Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Rieseler R.1 (No.2)

2018-06-30 | PEANUT SCALE MODELS

いつもと変わらないスタイルで・・・

こんなにもシンプルな胴体ですから、一晩もあれば完成することが出来ます、急がなくても大丈夫。
平行になってない角材が気になったときは迷わず修正。







図面には使用材料の説明が細かく書き込まれています。
写真を見ていつも思うんですが、グレゴブスキーさんの機体はどちらかというとCグレインが良く使われています。
上質のバルサが手に入るからなのか、プランク材なんかに薄手のCグレインが良く使われています。







性格上?お決まりのアレンジはいつものこと。
モーター・ベグの位置変更や追加の補強は心おもむくままに・・・
これなんかは自分の作る機体の弱点が分かっていますから自然にそうなってしまうんでしょうね。







がっしりした胴体はまさしく健康優良児です。ざっとサンディングしましたが、この胴体サイズですと強度的には明らかに過剰です。







しかもノーズは短く、尾翼はそれなりのサイズ。
こうなれば少しくらいノーズソケット重くても大丈夫なんでしょうけど。







ソケットのすり合わせしてはめ込んだら・・・1グラム近くになってます、オヨヨ!







無駄とは思いつつ、半分には出来ないけど一応頑張ってみました。
まあこれで削った所に鉛押し込んでりゃ世話ないんですが。







本命胴体も無駄な部分を削ぎ落とし危うい部分は補強して0.53g







しめて0.2gほどのダイエットですが、やらないよりやったほうがよろしいかと。
これ以上テールを軽くすることは出来ないし、主翼後縁あたりでバランスは取れてますからそんなに悪くありません、このサイズにしちゃちょっと重めですけど。



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Rieseler R.1 (No.1)

2018-06-18 | PEANUT SCALE MODELS
   




世界には知らない機体がまだまだいっぱいあるという事実

この機体名、いったいはカタカナでどう書くの? レーゼラー、リセラー、リーザラー・・・

サッカー選手で「ニルス・レーゼラー」という名前の選手がいましたので綴りを調べたら「Nils Roseler」となっています。
これなんかは「ロゼラー」とか「ローゼラー」と書くほうが近いと思うんですが。

しかし便利な世の中です。
ネットで「ヨーロッパ人名録」なんてのがございまして、ドイツ語で男性の「性」は?いやそっちの「性」じゃなく姓名の「姓」ですが、

Ranke ランケ
Reger レーガー
Reich ライヒ
Reuenthal ロイエンタール
Richter リヒター
Richthofen リヒトホーフェン
Riegl リーグル
Riemann リーマン
Riethmuller リートミュラー

となっておりますので、ここはどう転んでも「Rie」は「リー」と読みたいわけです。
そして次に続く「se」ですが、

Sebald ゼーバルト
Seghers ゼーガース
Seiger ザイガー
Seuse ゾイゼ

もう「ゼ」か「ザ」か「ゾ」かはっきりしてほしい! 
「リーゼラー」、「リーザラー」、「リーゾラー」となんでもアリ状態ですが、ここは多数決?で「リーゼラー」が宜しいんではないかと・・・

とか、勝手に妄想してたらワインで「リーゼラー」と書いた商品名が出てきたんですよ。しかしその綴りは何と「Lieserer Schlossberg」となっていて、 おいおい「L」と「R」が逆じゃん!

そんなこんなで誰が何と言おうとここでは勝手に「リーゼラー」と読んでおきます。

さて、読み方が決まったところで次に機体名の「リーゼラー」とは? という話に進んでいくわけですが、これは以外に簡単でしたね。ネット上には「ウイッキ先生」とか色々なモノ知り著名人がいますから一発回答。

いろんな話を短くまとめればウォルター・リーゼラー(Walter Rieseler)は第一次大戦中のパイロットで、終戦後ベルリンで飛行学校を開設。1920年、弟のヴェルナー・リーゼラー(Werner Rieseler)と軽飛行機の設計製造を始め最初に完成したのがこのR.1だというお話。しかし自分たちで飛行機工場を立ち上げるほどの資金は無く、翌年改良された2型は飛行特性が非常に優れていることが証明されたので、ヴロツワフ(ドイツ語でブレスラウ)にあるStahlwerk Markという会社で生産準備が整い量産がスタートしました。そしてこれが「Stahlwerk Mark Rieseler R III/22」という機体で100機近く製造されたようです。
ちなみに「Stahlwerk Mark」は「シュターヴィアック・マーク」????もう難しいんでございます、この発音!

しかしこの時代の機体は何処にでもありそうなシンプルなスタイル、
ん?、昔ピーナッツ図面で似たような機体を見たような・・・・

そうです、こちらの名前ではピーナッツ図面でウオルト・ムーニーさんがこんな図面を描いてましたね。





R.1に使われたエンジンはHaacke HFM 2a
30馬力だったそうですが、、その後R.2からR.3と機体は改良され、それにあわせて馬力アップされたエンジンが使われました。
それと並行して3気筒のアンザーニ・エンジンや、自社開発したマーク・エンジンを載せた機体も存在します。





この写真のエンジンは改良型の3aエンジンのようです。





機体のルーツはそんなところで、歴史的なお勉強が終わったのでそろそろ始めましょうか・・・


あれっ 製作写真が1枚も無い!





変わり映えしませんが、こんな感じで始めます。

製作図面はもちろんムーニーさんじゃなく、チェコのグレゴブスキー・ラディクさんの描いた図面で作ります。




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