キャノピーの木型が完成したらひとまずバルサ削りは終了。
胴体の上にこれ載せたら潰れます。
紙貼り前の最終チェック。
いつものことですが何か忘れてるんですよね、紙貼り中に「ここは無理だろ!」とか「下地荒れてますが・・・」みたいな部分が毎度出現します。
主翼は頑丈に出来上がっていますのでテンションかけても問題なし。フェレットの部分は紙の引っ張り方向と強弱できれいな曲面が出ますように。
胴体では紙の貼りずらい箇所を最初に済ませておきます。後部バルサシートのつなぎ目は紙を貼るにはいやな曲面が残っています。
そこが済んだらあとは両側から力を抜いてサラッと終了します。
主翼に捩じり下げを付けておきます。翼端で2mm程です。
面倒な部分が終われば後はもうスイスイ・・・
バルサが紙に負けてないか最後に確認したら胴体の底の部分を貼ります。
同じ胴体でもシートの使い方、トラスの入れ方は全然別物、同じバルサを使ってもかなりの重量差になります、でも必要最低限の強度があるのか心配でもあります。
さて問題はマーキングとデカールの処理。白い紙を貼ってしまったので最初に薄く白のブラシ塗装なんですが、それ以外の赤や黒のライン、ナンバー等をどうするか? ってことで悩みます。
1.これもマスキングして直接ブラシ塗装する。
2.赤と黒の紙を別に作りナンバーを切り抜き貼りつける。
3.ウォーター・デーカールで一括処理。
すべて一長一短ありで悩ましいのですが、取り敢えず必要なデータをパソコンソフトで作ることにしました。
紙貼りが終わったらブラシ塗装を始めます。最初に全体を白で薄く塗装、そのあと水平尾翼の赤を塗装、そしてストライプ&ナンバー用のA4サイズの紙を赤塗装、最後にストライプ用の黒の紙も塗装。
コピー紙に出力して切り抜いたらブラシ塗装の終わった機体にスプレーボンドで軽く貼りつけてサイズを確認します。長過ぎたり短かったりで修正が必要な箇所もあります。水平尾翼はすでに赤のブラシ塗装が終わっていますからもしデカールを貼るのならここで色合わせが必要です。現在インクジェットで出力していますが本番はアルプスのリボンプリンター、悩ましいのはもう一度色合わせが必要なことです。
そこで「乗りかかった船」、一緒にアルプスのプリンターでデカールを作りましたが、赤の発色がブラシ塗装の赤ほど明るくならない、細い筋が部分的に入る、そして最も恐れているのは胴体の長いストライプ、水で濡らしたデカールを直線に貼るのは根性が必要、一発で決めないと下地の紙が水のせいで波打ってきますから定規で引いたような直線が出ません・・・実際に作ってみる色々な問題が浮上、まあいつもの事ですが。最終的にデカールは諦め紙を切り出して貼る方法にしました。これだって水で薄めたアクアピットを使いますから油断はできませんが、デカールより腰があり貼りつける方法を少し変えれば直線を出すことはそんなに難しくありません。部分的に滲んだり色の誤差が出来たりして全体のバランスやコントラストが崩れることが無いように。
先ずは一番簡単な大きな文字から・・・
次に赤のストライプを切ってNナンバーを切り抜きます。文字の内側も何処かに行ってしまわないよう並べておきます。先端の細い部分にあるBDの切り抜きはかなり面倒、ちょっと練習してから挑戦しました。
数日放置しておくと忘れてしまうので行方不明にならないようまとめておきます。
ストライプの位置決めは慎重に。
コピー紙でガイドを作ります。両側にスプレーボンドを薄く吹いて胴体に貼りつけます。片側終了したら反対側も同じ作業を。
文字の前後位置もずれないようにマークしておきます。
一番有り難いのは同じ赤の塗料ですから尾翼との色合わせが不要なことです、そして直接ブラシ塗装ですとマスキングの滲みやずれ等の問題も出てきますがこれなら失敗しても回避できます。
水を使って直線に貼る方法ですが最初に両先端を濃い目のノリで止めます。位置が決まったら中央部分に薄い糊を染み込ませ定着させます。そして乾燥後に残りの部分を細い筆を使って糊を染み込ませます。最後に貼りつけた全体を水で濡らして乾燥&定着させますさせます。
浮いた所は胴体の内側からも筆を使って薄めた糊を塗ることもできます。
赤と黒の紙が貼り終わったらコックピットの前部メーターパネルを作ります。サイズ合わせが大変ですから最初からバルサで作るのは・・・ ってことでスチレンペーパーをハサミで切って加工します。
サイズが決まったら瞬間使って0.5mmのバルサで作り、外側はスプレーボンドで黒の紙を貼りつけます。
メーターパネルは初期型の実機写真が無かったので空想の世界、ゴムがこの界隈を通過しますから当たらないように切り欠き。
ゴム巻き中に切れたらきっと大惨事になります。
接着は強度部材にはならないので四隅だけにして我慢。
やっとカタチになってきた双子のBD-5です。