Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Alessandro Anzani 3cylinder

2011-10-23 | PEANUT SCALE MODELS

星型エンジンの原型になったとも言われるアンザニ3気筒エンジンはシンプルで前回のアルコやVWエンジンと比べてもそんなに難しいシロモノではありません。その上ファルマンに付ける場合はバラスト代わりに作る様な物ですから重くなっても大丈夫!
そんな程度のいい加減な準備で始めますが、頭の中は「アンザニ」で一杯にしておきます。

20111020a

ノーズ・モーメントの短さから機体後部のパーツはかなり軽く作ってはいますが、主翼を差し込んで重心をチェックしてみると絶望的な重さを必要とします。シリンダーは紙粘土なんか使わずに、いや使っても良いけどピストンは鉛の固まりなんか仕込まないとバランス取れそうにありません。今回は軽量プラスティックを肉抜きして紙粘土よりは頑丈でちょっと重いシリンダーにしました。クランク・ケースは適度な厚みのバルサが手元に無かったんで張り合わせで我慢、そこそこのお化粧をしたら完成。

20111020b 20111020c

排気管の方向で3気筒の位置関係は決まってしまいますから印を付けておきます。

20111020d 20111020e 

プラグを取り付けて塗装をすれば完成。先端までの道のりが長いプロペラ・シャフトの取り付け方法に悩みます。可変にするか、パイプもろとも瞬間で固定しちゃうか?一晩考えましょ!

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Very slowly! Colored Covering Tissue for Farman no.4

2011-10-20 | PEANUT SCALE MODELS

地盤を固める・・・・独り立ち出来るかな?
エンジンの製作を始める前に色々な小物の製作や加工のお仕事を見つけて済ませておきます。まずはランンディング・ギアですが、タイヤは置いといて足回りの加工です。胴体からピアノ線が生えていませんから、独立の車軸で軽く済ませましょ。ふかふかバルサでも両側に木目模様の紙を貼ったら必要以上に頑丈!これならタイヤと一緒にもげる事もなさそう。開き具合を調整して2本の竹ひごを渡すと更に頑丈!ここへタイヤを直接イモ付けしても?

一晩の作業にしてはかなり牛歩、仕事が忙しくて1週間ほど触れなかった分、時間も必要でした。糊固まってるし、瞬間詰まってるし、カッター切れないし・・・

20111015a 20111015b

どこからともなく現れたWALKMAN君、懐かしさのあまりちょっとお掃除してワックスかけてお化粧しました。これ何年前のブツでしょうか、20年は経ってると思いますが。こんなに大きくてラジオしか聞けない、確かカセット・ケースと同じサイズのカセット・ウオークマンよりも古い代物です・・・これを買った当時、名古屋のFM局は2つしか無かった、と思う。流れているのはいつも民謡と歌謡曲・・・・わずか半年で元箱に戻って納まっていました。イヤホーン買って乾電池入れたら音出ますかネ?ソニー・タイマーの仕込まれていない時代ですヨ、きっと。

20111015c

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

North end of Lake Biwa

2011-10-11 | SNAP SHOTS

遊びの天才達が集まると楽しい時間が降り注ぐ・・・

バルサの粉とグローエンジンの臭いに酔いしれた若き頃そのままに40年後の今、同じ顔ぶれで同じ趣味を楽しむ事が出来る、そんな幸福な時間は長い人生でもそんなに巡っては来ない。だって難しいと思う、集まるみんなが元気で、仲が良くて、今も同じ趣味を持つ事なんて、色んな幸運が重ならない限り実現できないし、それなりのパワーも必要なんだ。

20111011a 20111011e

20111011c 20111011i

鏡の様な最高の滑走路を提供してくれた奥琵琶湖の静かな湖面と穏やかな風、そして秋色の空、もう何も言うことございません・・・

20111011b 20111011d

20111011f 20111011h_2

初飛行の機体だって緊張はするけど、40年前の初飛行と比べればちょっと余裕・・・

20111011g 20111011j

20111011l 20111011k

みんな幸せになれる時間・・・

20111011n    

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Colored Covering Tissue for Farman no.3

2011-10-10 | PEANUT SCALE MODELS

木目模様の色合いは下地となるバルサの色によって大きく変わります。何度も色の濃度を調整しながら貼ることが必要なんですが、今回はイメージだけで済ませちゃいました。これではいけない!って事で、次回からの為にサンプルのカラーチャートを作りました。白の部分はやはり下地が透けてしまってどうにも綺麗に見えません。そこで塗装した白い紙にアルプルで黒印字、これも思ったほど綺麗に出なくて結局手書き・・・「すべてを機械に頼っちゃいけないぜ!」って事ですネ。

20111001g 20111001h

胴体のエッジは紙を切り取る時に神経を使います。重ね合わせると色が濃くなってしまうし、隙間が開いてもみっともないんです。同色の修正ペンとか使って失敗は目立たないようにします。これで胴体前部の金属部分を残すだけとなりました。これからアンザニ3気筒の資料を集めます。

これがこうして・・・こうなって・・・

20111010a_2

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hodaka Mountains!

2011-10-05 | SNAP SHOTS

穂高初冠雪・・・そりゃ寒いわ!

朝ゆっくり名古屋を発ち、午後には新穂高の駐車場に到着。片道200kmの行程も郡上までは高速、せせらぎ街道経由で高山観光地は通過、平湯トンネルを越えればもう別世界。

テント泊覚悟ですから荷物はちょっと多めですが、今回食事は山小屋で済ませる事にしました。一品料理なら食べられそうです、たとえばカレーとかラーメンとか・・・作れよ自分で!

新穂高温泉の無料駐車場からのんびり蒲田川沿いを歩きます。ここから約1時間でわさび平小屋に到着。時刻は午後2時半、頑張って登れば鏡平山荘迄行けない時間じゃないけれど、所要時間は標準で3時間半必要、鈍行ハイカーは4時間みとかないと心配。この時期午後6時半到着なんてもう真っ暗ですから危険が一杯、それに鏡平はテント禁止ですから小屋泊になっちゃいます、テント担いで登っても。

20110930b 20110930c

20110930a 20110930d   
今日のところは「わさび平小屋」キャンプ場でまったりする事に・・・ でも誰もいない、ちょっと怖い気分であります。美しい緑に囲まれてビールを飲みながら設営開始、床はきれいですがちょっと硬めです。今夜の気温は3°位ですからどっちにしても寒いこと間違いなし、今回からマット2枚使用の豪華装備ですから、下からの冷気はちょっとだけ防ぐことが出来そうです。そして午後6時には完全な真っ暗闇、飲みながらそして酔ったまま睡眠、3時間熟睡してまだ午後9時、夜が長いぞこれは!

その後、酔いが醒めたら1時間位で寒くて目が覚める。深夜2時からは30分刻み・・・早く明るくなってくれー。

20110930e 20110930f

20110930g 20110930h

5時30分、うっすら明るくなると撤収開始。今朝はパンもコーヒーも無し、あるのは昨日買ったコンビニおにぎりただ一つ、凍りかけたお茶を飲みながら歩き出す。結局昨日は4枚着てその上に夏用シュラフ、ズボンのポケットには使い捨てカイロ、これで何とか震えることは無かったけど暖かくも無かった訳であります。

20110930i 20110930j

20110930k 20110930l

20110930m 20110930n 

チェックポイントを確認しながらどんどん高度を上げていきます。平坦だった道路も落石で危険な個所や大きな岩だらけの道になってくると景色が変わってきます。小池新道は岩に付けられたマークの数は多く、道に迷う様なことはありません。

20110930o_2 20110930p

20110930q 20110930r

そして歩くこと4時間、稜線に出ました。そして目に飛び込んできたものは・・・・グァーーーン!

20110930s 20110930t
槍です、しかもいつもの槍とは違う「裏槍」で小槍付です。
このお姿を見たさにここまで登って来たわけでありまして、天気は最高、風も無し、鏡平山荘でビールとおつまみを買い、荷物を下ろしてテラスで1人宴会。1時間見ていても飽きませんネ!梓川をはさんで表銀座から見る穂高連邦とはちょっと違うけど、見劣りするどころかこちらの方が勝ってるかもヨ・・・

20110930u 20110930w

唯一山荘近くのポイントで1カ所だけつながる携帯からこの素晴らしい状況を話すと「ゴメン、仕事入っちゃった!」って今夜中に帰れって事か? よってここから双六小屋まで前進することは出来なかったけど、もうこれ見たから今からでも下山出来そう、足下ちょっとふらついてますが・・・・

20110930x 20110930v_2

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Colored Covering Tissue for Farman no.2

2011-10-02 | PEANUT SCALE MODELS

プレ・シュリンク(あらかじめ機体に貼る前の紙を湿らせて縮めておく)した紙を極薄ドープのハケ塗りで紙の表面ケバを寝かせたものを印刷に使いますから、やみくもにプリンターで印刷かけるわけにも行きません。どうしても何処かに問題が出てきますから数回の位置あわせと色あわせが必ず必要となります。

ドープでコーティングされた紙の表面はインクの染み込みが少なく色の出具合が全く違ったものになることだってあります。白い紙を貼った後に色々と加工をする作業も大変ですが、貼る前に出来ることをやってから紙貼りするのもそんなに簡単じゃございません。どっちも面倒で楽しい?作業に変わりないですネ・・・

20111001a 20111001b
エルロンラインを入れ、張り線の位置を確認したら翼紙の印刷、でも今度は張り線の位置とレタリングの位置関係が微妙に違ったりで悩みます。コピー紙に印刷して位置確認すること数回、何とかイケソウな予感、で本番開始!
胴体木目の色合いも本番用の紙では少し違った感じの色が出てきますので、濃度を変更してみます。バックが白で8番の部分はインパクト弱そうなので別に白塗装の紙にくっきり印字で仕上げることにしました。

20111001c 20111001d

戦い済んで日が暮れて恐る恐る尾翼に貼ってみます。濃すぎず・・・濃すぎず・・・・薄いんですねちょっと? でも控えめで気品ある?感じでしょうか、気品はどこにも感じられないけど。リボンテープを使うアルプスにはエッジのコントラストやストレートさで完敗です。しかし全体を覆う「色」として使う場合や雰囲気はインクジェットプリンターが勝っています。こうなると次回はベースはインク、ナンバーレタリングはアルプス、最期に裏からチョークなんて事にもなりかねません、かなり面倒ではあります!でも「アルプス直線番長」いまだ健在です。

20111001e 20111001f

胴体もちょっと貼って感じを見てみます。イイと思えばイイ・・ま、それ以上考えないことですか?もちょっと暗い方がよろしいかもネ。

20111001g 20111001h  

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする