Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Hyperwind ・・・「ハイパーな風」のレストア

2010-04-30 | PEANUT SCALE MODELS

いたるところ骨が折れ、もうそろそろ昇天かも・・・的な「ハイパーウインド」でしたが、インクジェット・プリンターの印刷テストで蘇ってしまいました。もちろん「貼っては剥がし」の繰り返しで、霧吹きを多めにしてインクのにじみをチェックしたり、細いラインの出具合などを調べる目的でしたのでかなり痛めつけましたから、使用不能なパーツは作り直しとなってしまいました。

通常の紙ではインクがのった部分はのっていない部分と比べると縮みが激しい。これを回避するにはシワが残らないようにアイロンがけするか、印刷後木枠に貼り付けてもう一度霧吹きして全体を縮ませる、しかもにじまないように霧を吹く?ってかなり大変かも。

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さすが「強インク」を使ったEPSON PX-V630は、Canon iP4300 なんかと比べるとにじむこともありませんから、しっかり霧吹きが出来ます。ねじれてしまった垂直尾翼は結局作り直すことに・・・

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胴体は比較的軽症でした。部分的に補強を追加して紙を貼ってみます。背中は3ピースにしないとシワが取れません。

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全体をアルコールで締めたら完成、重量増加はコンデンサー・ペーパーと比べると0.4g程でしょうか。重くなった分、見た目が派手になりました。

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Portuguese turbine connection・・・

2010-04-19 | PEANUT SCALE MODELS

世界の何処かでもう1機・・・

素晴らしい写真を送ってくれるポルトガルの写真家、ジョゼ・ルイス・クニャ(José Luis Cunha)さんから現在製作中のMig15ダクト・ユニットの写真が送られてきました。長年の夢だったゴム動力のダクデッド・ファン機をどうしても作ってみたい、その情熱が伝わって来ます。ここまで来るのに材料の問題やインペラの製作法でいろいろな問題があったようですが、何とか「使えるユニット」が完成したことは素晴らしい事です。ユニット重量は2gですから軽いとは言えませんが、機体を少しでも軽量化して飛ばしてほしいと思います。フランスのロジェ・エメさんの「グリフォン」はテスト飛行で20秒近く飛んだそうです。

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1946 Taylorcraft Seaplane Pistachio model no.4

2010-04-19 | PEANUT SCALE MODELS

そろそろ最終章です、小さなプロペラなのに・・・

ほぼ完成に近づいていますが、最後の砦プロペラを作ります。重心位置を「良いところ」にもって来るにはおよそ0.3g近いプロペラ重量が必要ですが、それではペラ重量としては重過ぎます。ここはなるべく軽く作って、バラスト調整する方が無難、さて何を使って作りますか。

まずはカップコーヒーのカフェラッテ・ペラ。これに直接プラ・カラーを塗装すると数年後にピッチが狂ってきます。塗装した紙を貼って直接シンナーなどの溶剤をつけない方が良いようです。7cmダイアに見合うサイズでカット、周りを整形し厚みも薄くします。これで重量は?

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オオオッ!重すぎ・・・ブレードだけでこんなにあっては、折角作ったのに却下。続いてハードバルサの適当な物を同じサイズにして整形、表面が美しくありませんから紙貼り必須、こちらもチェック。「これなら許せる」って事で、ねじっておいてからドープで極薄紙両面サンドイッチします。

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プロペラ・ハブは竹ひごの1.2mm径を使用、ピンバイスで穴あけしてから0.5mmピアノ線のシャフトを取り付けます。簡易ジグでブレードを接着したらブラシでシルバー塗装。フロートがペラより飛び出していますから直接壁に激突することはありません、もう少し弱くっても大丈夫かもネ。これで何とかカタチになりました!

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1946 Taylorcraft Seaplane Pistachio model no.3

2010-04-13 | PEANUT SCALE MODELS

も・ちょっと前進・・・

細かいお仕事ばかりで何かと大変な作業が続きます。

ウインド・シールドを貼ります。主翼を取り付けてしまうとこの作業はもっと大変ですから、やるなら今しかありません。フィルムの選択、どれも厚いゾ!あたりを探しまくること1時間、手頃な厚さのフィルムを見つけました。型取りはコピー紙を切って機体と現物合わせ、何度も修正を重ね、納得したらそれにフィルムを重ねて切ります。今度はそのフィルムで再度位置合わせ、そして側面は窓枠限界まで切りつめフィルムの原形が出来ました!それを元にきれいなフィルムを切り出し、クリーナーで裏側の汚れを落とし瞬間を使って数カ所を止めます。胴体と同じ紺色の紙で2mm幅のテープを作り、フィルムの周りに貼り付けます。前面は黒の紙を使用しました。

その後主翼を取り付け、支柱の面倒な作業も乗り越えました、もうカンベンしてくれ!

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尾翼も付き、プロペラとノーズソケットの加工を残すのみ、7センチペラはどのようにして生まれるのか・・・これから材料探しです。

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New white bird of David Wagner-san

2010-04-08 | PEANUT SCALE MODELS

ニューメキシコ州サンタ・フェに住まいを移したデビッド・ワグナーさんから久しぶりのメール、2枚の写真が送られてきました。独特の形をしたプッシャー機「グレー・ゴースト」です。過去に庄内でも仁科さんが作られた記憶があります。クラレンス・マザー氏のピーナッツ図面から出来上がった機体は18インチ(約46センチ)スパンの機体です。塗装は日本で買ったクレオス製を使ったのかな?胴体後部の作りが非常に滑らかですネ。前から見るとプラスティック製のペラに見えますが、削り出した自作の木製ペラが装着してあります。美しい仕上がりです・・・

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I have been enjoying the photos of your pusher racer in P-Tech. I have just completed a pusher racer myself, and have attached two photos. This is an Allenbaugh Grey Ghost pusher racer. It is 18" span with a carved propellor. It is based on Clarence Mather's peanut plans.

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1946 Taylorcraft Seaplane Pistachio model no.2

2010-04-03 | PEANUT SCALE MODELS

ちょっと前進・・・

パーツは完成したけれど、さてどうやって組み立てましょうね。軽量機ですがフロートの支柱は手抜きせずに紙を巻き、直径0.3mmの真鍮線を使ってつなぎ合わせることにします。1個所に使う長さは4mm程度ですからそれほど重量増加にはならないと・・・これ入れとかないとちょっとの衝撃でバラバラになりますから。まずは簡単なフロート幅から決めます。

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使用するプロペラは7センチ・ダイアを目標に今度は高さを決めるんですが、これが治具無しではネ、胴体下側の支柱取り付け位置部分4個所と同じ幅に切り出したバルサブロックを作ってそれに合わせてみます。フロートの迎角がおかしな感じにならないよう後ろの支柱の長さを微調整。うーん、こんな感じか? イヤ違う、実機の写真を見ながらこれで一晩遊ぶ・・・

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なかなか神輿が担げない!でも、7センチペラは使えそう・・・胴体との並行や傾きに注意して最後はあっけなく接着、「これで本当に良いの?」とか、もーう考えない。

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Little Wings, Big Dreams・・・・EAA Photo Gallery

2010-04-02 | PEANUT SCALE MODELS

EAA Sport Aviation in Miniature

トム・ハルマンさんが過去に製作した1921年製「三菱1MF1」がオシュコシュ・ミュージアムへの展示が決った事を前回書きましたが、既に集まった機体の紹介がEAAのページで見られる事を壇上氏からのコメントで知りました。有り難うございました。

実はその機体をEAAへ搬送するために彼は頑丈な箱を作っていることも写真が送られて来ましたので知っていました。模型飛行機の搬送は中味の重さに関係なく衝撃や破損に万全でなければいけません。箱の中にしっかり固定するよりも、ある程度中で動く方が安全です。もう何度も海外へ機体を送っていますが、今まで壊れたことは一度もありません。しかし海外から私の所に到着する機体の中には、何機かバラバラになってしまった機体があります。それらの多くは箱自体の強度不足、次に機体の支持方法の間違い、そして最悪は「コンテストに間に合わないから、そっちで作ってくれ!」という半完成状態の物、最初開いた時は壊れていると思っちゃいますヨ!

Here's the box that I built to send the 35 gram model.  Weighed 11 pounds!

35グラムの機体を送るのに11ポンド(約5キロ)の箱ですゼ!

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私の場合、機体を納める箱はダンボールを使っても良いのですが、ベニヤ板の方が安心です。ダンボールの場合は厚みがあり硬い物をダブルで使います。機体の周りは最低でも5センチ以上のクリアランスが必要で、そこへティッシュ・ペーパーをゆるく埋めて行きます。上下も同じように囲み、機体がティッシュ・ペーパーの中央に浮かんでいる状態にします。箱の外にはどのような状態で機体が入っているのか開く前に確認できるよう写真を貼っておきます。取り出すときに不注意で壊すこともありますからネ・・・

そしてミュージアムに集まった機体はこちらでご覧下さい。過去に見た懐かしい機体も揃ってますネ。ピーナッツも時々作ってたJim Buxtonさんもハンドランチで頑張ってる様です。

http://www.eaa.org/apps/galleries/gallery.aspx?ID=301

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An elegant work of art ! Tom Hallman's new project.

2010-04-01 | PEANUT SCALE MODELS

久しぶりにトム・ハルマンさんから近況連絡。あの大作「ドルニエ DO-X」が大成功、あれほどの機体を作ってしまうと、次期戦闘機はなかなか決まらないのでしょうね。発作的に作り出す私と違って、製作スタートまでに充分な資料を集め、構想を固めてからじっくり時間をかけて・・・でなきゃこんな機体出来ませんヨ!

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初飛行では方向安定が悪く、ここまで作り込んだ機体の垂直尾翼をはずし、サイズの大きな新しいものを最初から作り直して取り替えています、ちなみに私なら透明のタブで済ませます!

機体のサイズがわからない?・・・・お父さんと一緒の記念写真を!

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この機体と同じく雑誌の表紙にもなった1921年製の「三菱1MF1」は22,5インチスパンの機体でしたが、オシュコシュ・ミュージアムへの展示が決まりました。そこでもう一度今度はピーナッツ・サイズで作る事になったそうです。彼にとっては本当に久しぶりのピーナッツですが、手抜きせず以前に作った機体と同じ手法で進めているようです。サイドパネルのルーバーやラジエター・フィンの作りはサイズが小さくなった分大変でしょうが、細かな作業も正確にそして美しく・・・うーん、相変わらずアートな仕事しますね!

何とか完成して今年のFACコンテストに間に合うと良いのですが。極秘プロジェクトですとマズイので掲載許可を取りました。

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