Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Hannan's Hanger

2012-12-23 | PEANUT SCALE MODELS

1980年代終わり頃の「モデル・ビルダー」誌、ビル・ハンナン氏のコラムで見た彼の部屋の壁には沢山の機体が整然と飾ってあり、そこには当時の代表的なFFスケール機が並んでいました。ハンナンさんの機体を中心にピーナッツでは有名どころのビルダーが作った機体も含まれていました。
そして1990年、カリフォルニアのエスコンディドからマガリアに移った新ハンナン宅の壁にも同じ様なディスプレーが施され、その片隅に私の送ったピーナッツ機「FRED」が飾られていました。

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あれから20年近くが経ち、その存在すら忘れていましたが、昨年「Jodel D-9」の写真データを彼に送った時、プリント・アウトされたヨーデルのエンジン部分と、壁に飾られている「FRED」が「エンジンつながり」で一緒に並んで送られてきました。恥ずかしながら私の作った「フォルクス・ワーゲン」エンジンのディテールの違いを如実に知ることが出来る1枚でした。

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技術的に未熟な部分や製作方法も当時と今とでは少し違うし、これが進化なのかと言うとそれも一概には言えない・・・
今作っている機体がそのままの状態で20年耐えられるか? 使っている材料や接着剤が20年以上温度や湿度の変化に耐えていられるか? そんなことを考えると一抹の不安は残ります。一夏を過ぎた機体のスプレー・ボンドを使って貼ったシリアル・ナンバーの端が見事に剥がれて来ているのを見ると、哀れな姿にならない保証など何処にもありません。

そして今年その「FRED」の写真がある理由で送られてきました。それはハンナンさんの住むマガリアの近くにあるチコの街で作られている「Chico Bag」をお願いしたら、わざわざその会社まで出かけ、そのバッグを購入して送って頂きました。その時「今からバッグ送るぞ!」の記念写真にあの「FRED」が一緒に写っていました。

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いつも決して忘れない彼の「ホスピタリティ」、思いやりの精神が送られてくる写真から感じることが出来ます。
そして今でも私の作った「Hannan's Runway」デザインを施した大昔の「BD-4」の写真も額に飾られているのに、実機?(ピーナッツ機)は既に飛行不能となり我が家で朽ち果ててしまっています。

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