Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Nesmith Cougar No.3

2023-06-29 | PEANUT SCALE MODELS
コレがないとネスミスじゃない!





良く見かけるネスミスの三面図には必ず描いてあるんですが何故か形状が全く違います、途中で変更になってしまったの?
その詳細はわかりませんが一応写真通りに作ることにします。





前縁を切断するのは少し勇気が必要ですがボックスに近い作りなので大丈夫。





整形したらちょっとだけ負荷をかけてみます、ここで捻じれることもありません。





何か忘れ物は?あるでしょ・・・
とか、考えながら一気に紙貼りをします。





使用する紙は白にインクジェットで黄色と黒を印刷したもので、こってりインクが乗らないようにかなり薄く印刷しています。インクを濃い目にするとにじむ確率も高くなりますから必要最小限の省エネ印刷にしました。





胴体側面はスプレーボンドで貼りつけています。今回使用している「PLUSのスプレーのり」は3Mの55番よりも接着力が弱いので経年変化で剥がれてきそうな不安はありますが、最終的には紙と紙がオーバーラップする箇所には水性ボンドでシールしますから問題は起きないでしょう。





胴体の両側面を貼ったらエッジから数ミリ残して切り取り折り曲げて貼りつけます。





上下面は折り曲げた部分と乗せた紙の隙間に面相筆で水性のりを染み込ませて貼りつけます。





背中のラインが命!ですから紙を貼る前に角材のラインを修正します。





窓部分はペケに切れ目を入れたら内側に折りこみます。
薄めたのりで押さえたら乾燥後に余分な部分を切り取ります。





操縦席はこのダッシュボードがないと間抜けな感じになりますからメーターパネル含めシンプルな作りです。





排気管とインテークを取り付け、脚はスケール感を損なう細さのピアノ線にもパイプ状の葦のストローを割って張り付けます。





主翼の差し込み部分は出来上がっていますから押し込むだけ!
後縁材付近に位置決め用の0.2mmピアノ線を差し込んで微調整します。
上反角が決まったら支柱を取り付けます。
全体の製作工程の中でもかなり興奮する「最後の砦」みたいなシーンです。





主翼と胴体に隙間が出来ませんように・・・





尾翼を仮付けしてネスミス君が「カタチ」になりました。





これから重心位置がどのあたりなのかを調べます。
この機体のバランスを見るとゴムを積まない状態ですとノーズヘビーになるかも?





プロペラユニットを除いて完成状態です。
そして問題の重心位置はソコソコ良いところに来そうです(願望)。
駆け足で製作した機体ですがここまでトラブルもなく来ました。
最後に作るプロペラユニットはいつもより重くならなければ大丈夫・・・





パーツとして完成した状態、重くならないよう真剣に手抜きしてます。





スラストが決まれば金属ビスは取り外し瞬間直付けの予定ですが、そこまで必要ないかも・・・
薄く削ったスピンナーが割れませんように・・・


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Nesmith Cougar No.2

2023-06-19 | PEANUT SCALE MODELS

ネスミスの「キモ」はノーズと背中に走る1本のライン!

個人的な感想ですがこのあたりをきっちり抑えれば似たような機体と間違われる事も無いように思います。





そこでノーズソケット。 予め整形した1本のバルサを四隅に貼ることにしました。中抜き整形するより簡単ですし美しく仕上げることが出来ます。
中央にスピンナーサイズの航空べニアを貼りつけてそれ以外の部分はリューターで削ることにします。でも重心の関係でテールヘビーになってしまったらオヨヨ!もう少し様子を見ることにしますが中に埋め込むシリンダーヘッドだけは紙粘土で作っておきます。





想像より小さな機体ですからパイロットを乗せるならコックピットに無理やり押し込むくらいのデカいサイズになりますね。今回はそこまでするかどうかは未定ですが・・・





飛ばすことに関してテールウインドと比較するとネスミスの方が難易度は高いようなので、水平尾翼は図面では実機標準で小さく描かれていますが10%くらい拡大した方が保険として安心できると思います。





主翼はペックの図面に影響されてかどうか?リブの枚数はしっかり充実しています。最初は赤のラインだけにしてみようか・・・なんて考えましたが図面通り。





「ネスミスの証」みたいな主翼になりました。





前・後縁を整形したら翼端の加工して完成です。胴体との接合箇所は最後に考えましょう。





まあ、それなりの重さ・・・
付け根の差し込み部分はちょっとだけ補強しておきます。





カーボンシートを取り付けて胴体にプスリ!
隙間なく差し込めば上反角が少しだけ付くように胴体側のリブを寝かせてあります。





2枚のリブがツライチになるようにサンディングします。





後退角・前進角が付かないように一直線になるようにお祈り・・・





これからどんどん増えていきますが今のところは・・・





細かな部分を除いてこれで木地は完成!


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Nesmith Cougar No.1

2023-06-13 | PEANUT SCALE MODELS

2023夏・ネスミスで遊ぶ





去年の夏はオートジャイロのイベントでかなり凹みましたから今年はそんなことがありませんように・・・ってことで、黄色と黒のネスミス。

今から35年程前、東京の萱場達郎氏(故人)からネスミスの資料を頂きました。その中に雑誌の表紙に写っているネスミスのコピーがありました。アメリカンモデラーの1959年2月号とありましたが、残念なことにモノクロコピーですから「このネスミスは何色なの?」という疑問をずっと抱いておりました。当時すでにペックのキットは絶賛発売中でしたがそのキットには赤の紙が入っていてNナンバー3641 と紹介されていました。当時この実機を検索しても確かな情報を探し出すことが出来なかったことを記憶しています、この赤い機体は何処へ行ってしまったの? 時が過ぎ、現在同じようにネット検索してもこの赤い機体の情報は集めることが出来ません、しかしNナンバー登録時のオーナーは解りましたのでそちらに問い合わせ中です。





そんな&こんなで古くから大切に持っていた表紙のコピーですが今ではネットで簡単に探し出すことが出来ました、しかもカラーですぞ!
同じく検索中に見つけたペックのサイトのネスミスも赤からこの黄色と黒の塗装に替わってるじゃありませんか!
そんなわけで今年の夏はこの機体でワンデザインコンテストでもという話が持ち上がり、新たに図面も描いてもらう事になりました。

この2枚の写真を見ると何故かペックのキットから想像するネスミスとは少し違うイメージが制作意欲を掻き立てるのでございます。





キットのネスミスとどかが違うの?(全然違う!)という話は横に置いて全体を見れば昔作った懐かしさが・・・・
胴体側面のトラスはかなりひ弱なバルサを使った時の「神頼み」かもしれませんが、私はそんな冒険してません。





「スキスキ」でちょっとだけ不安な部分もあります、でもゴム切ったりしなければ何とか耐えられそう・・・・





フィルムを裏返してもう1枚作りますが1枚目に使ったバルサと同じ質のバルサ(同じ角材)を同じ場所に使います。そうしないとバランス崩れて胴体が歪んだり捻じれたりする原因に・・・・





何処を補強するかはこれから考えますが、かなり太い胴体ですから空間容積半端ない・・・・





この時点で重心位置の模索が始まっています。予想ではゴムかけが後ろの方なのでバランス的にはイイ線行くのでは・・・・





最終的に1本だけ追加しましたがこれで持ちこたえられるか・・・・

そのサイズからすると非常に軽く感じますが、それは気のせいです。


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