Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

真面目にLederlin 380L"Flying Flea" 再開編 No.5

2017-03-17 | PEANUT SCALE MODELS

作って飛ばしてその目的を一応完結したHergt monoplaneの余韻が残るまま、放置してあったレダーリンの紙貼りを始めました。

そのままか、チョーク攻撃か、エアブラシで白をより白くするか・・・なんて考えてましたが、白を軽く吹くことで決着。
この機体の塗装はゴチャゴチャしてませんから昔ながらの方法で進めます。ま、白1色ですから簡単ですけどね。





「昔」と言えば何かと1枚の紙でつなぎを無くして貼っていましたが、最近はその逆で少しでも紙を引っ張るような部分はそれを積極的に回避することにしています。
余程のことが無い限り無理に引っ張ることはせず、骨にストレスをかけないように成り行きに任せて貼っています。
そのほうが貼り手?のストレスも少しは減って精神的にもよろしいのかと?





アクアピットをバルサに貼りつく極限まで薄めて簡単な翼端裏側から順に貼っていきます。1枚で貼っていた裏側も今では3ピースです!





表側に至っては5ピース!部分的にテンションがかかる事を避け全体緩めに貼っております。





上下面の紙がオーバーラップする前後縁と翼端はちょっと神経使ってナイフが使えるところはスパッと、使えないところはサンド・ペーパーで・・・
手に持った時のザラザラした感触が嫌いですからなるべく念入りに仕上げます。





胴体も下面にストリンガーが2本入ったおかげで1枚で貼ると無理が生じますからシワが出て逃げられないときには潔く分割払いにした方が負担も少なく、作業時間も急がば回れ的なところがあります。





両面貼り終わってもかなり捻ることができる状態でアルコール吹きます。いつもこの状態で2~3日放置してあります。





紙貼り後に表面を軽くサンディングしたらこの勢いで白を吹きました。白以外の青ストライプと黒は貼りつける予定です。


久しぶりのトラディショナル工法でしたが、途切れることも無く塗装まで終わりました。


さて、問題はここから、天窓処理どーするんだろ・・・



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1918 Hergt monoplane No.13

2017-03-03 | PEANUT SCALE MODELS



















さて、早速の初飛行・・・

右旋回でサイド・スラストはこれくらいでダウンは少なめかも、重心位置はゴムなしでちょいとノーズヘビーだからいい加減な計算ではゴム積んで丁度良くなる勘定。これで思った通り飛んでくれればもうね、壁にぶち当たって壊れても良い・・・(悪い予感)

初飛行1回目:200回ほど巻いてそっと投げてみる!しかも重心位置測ってない!良い子は壁に向かって綺麗なグライド!旋回する気配全くなし!

旋回しようと頑張っているサイド・スラストをラダーがもみ消していると勝手に判断。ちょっと右にラダーを当てます。初飛行前にきっちり接着しない最近の機体ですが、これはリンケージの張り線が水平&垂直だけで6本繋がってます。今回はそれでもグイグイ角度が変えられるようにしました、あの細いパンスト用ゴムじゃありません。

初飛行2回目:今度は400回ほど巻いて右に突っ込む心配しながら投げます。おおっ!よろしいじゃございませんか!ピッチングが見え隠れしてちょっと不安定かな?中翼機の飛び方なのか高翼機と比べるとちょっとユラユラしてます。

初飛行3回目:とうとう背中押されて800回、良いのかそんなに巻いて? まあ飛ぶこと判りましたし、間違っても天井まで行くことまありませんから!しかしそのちょっとの不安定が死を招く・・・


https://www.youtube.com/watch?v=67Ts2f_0_ZY&feature=youtu.be


思ったより頑丈でプロペラだけが割れてました。そこで全部の衝撃吸収したんでしょうね。現場修理しないで家に持ち帰って直すことにしました。完成から3日で初飛行というこの機体でしたが、あの主翼平面形を見ると調整が厄介な機体かな?とか思ってましたが、そこそこの性能で今後も楽しめそうです。

飛んで良かった・・・

さあ、忘れないうちに、次の串形機待ってます。
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1918 Hergt monoplane No.12

2017-03-02 | PEANUT SCALE MODELS

8グラムの葛藤・・・どこで区切りをつけようが、ここから少しでもオーバーすると大変なことになるとかっていう話じゃありません。それでも作ってる人にとってはどこかに目標を決めて、そこに何とか落ち着くよう努力するものです。でもここはほんの少し目標を超えても、楽しむ時間が増えればそれはそれでよろしいものかと? うーん、やっぱそりゃマズイ・・・

そんな葛藤の末に紙粘土を買いに走るのであります。この機体のパイロットはコック・ピットのサイズからするといつものおじさんではちょいと役不足。それでも無理矢理肩幅広くして座高高くして・・・とか考えてる時間の流れは楽しいもんですよ。





紙粘土も種類が増えて選択肢は色々ですが、そもそも100均物と価格が3倍近くする上物とは何が違うのか? 細かな話、白は白でも微妙に色が違うし、粘土の粘度も違えば重さも違うのでしょう。しかしそんな違いはピーナッツに載せる人形にとってそれほど重要ではないかもしれません。





軽量紙粘土を光が透けるまで薄くして、表面にはボックス・ティッシュの1枚の5パーセントくらいしか使わない訳ですから、どちらかといえば塗料の重さのほうが効いてくるのかもしれません。最終的に紙粘土を使う重さは0.1グラム未満だと思います。





このパイロット、胴体の接着前に脳内洗浄いたしましたのでいつもより軽いはずです、ほんの少し。





紙粘土をちぎって丸めては張りつけながらどっち向いて座らせようとか空想の世界に入って行くとたまに抜け出せない時があります。ですからこれに没頭しちゃって造型師や原型師になっちゃう人がいるのもわかる様な気がします。この界隈は危険な領域なんですね。





空気と同じ位軽く作るという前提の下に仕上げることが最大の目標というか、それがピーナッツに載せる人形の「正義」みたいな?訳ですから、たとえ小さくても針金や金属なんかはご法度、存在感があってなおかつ軽いのが一番、それで機体の雰囲気が良くなれば大成功だと思います。





コックピットに収まる範囲で余分なところは切り取ります。内側を削り取るお仕事は塗装の後にしたほうが表面が硬くなっていて安心です。そして色付けしちゃいます。もうあまり凝らずにそっと平凡なオジサンにしました。





で、これは完全に「余分なお荷物」ですから、この分だけでもダイエット引き算することにしました。





そして引き算されるお相手は? ガァーーーン! もう考え直すことは出来ませんよね、お代官さま?





シリンダーを切り取る心の準備が出来るまで先にプロペラを取り付けました。両面で計3枚の紙が貼ってあります。バルサ自体はひ弱ですから紙の強度で何とか頑張ってもらっているようなもんです。





ノーズ・ソケットは円形ですから爪楊枝のピンを差し込んで位置決めします。可変スラストは長穴と角度調整でフレキシブルに。でもこれがフレキシブル過ぎて微調整するのが面倒な時も素直に白状するとございます。





さーて、シリンダーですがどこから勝負しようか迷います。何度もカウルの中に入れながら「見えない範囲」を確認します。そして少しずつ小さなニッパーで・・・





まだまだイケそうなんですが、ちょいと測ってみれば・・・





ほどほどのところに来てますから、微調整して同じ重さまで引き算しちゃいました!
これで君も大きな顔して座っていられるってわけよ。





コックピットに君を座らせる時がいつも一番楽しい時間ですね。だからといってこれをしなくちゃいけない訳じゃないけど、機体が完成した時より楽しいかも? なんですね。


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