Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

As if time had stopped there in my life.....No.2

2019-06-04 | PEANUT SCALE MODELS

Daily routine detailed work necessary for model building, as a result my model is not completed as I think. Ha!

いつもいつもバルサに向かってばかりじゃなくて、時には雑用なんかしたりして・・・衝動的に好奇心を満たしたり出来たとしても、行き着くところ「最後はそこかよ!」ってお話です。


往年の国産ゴム・スリッターの修理依頼。(プロじゃないんでいい加減)







「上手く切れないんです・・・」なんて話は良くあります。ちょっとイジってみればそこそこ調子が良くなる場合もあります、しかしどうにもならない時も。刃が欠けてたり、パーツが欠落してたりするヤツを現場で元通り全快させることは困難なので飛行会で預かってきた一台。ゴムがスリップして送り込み不良、そして時折上のドラムだけが一緒に回転しない症状。
もう一台同じものが我が家にあったので、2台共再起不能になる事はまったく考えず、オーバーホールすることにして一緒にバラしました。
上のドラムだけが回転しないのはバラしてすぐにその原因がわかりました。通常上のドラムを横方向にテンションかけてる部分に抵抗を減らすために小さなボールが入っていますが、それが無い!
ですからそれが抵抗となって強く押さえれば押さえる程ドラムが回転しなくなる・・・まさかこんな状態で使っていたとは思えないのでテンションゆるくした時、緩めすぎてボールが何処かに落ちちゃって行方不明のままとか。







ボール・ベアリングをバラして同じサイズのボールを探せば即解決なんですが、そんな時に限って手頃なものが見つからない。バラストに使う釣り用の鉛玉は一杯あるけど、これじゃ当然ソフト。道具箱をひっくり返し、最後に出てきたのはハンズで買った「ベアリング用のボールだけの袋もの!」 なんでこんなもん買ったんだろう・・・と感心しながら、こんな状況を数年前から察知していたのか!ということで一件落着。ゴムが滑ってきれいに入っていかないのはゴムの厚みが薄い時起こります、ちょっと切るゴムを替えてみるとかすると治ることも。対策としてはドラムの径を大きくしてやれば良い訳で、ドラムの外周にセロテープなんか一周巻き付けてやれば殆ど解決します。今回組み上げたらその症状も出なくなっていましたので、メンテの腕が良かったということにしておきましょう、一晩つぶして二台のスリッターがサクサク切れる様になったんですからね。ちなみにこのスリッター20年以上前のシロモノですが、当時25.000円もしたんですよ、家族には決して言えないお値段です。

こんな金属とか触っているとその反動でソフトなバルサが恋しくなる・・・
接着剤も新調したし、何かサラッとできるもの、途中でブレーキかかることもなく、一気に完成までたどり着けるもの、最近弱気なんです。

「そんなもん・・・・無いで!」 まあ、今気になっているリフティング・ボディの練習機なんか、どうよ!







サイズも考えずに作り始めたら早いの早くないの、如何にいつも余計なこと考えながら作ってるのかがわかります、それも必要なんですが。
今度の飛行会で飛ばしたいから、木地完即紙貼りでペラは在庫の大き目を使うことにします、ここまで2日!







ちょっと時間的に余裕がありそうなので薄化粧して一服したら、ガン箱には入りそうにも無いので段ボールで箱作ります。それにしても組んだらそのサイズのデカイこと!
何これ?みたいなサイズになりました、おそらく16インチ(40センチ)位はあるでしょうね。(測れよっ!て話ですが)

紙貼ってみてちょっとテンションに負けそうになった所は恥ずかしがらずに角材を追加してます。いつもの習慣、紙貼りは側面、上面、下面の順ですが、下面を貼る前に少し霧吹きして縮め、心配な箇所に構わず追加しています。

完成重量7.4グラム、これが重いのか軽いのか・・・







そして飛行会には間に合って初飛行、天井に張り付いて2分オーバーでしたから先ずは成功ですね。







フランスから「シャフト・ドライブの双発機に使えそうな歯数が少なく径の大きな金属製ギアはないか?」という問い合わせがありましたが、国内で簡単に入手できるのはタミヤのプラスチック製くらいしか思い浮かばない、さてどーする!一応ネットでも探してみたけど、めぼしいものは見つからず。
そこで金属製のギアを使うくらいならこれじゃダメか?と試作したのがコレ。







ロー付けとかハンダは使わない、シンプルにケブラー糸の瞬間漬けでやってみたらコレで十分な強度、しかもスムーズな回転です。なんかイケそうな予感で、時の経つのも忘れて熱中したらだんだんカタチになってきた。ねじれ剛性が完璧じゃないとゴムのテンションとかでこの部分がツイストしちゃいます。そうすると一気に抵抗が増え惨めなことになります。プラ・パーツを使うとそんな状況になりやすいのかもしれません。

折角だからゴムを巻いてテンションのかかった状態でスムーズに回転するか試さないと!ってことでゴム掛けまで作ってユニット完成。ガンガンにゴム巻いて試してみましたが全く問題なしでした。でもこのユニット4ケ製作して同じ状態にするのって大変じゃね? 僕の仕事じゃありませんけど。







そしてまた金属からバルサに・・・
イスラエル製の角材は如何に?????







「ちょっと試してみてくれない?」と言われても、何か図面がなくちゃ始まらないし・・・
そこで選ばれしギャドフライ!何でかと言えばエンリケさんが製作中だったのでちょいとお借りして。
大変歩留まりが悪く、これだけの角材を機械で切り出すのに苦労したそうで申し訳ございません。
そしてバルサの素性は大変良く、十分使えるってことで一応太鼓判!!!

それにしても側板作ったらその後どうするか? いや、続けるべきでしょ、最後まで。




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