Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Glenny and Henderson "GADFLY"  No.4

2019-09-27 | PEANUT SCALE MODELS







時間を気にせずダラダラと塗装をするってこと、実は大変なんです。こんな作業は出来る限り短時間でサッと片付ける、そして部屋からシンナーの匂いを消してしまいたいと誰だって考えます。以前の大きな換気扇があった作業場で深夜に塗装してた頃は誰にも気兼ねなく出来ましたが、近頃はそんな訳にもいきません。ですから少しでも早く済ませたいと思うのが人情、しかし時間に追われてする塗装なんて必ずどこかでミステイク! 

気分的にだけでものんびりすればそんな失敗も少しは防ぐことは出来そうです。マスキングの浮きをチェックをしたり、色合いの感じをじっくり試し吹きしたり、塗料の濃さを調整したり等、ここまでの仕事量がブラシ塗装のおよそ80%位なんですね、次の10%が本番でしょうか。そして塗装が終わった後のシンナー遊びが10%。そう考えると全体のわずか10%ですべての結果が決まってしまう実に「理不尽な工程」でもあります。


ここまでのお仕事でなんとか完成する下地みたいなものは出来ましたから、ここからは細かなパーツと組み立てに入ることにします、色々訳あってちょっと先になりそうですが。









「30年の軌跡・・・  ウエストが68センチだった頃の1986年から」

長く同じ趣味を続けていると嬉しいことも引き連れて時は過ぎていきます。










「ずいぶん長く続けてるね、俺たち!」みたいな2枚の写真がエンリケ・マルツさんから送られてきました。

1枚目は1989年に撮られていた写真、2枚目は今年2019年8月に撮らた写真。機体は違えど左はイスラエル・フィルハーモニックの指揮者ズービン・メータさん、右はそのオーケストラのチェロ奏者エンリケ・マルツさん。どちらも素敵な写真であります。
生涯をずっと音楽活動に捧げるお二人の記念写真ですが、そこに一緒に写っているピーナッツは紛れもなく私とエンリケさんが30年続けてきている証でもあります。
「お前と写真を撮る時はいつも模型飛行機を持たされる、まだやってんの?」とズービン・メータさんは呆れているかもしれません。

そして1989年から遡ること3年・・・







庄内緑地で撮った1枚の写真にあのアルコスポーツが!
持ってるのは1枚目の写真でズービン・メータさんが手にしている機体なんです。
一体どれくらい飛んだのか記憶はありません。I.M.Sから販売されていたキットを買い、ハーレー・ダビッドソンのエンジンを積んだこの機体を作ったことはもう記憶からは消え去り、唯一その残像が残っているのはこの写真だけです。

1985年には最初の庄内ピーナッツコンテストが行われています、ですからその翌年1986年夏の庄内緑地で撮った写真ということになります。



機体はともかく68センチかー・・・・(なみだ目)


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Glenny and Henderson "GADFLY"  No.3

2019-09-09 | PEANUT SCALE MODELS


衝動的にサークル・カッターでシリンダー用のフィンを切り抜いた記憶は残っていますが、それでもう出来上がった気分、しかし何も進んでいません。ABCスコーピオンのエンジン資料はもう十分過ぎるほどの準備が出来ていますから、その写真を見ながら脳内整理して材料を選んでいきます。おそらく想像の範囲ではアレとアレを使ってそこそこ似たようなブツは出来るね・・・とか。ま、それはともかく手を動かせよ!ってことです、考えてばかりいないで。





シリンダー・ヘッドあたりから攻めていきます。アルコ・スポーツの時にちょっと頑張って作ったローレンス・エンジンはそれなりの存在感でしたが、今回はエンジンのサイズが少し小さなこともあって、あれほどのインパクトはありません。オイルでコテコテになって古ぼけた感じで作りますか。


ちなみにアルコ・スポーツのローレンスエンジンはこちら


ピアノ線とかはなるべく使いたくないということで、カーボン・ロッドと薄いアルミのシートでちょっと試してみます。カーボンの太さがバラバラなので最後にサンディングして合わせます。





コイル・スプリングはどーする? 細めの丸棒プラ・パーツを竹ひごに巻きつけてシルバーに塗装。しかし瞬間で止めないとどうしても緩んで来てしまいそれなりに面倒。そこでスプリングの内側に紙粘土で丸棒を作って中に押し込みそれに接着、随分遠回りして厄介なことを真面目にしてます。





シリンダー・フィンはサークル・カッターで切り抜いてますから中心に穴が空いています。そこに針を指してズレないようにシリンダーを作っていきます、「積木くずしの倒れかけ」みたいにならないように真っ直ぐ出来れば合格とします。差し込んだピンを抜く前に極薄の瞬間をフィンの間に流します。これで面倒な部分は乗り越えました。





パーツを合体させてみます。この時サイズが不揃いですとアンバランスなエンジンになります、左右のシリンダーが対象になっていないといけませんから調整はそれなりに慎重にしないと・・・





一度明るいシルバーグレーを塗って感じを見てみます。塗装してみると判る不出来な箇所が必ず出てきますから、「アラ」が目立つところは修正しておきます。





同時進行のブラシ塗装は一気に片付けようとしないでダラダラと。シルバーに引っ張られて赤が少し暗い感じ・・・



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする