Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

August... Nut Run... Appetizer no.5

2012-08-28 | PEANUT SCALE MODELS

なんだか忙しく更新が出来ませんでした。既にNut Runの競技は終了してしまいましたが、とりあえず製作の続きを・・・

3機の中、「軽量機」として製作中の機体紙貼りのスタートです。休日を利用して作ったデータをプリントアウトし、時間もありませんので早速機体に貼る準備をします。

白い紙へのプリントですが、白部分の発色は印刷したカラーと比較すると少し弱く感じてしまいますので、その部分だけ裏側から白いパステルを擦り込みました。最初は周りをカバーリングしてパステルを粗めのサンドペーパーで粉にして落としていましたが、時間がかかる!って事で全体に薄く広げた後にテッシュ・ペーパーで擦り込みます。「白」が「より白くなる」効果は「しないよりマシ」な程度ですが、一応頑張った証です。7日間でサラッと作る機体には必要無かった無駄な作業かもしれません。

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紙を擦る時しわを作らないよう周りをテープで止めておきます。

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何も考えず無心に擦る・・・その作業約10分間。そして今夜中に惰性で糊を薄め紙貼りの準備。

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最初は側面から始めます。糊はアウトラインのエッジに細くつけます。

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両面が終わったらネジレが無いか確認、ノーズから見て胴体後端が捻れていたらこの時点で修正するか、上下面を貼る時に修正します。 

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今回霧吹きはアルコールを水で薄めた物を少々。骨格が弱いので惨めな姿にならないよう控えめにしておきます。

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窓枠部分は内側に折り込んで接着、乾燥後に胴体内から余分な部分を切り落とします。

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胴体が終わったら主翼ですが、裏側はスプレーボンドを使って定盤の上で貼り付けます。上面は薄めた糊を使いましたが、霧は吹かずそのまま乗せる感じで貼り付けます。尾翼はすべてスプレーボンド、ノーズソケットや脚カバーも残った紙を使って一気に一晩で貼り終えました。プロフィールのパイロット、ソフィアならぬマリリンを乗せたらタイヤを付けてほぼ完成!

最後の細かな部分を見る時間はまだ必要ですが、一応「第7夜」は終了しました。こんな雑な組み立てで飛ぶんでしょうか?

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August... Nut Run... Appetizer no.4

2012-08-11 | PEANUT SCALE MODELS

-第4夜-
オリンピックとビールのお陰で「小物作り」は一時休止状態でした。まだまだ熱帯夜が続きますが今夜はボチボチ始動・・・

製作工程でいつも時間がかかるのはプロペラとタイヤ、バルサ・ペラはどうしても乾燥させて一夜放置、翌日ドープ仕上げし加工なんかしていると通常2日間コースです。昔は電子レンジに放り込んで深夜ベランダでドープ塗ってましたが、今は根性無しですから。

同じくタイヤもバルサを整形して色塗りしてシャフトの通るパイプ加工なんかしているとやはり一晩かかってしまいます。
ですからこの2つを一緒に行えば・・・良いかも?

20120810a_2

まずサンプルを用意、同じサイズのタイヤとペラを見つけて「こんな感じでなんです」なんて記憶しながら始めます。
ブレードを曲げるスプレーの空き缶が無いのでゴミ箱から回収、スプレー缶にサインペンで直接角度のラインを入れていましたが、本当にその角度で正確ですか?なんて聞かれたら微妙。そこで仕事のついでにこんな紙印刷してコレを巻き付けました。バルサ・シートにも同じようにラインを入れておき、2本のラインが一緒になればOK、気分的にもこの方が楽です。

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スプレー缶には角度をコピーしたシート、薄い透明フィルム、エサキの白、バルサ・シートを順番に重ね、紙テープを巻きます。水で濡らしたバルサ・シートの裏側に薄目のボンドを塗りエサキの紙が貼り付くようにします。ボンドの量が多いと表面がきれいな仕上がりになりますが重くなります。強度的な判断をしながらボンドの濃さと量を変えることにしています。

同時進行のタイヤは、中心のパイプには瞬間のノズルに使われている細いパイプを切って使うか、「ノイズレス・パイプ」の名称で売られている物をライターで熱してから引張って細くした物を使う方法と、爪楊枝をそのまま突き刺して瞬間で接着後に両面を切断し、その後ピンバイスで爪楊枝の中心に穴をあけてしまう方法がありますが、今回は爪楊枝を使いました。穴のサイズは0.6mm前後です。タイヤは黒のプラカラーで塗装して終了。

今夜はここでお休みなさい・・・

-第5夜-

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スプレー缶からブレードを剥がします。問題なく仕上がっていたら、ブレード表側を整形してエサキの白を裏側と同じように貼ります。もう一度紙テープで缶に巻いておきます。バルサ・ブレードはインドアで飛ばす時、壁に当ったり、当たった後垂直落下すると割れる恐れがあります。その為の補強で片面もしくは両面に紙を貼る事でブレードが飛散する事を防ぎます。

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1時間程そのまま放置して、その時間を利用してタイヤの中心に使う銀色の紙をサークル・カッターで切り抜いたらボンドで接着。プロペラシャフトの加工もブレードが乾燥する前に作っちゃいます。シャフト径は0.6mm、プロペラ・ハブは串カツ用の竹串を整形して長さは5cm。中心にピン・バイスで0.6mmの穴をあけたらひとまず完成。

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ブレードが乾燥したら周りを整形してハブが入る溝を切り取ります。2枚を重ねライン上にピン・バイスで溝の長さを決める穴を開けておきます。その後ハブの幅に合わせブレードの溝の幅を切り取ります。

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幅が広すぎるとその時点でボツ!!! ですからちょっときつめ?でOK。ピッチを決めたら瞬間で仮付けし2枚のブレードがブレないか回しながらチェック。心配でしたら「空中ジグ」なんかじゃ無い、ちゃんとしたジグを作って正確なペラを作ってください。

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これですべてのバルサのお仕事は終了です。後は「紙貼り」だけですーぅ・・・

あっその前にデザイン完成してませんが?

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August... Nut Run... Appetizer no.3

2012-08-06 | PEANUT SCALE MODELS

-第3夜-
ノーズソケットは写真の撮り忘れ!焦ってる訳ではないけれど・・・ 作りながらその工程をすべて撮る作業も、乗ってくるとついつい忘れがち、重めの2機は図面通り、軽量機はブロックを使わず、すべて薄いバルサでモノコックにしちゃいました。重心合わせに中へ「重り」を入れる事は「容易い」・・・?

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3本の胴体がつつがなく完成!

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ちょっと気分を変えて主翼を作ります。

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大量生産する方法をもありますが、使用する枚数も少ないのでリブは1枚ずつ切り出します。テンプレートは最初から作るのも時間が、そこで似たようなサイズの古い物を修正して使います。1機10枚ですから適当に切り出しておきます。

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後縁材はかなりハードなバルサを用意しました、最初はちょっと怖いんですネ。しかし硬い!練習には良いけれど。後は順番にリブを並べて接着して行きます。

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リブが終わったら前縁材を接着。

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その後スパーを入れます。前縁にあわせて定規を使い平行にカッターで切り込みを入れ、その後溝を掘ります。

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1枚目は左右1枚物で作ります、スパーを除いて前、後縁はその方がサンディングがし易く上反角の付く個所がきれいに仕上がります。ただしサンディングする時、注意しないと長いので壊します!

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接着が終わったらカッターナイフで前、後縁を整形します、ズボッっと行かない様に注意して。その後サンディングして修正。バルサが硬い事もあり、非常に楽です。

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上反角は一旦切り落としてから端面を整形して接着、翼端のカイモノは10センチにしました。

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左右接着したら完成、ここまで1時間。

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2枚目は30分、バルサも少し柔らか目の物を使いましたが、思ったほど重量は変わらず。

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そこで3枚目、今度はシートの厚みを変えてみました。翼端だけ厚くしそれ以外は極力薄い物を選択。

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スパーを入れる溝はリブが薄いので定規を乗せて掘るのは困難、そこで整形する時一緒に加工しちゃいます。

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リブを並べて整形し溝を掘るプレートを作ります。以前はリブが動かないように両面テープを下地に貼っていましたが、剥がすときにバルサが薄っすらもげちゃいますので今回は無し、並べたら横から押さえ、その個所を瞬間で止めておきます。

20120805b

整形が済んだらスパーの溝を掘ります。

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実際に使う物を入れてサイズを決めます。

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前、後縁もソフト・バルサに変更して開始。

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かなりひ弱な翼ですが何とかなるでしょう。

これでペラを除き重要な部分は完成しました。3日で3機ってことは1日1機?
でもここから時間がかかるんですネ、本当は。

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この状態で重い機体が3グラム、軽いものは1.4グラム位ですがこれからどんどん増えて行くでしょう。
それでも3夜にしてここまで進みました。もう一晩でペラを作ったら、イメージしている機体表面のデザインをパソコンで試験刷りしないといけません。

コレ時間かかるんですよ!

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August... Nut Run... Appetizer no.2

2012-08-04 | PEANUT SCALE MODELS

-第2夜-

胴体側板の続きを始めます。眠くなって来ると集中がとぎれ、醜い個所もチラホラ・・・見逃せないような部分はもう一度角材を取り替えて修正。

フィルムから剥がしたらフィルム面(胴体外側)のサンディングをします、角胴完成後に仕上げをしますからここは軽めに。

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側板2枚が完成したら立体組み立て作業。胴体前部は同じ幅ですから同じ長さの角材を20本程作っておきます。同じ長さでノーズとギア部分のバルサ・シートも切り出しておきます。

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後は簡単、ネジレに注意して角胴が出来たら後部の狭くなる個所から切れ目を入れてバキッと折り、後部左右2枚が直線になるように組み立てて行きます。書くと簡単ですが、側板が波打たない様に、そして後端が胴体中央かつ垂直に仕上げる作業は難しいと言えば難しい・・・仮止めしながら進めていきます。

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ちょっと慣れて来ましたから、もうワンセット惰性で進めます。1号機より少しは美しく出来るようになれば、まだ「伸びしろ」はあるって事?

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2号機は最初の側板が完成したらサンディング後にアウトラインに沿ってフィルムを切り取ってしまいました。こうすることによってアウトラインがより正確な2枚が出来る!か、なんてネ。

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結果はまずまず・・・かも? 2機目の側板も念入りにサンディングして終了。

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その後はダラダラと同じ作業の繰り返し、2機目ですから少しはマシな胴体が完成。余勢をかって3本目の胴体は軽量化して又同じ作業、そろそろ完全に飽きて来ますが、この瞬間が能力的に最高に近いモノが出来ると思っているわけであります、勝手に。

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さて今夜はこの辺で・・・明日の夜はノーズソケット!

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August... Nut Run Appetizer no.1

2012-08-02 | PEANUT SCALE MODELS

あれはいつの夏だったんだろう、あの夏はもう来ないのか? いや、きっと来る、庄内の暑い夏・・・

「8月初夜」最初の一歩は思ったよりつらいゾ,、きっと。

久しぶりのバルサです、重量と強度に対する脳内感覚はもうすっかり消えちゃっています。これが回復するのに少しばかり時間が必要ですよ。下界の暑さを感じない涼しいお部屋で1人静かに始められる環境だったらスイスイ・・・なんでしょうが、座った途端汗が噴き出す室温33度!おまけにエアコン嫌いな発熱体の「くっつきネコ」がいる!

でも頑張る、8月だもんね、「庄内夏のお祭り」まであと3週間しかないもんね。
1週間もあれば1機は出来そう、3週間って事は3機は可能って事?
先ずは角材の先端を正確な垂直に切る練習から始めないと・・・(間違いなく初心者) 

でも、このスタートする瞬間が一番楽しいネ!

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指先の感覚を取り戻す為に簡単な水平尾翼から始めます。質の良い軽量バルサだとサクッと切れるんでしょうが、ハード・バルサだとそれなりに切れ味も悪いし力も要る。でもカミソリで垂直に切り落とせない今の状態では、ちょっと硬めのバルサで練習始めましょ。

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1枚作ってはみたけれど、もう少し軽くても(柔くっても)いけそうな気が、そして2枚目。感覚が蘇って来る!はずですがそうでもない?もっとヘニョヘニョでも良いことは解っているけど、力の入れ具合が未体験ゾーンでどうしても安全側にシフトしてしまう。ま、いつも最初はこんなもんです。使い物になるかどうかは別に、「紙貼り超危険ゾーン」のヘニョヘニョも無駄と知りつつ1枚作ってみる。手に持ってる間に壊してしまいそう、でフィルムから剥がす時やはり見事に壊す、再度同じ作業をしてそのまま放置。指先に敏感なピンセット埋め込みたい気分。

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バルサを持つ指のしなやかさ、良い感じで動き始めたらペースは上がる・・・

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結局6枚も出来てしまった水平尾翼、ちょっと(冷や)汗かいたお陰で力のコントロールがうっすら覚醒、その余勢で垂直尾翼も一気に仕上げる・・・ もう完成した気分!尾翼だけですが。

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胴体側板も同じ様な作業、バルサの使用量が増えるので軽めの物を使いたいのは山々、でもネ今は無理!山登りで足を滑らせ必至に岩にしがみつく時の力は覚えているけど、微妙な力の入れ具合なんて忘れちゃってますもの。

そして側板の第一歩は何処からバルサを置くかで迷うんです、最初の1本(2本)はコレ。ここで使うバルサでおよそのバルサが決まり機体重量が決まる、ちょっと大げさですが重要な「最初の1本」なのであります。

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その後は流れ作業的に窓側を作り、胴体後部へ進んで下側を切り落として1枚完成。カチカチ(重いの同義語)ではありますが、「最初の1枚ですから・・・」と慰める。でももう1枚は同じ物を作らないといけないサガ、で頑張る。

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三角材(ガセット)は簡単そうで難しいパーツ。同じサイズでしかも90度に切り出すには何か治具が必要、もしくはプリントした紙を貼って切り出すかしないと私には無理。今まで10個作って1個合格の「下手な鉄砲」作戦を貫いていましたがMINAMI製のコレを頂いたお陰でその精度は確率99%、しかし今までの悪しき習慣?でいつも多めに作ってしまう!

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フィルムの上に1枚の側板が完成したらその状態でサンディングしちゃいます。角材の微妙なサイズ誤差を修正する目的ですが、胴体内側だから必要無いって? 側板2枚を立てて角胴にする時その誤差が影響してブレが出ちゃいます。

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フィルムを裏返して同じ作業をします。バルサ切断面の工作も裏側(最初の1枚)と同じ位置で、外形(アウトライン)は忠実にコピーして同一の物を作ります。位置あわせに都合が良いので、切り落とす個所は最後まで残しておきます。

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第1日目はこのあたりで、水平尾翼6枚・・・どーする?

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