い市場でいられるかがポイントになりそうです。半導体+アルファがどのくらい出てくるか
日経平均の上値も左右されそうです。

次回の更新は26日を予定しています。
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