Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Davis DA-2A No.13

2022-07-24 | PEANUT SCALE MODELS


窓枠フィルムを取り付けます。使用する材料は100均で売っているクリアーポケット、透明の袋なんですが色々な種類がありますから使えそうなものを片っ端から買います。厚みも違いますし透明度も違います、どれを使うかは窓のサイズや曲面を考慮して・・・腰のあるものは当然きれいに反射しますし強度的にも安心なんですがその引き換えに重いこと間違いなし、ですからどこまでも個人の判断ですが必要最低限で宜しいかと。





先ずは1枚切ってみて面に馴染むかどうか?こんなフィルムにも横目と縦目がありますからきれいな曲面が出る方に。





前面はちょっと波打ってるんですがポイントを選んで接着すれば美しい平面になりますから一度で諦めずに色々試してみます、それで良くなることだってあります。燃料キャップを取り付ける所は先にサークルカッターで穴を開けておきます。





三方貼り終ったら窓枠フレームに黒の紙を貼ります。もちろん3本のバルサ角材は先に黒く塗装しておきます。





フィルムは数箇所接着剤で止めるだけ、最近は瞬間使わずに粘着系のトンボ鉛筆製「ピットマルチ・2」を使ってます。窓枠部分は白の紙でこちらもマスキングします。


「0.38グラムのエクスタシー」

コックピットがあまりにも広いこの機体、絶対とは言わないけどまあ操縦席とパイロットは乗せたほうが見栄えは断然良くなりますよね?
そんなもん、必要無し!って思えばそれはそれで済む話なんですが・・・





でも取り付かれた様にパイロットを作ります、スケールサイズは少し小さめ、顔の部分を大きくするのは難しいので胴体サイズを大きくしてみましょう。デカイ帽子被らせても誤魔化せますが余分な時間がかかりそうだし、とりあえず胴体だけ紙粘土を追加してカタチを作ります。





それで図面の上に置いてみるとまだ足りない!もう一度肩幅広くします。





ゴテゴテ触っている間になんとか我慢できるサイズになりました。





霧吹きで濡らしたティッシュを被せます、そして乾燥したら極薄瞬間で秒殺。瞬間が乾いたら今度はリュウターで紙粘土の部分だけ削り取ります。





我が家のパイロット仲間では平均的な重さ、サイズ的に大きいのでこれ位なんでしょうね。





そうと決まれば塗装します、ヘッドフォーンも紙粘土で追加しました。シートベルトはコピー紙を切ったもの。





「アラ」が目立たない程度に修正します、それでも無理なところは多々ございますが。





広いスペースのコックピットなんかこれ以上構わずにパイロットだけ天井かぶら下げておけば済むんですが・・・
空中浮遊のオジサンにはしないで頑張ってみます、もちろんこちらも必要最低限。





サンディングしたら黒の紙をスプレーボンドで貼り付けます、霧吹きは怖くて出来ません。





このサイズに決めるまで胴体内に出したり入れたり十数回。接着するポイントも決めておかなくちゃいけないので面倒なことこの上ない。





周りと接触部分を修正したらパイロットを接着します。





衝撃で剥がれないようにベースの黒い紙を胴体内に押し込んで接着します。





飛行の足を引っ張る何とも無駄な作業ですがスケール機の観点からすればこれは正義だ!と諦めて・・・





もうこれ見て納得するする以外ないでしょ!
そしてこの楽しい時間は終わった。






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Davis DA-2A No.12

2022-07-13 | PEANUT SCALE MODELS

スケール機に関する色の問題は複雑怪奇、カラー写真など撮れない時代には実機の色見本などありませんから白黒写真もしくは資料に機体色の紹介なんかがあれば助かります。そんな機体は想像を駆使して作る楽しさはあります。もっと機体が古くなれば「おおよその色」であることが多く、古典機などは汚れた布に近い塗装をすれば大きなハズレはありません。ですからカラー写真が発達した現代の機体であれば何の問題も無い! と思いますがそれがどーして・・・

カラー写真だって事実を伝えない場合が多いんです、撮影時の気象条件や時間で色は変化しますし、撮影後のネガの退色も起きますしカラー調整でも色相、彩度、明度の修正をしたら実際の色と少し違った色になります、逆に実際の色に近づける作業をしてもどこかが犠牲になっておかしな色に変化することだってあります。写真の明るさに関しては違った色に見えてしまうことが良くあります、

人が最初に見たカラー写真は「すりこみ」によってそれがオリジナルで正確なものという判断をしてしまいます。その色の記憶がそれ以降の判断基準になってしまう錯覚を起こします。





1枚目の写真、ネットで見つけた有名な写真なんですが何も疑わず白と黄色の塗装、そしてナンバーとストライプは黒、という認識で作り始めました。製作の途中で細部の分からないところが出てくるとまた写真探しを始めますが、そんな中に2枚目の写真が出現します。





撮り方なのかコントラストが強く明度は上がっていますがそんなに色相が変化したわけでもないのにストライプの機種寄りとスピンナーがダークブルーっぽく見えます。特にスピンナーの先端なんかどう見ても黒じゃなくて紺色です。まさかもしかしてストライプとナンバーは紺色なの?
確かに胴体前部の黄色はかなり明るく写っていますが写真のカラー調整で黒がブルーに変化するとは思えないし、これらの2枚の写真はかなり濃い目ですからブルーが黒に見えてしまっているのかも?





そして3枚目の写真を見つけました、どう見てもブルーです。そうしますとここで問題になるのがストライプとナンバーは同色なのか、それともナンバーは黒なのか・・・ 残念ながらこれを解明する写真は見当たりませんでした。
3枚目の写真でナンバーだけ少し違った色にも見えるんですが、これも「すりこみ」かもしれません。





そんな訳で少し時間を浪費しましたが、ナンバーは黒、ストライプはブルーで貼ることにしました。過去には3Mのスプレーボンド77番で貼っていましたが、数年経過すると浮いてきたり剥がれて来たりしますので最近はもっぱらアクアピットで貼っています、ほぼ水に近い状態です。
水ですから当然下地の紙は緩みますし貼る紙も同じ様に緩みます。乾いた時にはどちらかが引っ張られないように注意しないといけません、まあ何度も極薄の糊で修正しながらの作業です。





乾燥すればどうにかなる・・・ 時にはどうにもならない事態も起きますが慌てずもう一度筆を使って水で濡らし浮かせてから修正します。
スプレーボンドを使うよりは明らかに軽く仕上げることが出来ます。





反対側も同じ作業をしたら一度乾燥させてチェックします。





さて、問題のストライプですが先に水で濡らすともうフニャフニャになってしまい直線どころではありません、ですからガイドとして紙テープを貼っておくこと必須です。そして全体を濡らさず端を止めたら少しずつ移動して紙の隙間に薄い糊を流していきます、もちろん塗装の薄い紙なら上から筆で押さえつけても大丈夫です。





ストライプ状の紙は濡れた瞬間に伸びます。それを威勢よく引っ張りすぎると乾燥後にベースの紙に皺が出てしまいますから注意しながら・・・

呼吸と止めてのこの作業、酸欠になりそうで体に良くございません! ふーっ・・・


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Davis DA-2A No.11

2022-07-06 | PEANUT SCALE MODELS

焦って作ってると時々大きなミスをします、心の余裕が大切なんですがついつい忘れてしまうんですね。コックピットを眺めていて「胴体がデカイから操縦席丸見えだな・・・」

いや違う! 何か違う!

作るの忘れてました。紙貼り終わって、吹きつけ終わって、やっと気がつくなんて。しかしこれから採寸して作るのってそこそこ面倒です、何度も窓から小さな定規を差し込んだりして。それでも隙間が出来ないサイズに仕上がったらもう成功でしょう。

黒の紙を貼ってみます。





ゴムと干渉することもありません、軽い気持ちでメーター貼り付けます。





この機体(実機)の正確な操縦席の写真がありませんからここは想像の世界です。





うーーん、これでなんとか見られるようになりました。





ブラシ塗装が終わったのでナンバーの切り出しをします。

しかしまた問題発生・・・どうするよ。

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Davis DA-2A No.10

2022-07-02 | PEANUT SCALE MODELS


塗装作業は準備が出来ていないと「今日は乾燥してるから今からちょっとだけ・・・」なんて安易に始められないもどかしさ。
深夜であろうがマスキングが完了しスタンバイOKでしたら「今だ!」





吹き付け時間は数分、後片付けの時間のほうが圧倒的に長い、それが終わった頃には楽しいマスキング剥がし。





テープが浮いたりしてたら疲れが倍増します。さて今回は問題なく終了できますかどうか。





主翼の裏側はどこにも失敗の形跡は無く一安心。





こちらも宜しいかと・・・





胴体は白と黄色の間にストライプが入りますから最悪少しくらいはみ出そうが誤魔化すことも出来ます。
それでも剥がして行く瞬間はなぜか興奮します。
勢い良くテープを剥がして道連れにしないよう注意しながらね。





ですからテープの接着力が強すぎるのも問題、弱いと浮いて塗装が入り込むし、その絶妙の狭間を見つけるのは何度も失敗しないと分からないのかも。





側面より裏側は少し薄めに吹いています。ピッタリはまるようにしましたが塗装分だけきつくなるのでおそらくサンディングしないといけないかも。





調整して何とかはめ込みました。主翼後縁と胴体の隙間、実機ではつながっているみたいなので考えないと。





紙を切り取り埋め込んでみました。こちらは余裕で入れることが出来ました。





小物のマスク、その他補修用として同じ塗料で吹きつけ、A4シート1枚を一緒に作っておきます。





窓の部分も切り取ります。X状に切り込みを入れたらアクアピットを塗って内側に折ります。





乾燥後、余分な部分を切り取って終了。ちょっ完成に近づきましたね。


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