"Zero Fighter" Lattle snake, Japanese domestic Peanut kit
ノーズカウルを攻める!でも、こんなの初体験・・・
ピーナッツの常道からすれば、このキットの最大の違いはノーズ部分です。まるで今直ぐにでもCo2エンジンやモーターと交換出来そうな空間が存在し、その周りがバキュームのカウルで覆われる姿は、まるでラジコン機のエンジンルームの様です。ゴム動力の場合はここにノーズ・ソケットが付くだけですから、エンジン部分の空間は実機と同じようなダミーエンジンを載せる凝った設計になっています。しかし星型空冷エンジンを再現したことによってソケットの面積は小さくなり、その後ろもカウル分の長さだけパイプ状の狭い空間になっていますから、ここでスラスト調整を上手く出来るかどうかがちょっと心配でした。思い切ってこの部分を通常の形(バルサプランクのカウル)にすることも可能ですが、ここは初めての挑戦ですがキット通り作ってみよう・・・となった訳です。
マニュアルでは「シリンダーは3mm丸棒に細い銅線を巻き付けて作る。」となっていますが、銅線は重心位置合わせのノーズ・ウエイトにもなり、見た目もエンジンらしくなるという事の様です。これもひとつのアイデアですが、我が社の「不良エンジン倉庫」には日の目を見ないstaying indoorsなパーツが出番を待っていますので今回はこれを使い、ノーズ・ウエイトは別にカウル内の一番先端に取り付けることでシリンダー部分だけ交換することにしました。シリンダー径の合いそうなエンジンを探し、これを半割りにして14個のパーツを作ります。接着部分が少ないので裏側から屑バルサで補強します。まあ、回りにカウルが付きますから見えるのは前面だけ・・・ちょっと手抜きですが、これで色を塗って小物をつければそれらしく見えるでしょう。星型14気筒は期待に答えてくれるでしょうか・・・
基礎工事も最終段階、早く紙貼りがしたい!(イヤしたくない)。バキュームのカウルをサンディングしてサフェーサーでも塗りましょう、なんて手で持つのですがフニャフニャでどうにも始末が悪い、そこでバルサをサークル・カッターで切り抜き、中に瞬間で埋め込みました。これで頑丈になり仕事が楽になります。塗装後には削って取り外すのですが、飛行時にぶつかって衝撃を受けた時に割れないか心配です。マイクロ・グラス1枚貼っておけば大丈夫でしょう。一緒にエアー・インテークも整形してカウルの下に接着し、バルサ・パテで修正します。
おおっ、先が見えて来たぞ!