Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

RANS S7 courier  No.3

2021-06-30 | PEANUT SCALE MODELS

えっ!もう紙貼ってますが?





主翼の余計な「おみやげ部分」は写真を撮ることすら忘れて・・・ きっと熱中してたんですね、もしくは「これじゃ作り直しかも」と思って撮らなかった。ま、紙貼りが終わった状態でもなんとか見られるようなら使いましょう。





白の紙を化石のように古いエプソンで黄色に印刷、ベタですからあまり荒が目立ちません。今度はアルプスで黒のラインと文字を印刷します。全部エプソンでやっちゃいなよ!っていつも思うんですが、黒のコントラストがイマイチなんです、アルプスの文字を見てしまうともう駄目なんです!

第1関門、垂直部分の紙貼りは2回ほどやり直しましたがなんとか見られる程になりました、本当は左右2枚で貼れたら良かったんですが3分割です。登山やキャンプする時、まれに野外でターフを張る時、いつもこのラインが気になって納得するまで索の微調整をします、考えてみるとそれと同じカーブなんですね。

シワが出来たりしなければ成功ということにして・・・次!





ここまでは想像していたより軽そうですね、どうしてなんでしょう・・・
ところで第2関門でした例の「おみやげ部分」ですが、小じわはありますがなんとか見られる。主翼の後縁に接着してからもう一度紙を引いたり緩めたり・・・
余談ですがここで旋回の調整出るじゃありませんか!という考えは持っていません、取り付けは今の所両翼とも「ゼロ」です。






透明なキャビン上部、何の補強も持たない主翼ですが、下反角はついていませんから今の所はなんとか持ちこたえています、黒に塗った葦のストローで出来たトラスなんておそらく何の助けにもなっていないし、上部スパーも無い、前縁も銀色に塗った葦のパイプをイモズケしたのみ・・・ 軽くはなりましたがとっても危険な状態です!!!  垂直落下したら間違いなく外れそう・・・





ここまで来たらすぐにでも翼の支えをしないと・・・
それには先ず支柱つくりから!これが実に面倒なんですよ・・・


(続く)

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RANS S7 courier  No.2

2021-06-28 | PEANUT SCALE MODELS

胴体の製作は大きな問題もなく終わりましたが、胴体から垂直にかけての背びれの部分は紙貼りがちょっと面倒な雰囲気。
ま、失敗してもやり直しが効くところですから何度か試せばなんとかなるでしょう。背骨の角材はちょっとだけ強い子を使用、紙のテンションがここに集中しそうです。

主翼はどーってことない平凡なもの・・・なんですが、エルロンとフラップを別で作る仕様です。
ってことは、後縁材の後ろに細いながらももう1本角材が来ますから強度的には二分の一で良い訳?
しかもあまりテーパーに拘る必要もありません、かなりソフトな後縁材を選びました。





で、組み立て開始!
リブのピッチが細かいぞ・・・とか独り言、だったらもっと弱くても大丈夫?
そして最初から作り直し、これ2度目の写真です。





バルサを取り替えたせいで軽くはなっていますが、ここまで出来上がるとやはり頑丈な仕上がりです。





下に敷いてあったフィルムを剥がして捻ってみます、宜しいんじゃないでしょうか・・・
リブが多いからといってサンディングし過ぎないように注意します。





この機体は主翼中央部分が透けてますから左右の翼をどうやって繋ぐか考えないといけません。
位置決めだけにして支柱で翼を保たせる事もできそうです、それでも何か「ツナギ」は必要なのかもしれません。





左右の頑丈な翼が完成、これから慎重に削り倒します。





サンディングする前に翼端を作っておきます。ラミネートする程のこともありませんのでシンプルに。
そしてかなり頑張ってサンディング終了。

翼もこれで終わりなら言うこと無しなんですけど・・・ どーやってエルロンとフラップ作るか悩みます。
0.8mm角のバルサで全部済ませることにしますか。


(続く)

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RANS S7 courier  No.1

2021-06-25 | PEANUT SCALE MODELS

いつも多くの図面が出番を待っていますが、なかなかお呼びがかからない・・・

2021年3月、コピーされた図面の中に同じものが5枚もあります、きっとこれは簡単そうに見える機体なのでちょっとブランクが出来た時のリハビリ用に、塗装の作業をしてると無性にバルサが触りたくなることがありますから、気分転換や息抜きに作る機体としては宜しいんじゃありませんか? みたいな考えでおそらくキープしてたんでしょうね。

そんないつもの単純な動機です。色々考え込んで作り始める機体もあればな~んも考えずポロッと完成する機体だってあります。これは後者のほうかと思うんですが、何か暗礁に乗り上げたら撤退すれば心の傷も少ない! 細かい事は気にせず1週間もあれば木地完でサラッと紙貼りできそうですし・・・・ 
そして見事暗礁に乗り上げ、2ヶ月かかった機体です。

図面を眺めているとそんなに難しく描いてないせいか簡単そうに見えてしまう、でも実際作っていくとそんな訳でもない。サラッと流して作ることは出来るんでしょうが、それが出来ない部分が紙貼りで存在しました。フランスのジャック・カーティニーさんの図面は一見どれもシンプルに見えるんですが、作り上げていくとかなり手強い箇所が出てきます。そんなわけで乗りかかった船、いや飛行機、始めます。


先ずは側板から。今回もゴム掛けの位置を少し前進させました。このあたりは何の変哲もありませんが垂直がちょっと気になり始めました。





垂直尾翼は胴体に直付けしないといけない様子、紙貼りが面倒にはなりますが、そんなたいして大事じゃないし・・・で側板完成。





いよいよ胴体の組み立てです、ここもいつもと変わりない作業。小ぶりな胴体ですから軽く出来そうな予感。





ノーズはちょっと絞り込まないといけません。重心位置がどのあたりに来そうなのか考えながら前部のプランク材やノーズ・ソケットのバルサを吟味します。





キャビンの空間が半端ナイ、剛性がちゃんと確保できるのか不安です、主翼にコツンと当てたら簡単に壊れそうな予感。





ソフトなバルサを使いましたが思ったよりノーズが重そう・・・きっと大きな尾翼が助けてくれると思いますよ。





サイドバイサイドではありませんから胴体自体そんなに太った感じはしません。





理想的なノーズの長さ?です、ノーズが重く感じたのはこのせいなのかも。





まあ、脚を取り付けても平均的な重さでしょうか。


(続く)
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Pegna P.C.1 No.9 最終章

2021-06-16 | PEANUT SCALE MODELS


 (写真をクリック)



「しかしですね、壁にドカンと行ったら絶対どこか壊しそうで・・・」に、勇気を持って挑戦します。
ま、どう考えても一度や二度の垂直落下は免れません。

完成した機体が短命に終わるか否か、運命の分かれ道って「飛行・事の始め」に必ず訪れます。これは「飛ぶか飛ばないか」より「壊すか壊さないか」という問題でもありまして、飛んで壊す事もあれば飛ばなくて壊さないこともあり複雑に絡み合っています。テスト飛行の最初の段階で壊してしまったら飛ばせる機体も飛ばせなくなってしまいます。アアウトドアの飛行では木に引っ掛けたり硬い舗装道路にぶつけたりするリスクがいつもありますが、インドアで一番のリスクは立ちはだかる壁であったり芝生のような柔らかさを持ち合わせない床が「魔界への主役」となります。

どちらへ向かうかわからない第1投・・・これはいつも緊張します、でもこれで機体の素性はおぼろげながら見えてきます。300回ほど巻いたグライドテストの短い時間の中で機体を壊す心配よりも先にどんな反応をするのかを見つけ出すことが一番重要なことなんですけどネ。この数秒の間に重心位置や旋回サークルを見つけることができれば恐怖の瞬間は少しずつですが「至福のとき」に変化していくのかもしれません。

で、話は初飛行に戻ります。「やっぱ痛い目にあいましたよ!」

ノーズの長い機体って重心位置合わせには有利なんですが長過ぎるのもプロペラのスラストがやけに敏感になります。その分デリケートな調整が必要なんですが、この機体のノーズソケットはそれを許してくれません。ソケット部分が分厚いので胴体への差し込み部分をキツめにします。そうすると今度は微調整する時に紙を挟んだくらいでは角度は変わりません。シャフト自体を動かすプレートはかなり大胆にスラスト角が変わってしまいますから現場ではあまりイジりたくない。ま、そんなジレンマの連続でした。

最初の分かれ道は「あんなにスラストつけたのに直進すんのかよお前!」となるか、「やっぱスラスト付け過ぎだわ!」でダイブして右翼もげるか。

そして・・・今回は柔道一直線でした、もちろん壁に向かって、でも重心はそこそこOKみたい、少しノーズを重くしたほうがもっと安定しそう。

壁に当たって・・・までは想定の範囲なんですけど、その後床に向かって垂直に落ちるのが一番の問題で、誰も見ていなかったら座布団持って走りたいくらいです。高度があればある程そのダメージは大きくなっていきます。機体を投げたら弾よりも速く壁に向かって走り、床に落ちる前に滑り込んで受け取る・・・でも滑り込んで機体を潰したことが過去にありましたからスーパーマンになったとしても完璧とは言えないし、もう運を天に任せることしか出来ないんです。

凹んだスピンナーに目もくれず(心で泣いて)サイドスラストを増やします。巻数も500辺りまで増やして第2投・・・ここで分かったことは根本的にゴムが弱い、重心はもっと前にしたほうが安定する、スラストは少し減らしても大丈夫、可動のエレベーターは気持ちアップ、そんなところでした。一度に色々な所を触るのは危険ですからノーズに重りを少々追加して同じ巻数で飛ばすことにし、それで調子が良ければゴムを交換することにします。

第3投は・・・・高度は取らないけど旋回は決まってます、でも少し旋回を大きくしないと巻き込んでダイブしそうな予感、パワーが強力になればその危険性は増えます。


そしてついにゴム交換します。ここで注意しないといけないのは重心位置、テールヘビーになりますから少しばかりノーズにバラスト必要なんですがその量は? こんな繰り返しを重ねながら少しだけですが明るい明日が見えて来ました。

この機体投げるときに「旋回のレール」に乗せてあげないと挙動不審になって直進する癖があることがわかりました。

やまびこドームなら心置きなくゴム巻いて飛ばせるんですがね、2.000回巻けば2分も夢じゃない・・(妄想)・・・









ビデオはこちらからも   https://youtu.be/0koT7XbrEtQ






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