Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Mysterious Bleriot VII (1907) No.4

2018-04-15 | PEANUT SCALE MODELS

ミステリアス・ブレリオ7(1907)


紙貼りを始める前に一度組んでみましょう、必ず何処か不都合なところが出てきますね。
主翼側にバルサ平板をスパーと平行に接着します。胴体へ差し込んだ時に上反角を決めたら平板を接着出来る部分を作っておきます。位置が決まったら瞬間一滴、でも仮組みですから小さな両面テープを使ってます。本当は主翼の迎え角が自由に動かせるので平板より丸棒の方が宜しいのですが、支柱もないし低翼だしその他諸々の理由で板にしました。実機と同じ上半角にしてありますが、もう少し多くっても良いかも?

水平尾翼は細い竹ひごを使って串刺し、垂直は後ろから胴体に挟んでいるだけ。














この時組み上がってぼんやり眺めながらあることを考えていたら・・・

「そこにはとても大きな落とし穴が潜んでいたことに気づいたのは作り始めてからでした、」

木地完の機体をそっと持って愕然とします!

重心位置・・・

どっ・テールヘビー!

せっかく頑張ったのに・・・

鉛のペラ?

気を取り直して紙貼りします。





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Mysterious Bleriot VII (1907) No.3

2018-04-13 | PEANUT SCALE MODELS

ミステリアス・ブレリオ7(1907)





面倒なお足元事情





ピンバイスで4ケ所の穴あけしたら胴体に差し込んでみます、ここはそんなに難しくありません。微妙に傾いていたら嫌になる前に直しましょ。胴体が水平になるように差し込むピアノ線の長さを調整していきます。4ケ所で止まってますから、ここが破壊されることはないと思います。でも逆に頑丈すぎて「逃げ」がないところが心配?





脚のスタイルも諸説あるようですが、図面を元に作り、実機写真で少し変更しています。モデルチェンジが頻繁に行われた機体は「こんな状況の時がありました」ということを証明する何かがあればとても説得力があります。証明する写真がない古い機体なんかは「想像の域」で作ることもありますが、それはそれで宜しいかと思います。





車軸が胴体に対して90度になっているかだけ確認して前足は終了、問題は後ろ足・・・

こちらはちょっと引っ掛けたら簡単にもげそうなので胴体側のマウントを補強しました。追加したバルサにノイズレスパイプを熱で細く加工したらそれを差し込んでおきます。これで取り外しが簡単に出来ます。

基本は1本のピアノ線のみで、左右と前に1本取り付けたのはカーボンのダミーで差し込んでいません。





前後左右の調整が済んだら晴れて塗装!マット・ブラックを塗ります。

これで「最大の山」は乗り越えた感じ・・・



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Mysterious Bleriot VII (1907) No.2

2018-04-09 | PEANUT SCALE MODELS

ミステリアス・ブレリオ7(1907)





これほどまっちかくの味気ない胴体も珍しい、早く飛ばしたいからブレリオさん手を抜いたね?

少しは凹凸があったり美しいカーブがあれば、そこに目が行って不細工なところが目立たなくなることもありますが、逆にのっぺりした角銅の場合には直線が直線になっていないと妙に目立つわけで、こんな簡単な胴体でも手を抜くわけには行きません。

そしてもっと肝心なことはこんな味気ない胴体製作中の写真なんか撮る必要もないでしょ!と思ったのか、写真が一切ないのであります。写真撮るのも忘れるほど没頭してたわけでも、先を急いでたわけでもないけどそのあたりがどうしてかまったく記憶がありません、旧痴呆・認知症かも。胴体が出来上がった時ハッと気がついても手遅れ、どっちにしても簡単そうで難しい一品でした・・・





それに引き換へ尾翼の写真はかなり細かく撮って枚数もかなりあるのはどういうわけか?こんな尾翼で飛ぶのか、どうやって胴体に取り付けるのか、自由に調整できるような仕掛けとか色々考えながら作っていたので写真も多くなってしまったんですね。





そんなわけで胴体と尾翼の合体シーンから始まります。スプレー・ボンド系の糊で仮付してテスト飛行させ概ね決まったら瞬間流すことにしましょう。それにしてもこの垂直、小さいけどなにかひと癖ありそうですね・・・
まあそんなわけでつつがなくバルサ製作編は終わってしまいました。主尾翼でそんなに凝らなければじつに初心者向けの低翼入門機になったりして。でもここからが「本丸」なのかも?





最初に来る難関はこの「脚」をどうするかであります。ピアノ線細工とハンダ付けで一気に片付ければそれはそれで良いんですが、なんとなく軽くしたい欲望もあるし、ハンダ付けは苦手だし・・などなど考えながら、ピアノ線は限界まで細くして車軸はカーボンで、ハンダの代わりにケブラー糸の瞬間止メなんかが宜しいかも?





0.4mmでも頑強過ぎる雰囲気ですが、見場とかいろいろ考えたらこのあたりが限界なのかも。
試作のつもりで始めたけどそのまま本番用にします。ピンバイスで胴体側に4ケ所穴あけしたら、その穴にピッタ収まるよにピアノ線を曲げていきます。左右対称で胴体が傾かないように注意して、はめたりはずしたりを繰り返します。
これはこれなりに楽しいんでしょうが、バルサから金属に変わったギャップがちょっとあと引きます。






差し込む部分は残してその下4ケ所にはスプリングが入っていたようですから葦のストローを短く切って差し込んでおきます。
ゆるゆるに組んでいた脚もカタチが完全に決まったら瞬間できつめに絞めましょう。カーボン・シャフトの先端だけは面倒ですがピアノ線に変更。そしてかなり頑丈な足回りが完成しました。


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Mysterious Bleriot VII (1907) No.1

2018-04-05 | PEANUT SCALE MODELS


ミステリアス・ブレリオ7(1907)


ウイッキ先生によれば:
「BleriotVIIはLouisBleriotによって製作された初期のフランス航空機でした。 BleriotVIのタンデムウィング構成の成功に続き、彼はこの開発ラインを続けました。彼の新しいデザインのリアウィングは、フォワードウィングの約半分であり、後に大多数の航空機の基礎として採用される構成に向かうステップでした。尾翼は一緒に動かすことができ、エレベーターとして動作するように、または単独で補助翼として作用することができます。後でエレボンと呼ばれるものの最初の既知の例の1つです。」

スリムな胴体に大きな主尾翼、しかも垂直尾翼は控えめでエルロンは無し。その理由は尾翼を個別に作動させることで旋回を可能にした、これはかなりの先進。でもこの尾翼をVテールミキシングにして小さな垂直は無くしてしまった方が・・・今だから言えることですね。

色々な実機写真を調べていくと、数ヶ月の間にどんどん機体は変化して最後にはまるで別の機体に。低翼が中翼になり、脚のスタイルも独特なものからブレリオの傑作Bleriot XIに使われたあの独特なものに変更されています。この機体でそのスタイルを実証したのかもしれません。10月から飛行試験を始めた7型は改良を重ね最後は12月の墜落で終了するという短い命であったようですが、旋回飛行にも成功した訳ですから傑作とは言えないけどこの機体から多くの知識を得たのでしょうね。



チェコのグレゴブスキー・ラディクさんの図面で作ります。彼の完成写真を見た時、無塗装で透けた雰囲気がいかにも軽そうで心動かされた訳でありますが、そこにはとても大きな落とし穴が潜んでいたことに気づいたのは作り始めてからでした、でも頑張る・・・

そもそもこの機体を選んでしまったらスポーク・ホイールは必然です、それも3個、かなりハードル高いけどアントワネットのエンジンはカバーされていて14ビスのように作る必要はありません、でもどっちを取るかといえば普通はエンジンでしょ。幸運にも我が家にはかなりの数のスポーク・ホイールが出番を待っています。
エンリケ・マルツ製作の素晴らしいい軽量ホイールはこんな時のためにあるようなものですから。





色々な雑念は捨てて取りあえずはバルサを選んで主翼から始めます。図面通り作ることが出来ない悪い性格、これ必要無いとか、ここは何か不安だとか作りながらどんどん変化していくのはいつものこと。間引きしたり余分なものがあったりする所はなるべく設計者にわからないよう?に進めて行きます。





左右の前後縁材は同じバルサを使いたいのでワンピースで詰めて組んでいます、ですから胴体分の間隔は取っていません。所詮サンディングしたら切り離しますから。細いとはいえこんなにスパーが入っている機体も珍しいかも、その分軟なものを使ってはいます。見栄えは良いのでしょうが、果たしてそれが紙貼りした後に存在感として?無いよねきっと。





ここまで来るのにエネルギー使い果たしちゃったので翼端のRも手抜きで三角材のみ。各リブの後端に接着した三角材は決して安易に瞬間なんか流さないこと、これだけは薄めたボンドで緩やかに。後からサンディングする時、瞬間流しちゃたらもう削るの大変。
そもそもこんなのつける必要あるの?ありますね。木地完までは大丈夫なのですが、紙貼って自然に翼が捻ったり、また強制的に捻ったりする時、意外にもここから接着が剥がれます、まあそれの予防です。





そして一難去ると同じ作業が待っている!尾翼は心なし小さいけど作業は同じ。こんな揚力尾翼なんか取り付けて本当に大丈夫なの?わからん。まあ、そんなに空高く舞い上がることを期待せず粛々と。
でもね、これ平板じゃきっと似合わないし。





最も面倒な垂直尾翼、なんたってラミネートです生意気に。細かすぎるというご指摘は有るかと思いますが、ここだけは図面に忠実にそして恩を売る。もう翼作るの飽きちゃいました。



気分を変えて今度は胴体「入りまーす」




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