Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Pegna P.C.1 No.2

2020-01-16 | PEANUT SCALE MODELS
ウッ、うーーん、主翼はどうやってつけるんだろ・・・
「シンプルかつ正確でしかも紙貼りが楽な方法ってあるんですか?」 と、聞いてみたりする。

胴体に串刺しするスタイルになるのは判ってますが、折角美しく並んだストリンガーを何本犠牲にするんだろう・・・とか、大げさなプランクしないで紙貼りに苦労しないで済む方法なんか考えてると小心なボクは夜も眠れなくなります。

ま、それは置いといて。 胴体下面も加工しちゃいましょう!選ばれし角材も残り少なくなりました。







キャンバーが付いている前部はなるべく本数増やしたほうが美しいカーブが出ると思います、いっそのことプランクしちゃったほうがもっと美しいかもしれません。薄いバルサ使った方がもしかすると軽かもしれないし・・・、でもシートでこのライン出すのはそんなに簡単じゃないし、一瞬考えましたが即却下。







ちょっと同じ作業で飽きて来ると途端に角材が整列しなくなります、しかも角材1本一本をかなり捻って溝に押し込んで行きますから乱れます。







それをもう一度修正すると・・・悲しいことに溝の幅は広くなります。みっともないからもう一度余分な隙間を埋めていく作業なんかをします。







面がデコボコになっていないかサンディングしながらチェックします。致命的な箇所も無くなんとか終わりそう。







どうせバルサ屑がいっぱい出ますからソケット部分も一緒に片付けちゃいます。流れるような美しいラインを必要とするのは下面の方で、この胴体のフロート・ラインが「肝」ですね。







こんな作業のいつもの失敗例は「削り過ぎ」です。痩せちゃってるのが一番醜いですから、ガシガシ削らないで慎重に。
全体のラインを決めるならスピンナーも一緒のほうが簡単かもしれないとここで気づく・・・ が、もう良いんじゃない?






ディープVボートのラインをイメージして削りますが、そっちばかりに走ると「ところで実機はどうだったの?」という基本を忘れてしまうんですね、いつものことですが。







とりあえず胴体から続くラインを壊さずにサンディングしました。先端部分はもう一度お勉強しながらスピンナーのラインと結合させましょう。







そして、工具を探していると思わぬ方向へ脱線していく・・・
別世界のプロペラとか、ラジコン用極薄フィルムとか、「何でこんなもんあるんだろう」というものが出てきて作業は中断、いつものことですが。







やっと見つかり、航空ベニヤ製のディスクを作る事ができました。日頃あまり使わないチャックはいつも「宝探し」です。







今度は同じく見つかった掘削ノズルを駆使してノーズ・ソケットの裏側を削ります。楽しいけど部屋中ホコリだらけ!







ノーズが長い機体ですから、おそらくテール・ヘビーになることはありません。逆にノーズ・ヘビーの心配もありますからね。







外側もちょっとだけ削ってみました、スピンナーが出来たらもう少しがんばります。







裏側はもうこんな状態!ソケットのはめ合わせは「芸術的・桐たんすの世界」にあと一歩。







指で押し込むとゆっくりと入って行き、このへんからちょっとだけ重くなる・・・







そして最後はピッタリ! 疲れた・・・



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Pegna P.C.1 No.1

2020-01-06 | PEANUT SCALE MODELS






謹賀新年
「何してたの?」とか聞かないで・・・

寒くなったら水上機ネタ!
ある日、友人のバーナード・ガスト(Bernard Guest)さんのサイト(https://hummingbirdmodelproducts.com/)を覗いていたら。

ルボッシュ・コートニーさんの過去に見たことのないペーニャ(Pegna) PC1の図面を見つけました。モデルビルダーにも以前同じバージョンのピーナッツ図面が掲載されたことがあります。でもその時はなんだか触手が動かずでした、何でしょうね図面の持つ誘惑力が弱かったのかも・・・ピアッジョ・ペーニャ(ペグナとも呼ばれています)と言えば最初に出てきますのはあの奇々怪々P.C.7の方なんですが、これは1929年シュナイダー・トロフィー・レースに参加することを目指して製作されました。スクリューは付いているけど逆にフロートは持たないという水上機ですが、残念ながら離水できず開発が中止された機体です。後年出てきたシーダートと同じその発想は納得できますが、ジェットとプロペラの差は大きかったのでしょうか。こちらのP.C.1はそれ以前の機体でスクリューは持たないけど先端のエンジン部分が上に持ち上がってプロペラの推力だけで離水するという発想の機体です。

ま、そんなわけで図面に惹かれ、知らないうちにバルサを揃えたりしていました。
主翼はかなり個性的で、美しい曲線で翼端まで走る前縁が魅了的といえばそうですが、面倒といえば面倒!ラミネートで前準備しておかないと、「今夜で完成」なんて荒業は受け付けてくれません。そこで後戻り?出来ないように、「正統派」胴体からスタートしました。心の中では尾翼なんかから始め、嫌になったらやめてしまうことなんか良くありますが、それに比べると胴体から始めるほうは少なくとも「正統派」じゃないかな?という個人的な考えで大きな意味はありません。どこから始めようが人それぞれですもん、完成させることが目的です。







フロートを余分に作る必要のない飛行艇のような胴体、当然下面は少し面倒なんですが通常の製作法で行きます、まずはここまで。思ったより簡単じゃありませんか!







さてここからがちょっと面倒、パーツが増えるので嫌なんですがセンター・キールは「真夏の線路」みたいに波打たずピシッと直線であること!
それが意外と難しい・・・







何度も修正を繰り返し、なんとか直線に近くなってきました、この直線を出すために胴体が捻ったらあきまへん。







今度は上面。こちらは簡単でしょ!と思っていました、最初は。かまぼこ上にストリンガー埋めていけば終わりですもん。







ゴムの通る近辺のクリアランスを考えてバルサを垂直に立てたら、最初に取り付けてあった角材を切り落とします。







最初の1本!これも真っ直ぐにこだわって調整します、瞬間流すのは一晩おいてから。朝になって見ると「おいおい!」なんてことがたまーにあります。







その後は惰性で両側に展開していき、同じ間隔で溝を掘って行きます。ま、たまにはおかしな所が出てきたりもしますから、接着するのは最後まで我慢します。







今の所は順調です! これで最後まで行けば今夜中には終わる・・・







つつがなく終わりました。そんなに苦もなく、ただただ溝掘って曲がり具合いが対象になってるか気にしながらやってしまえば・・・

この時点でも、最初と最後だけは接着してありますが中間はフリーな状態です。
「もう絶対自信ある!」と心に決めたらおもむろに瞬間流します。

いやー、そんなに難解な部分もなくただただ手を動かしていれば先に進めました。







「ところでさー、主翼って何処に通すの?」という素朴な疑問、忘れてましたよ面倒な作業を!!!





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