Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

revolutionary design "HondaJet"

2022-11-30 | PEANUT SCALE MODELS


異次元の美しさ「ホンダジェット」・・・






9月末、山形から秋田へ旅行の際ちょっと足を伸ばして青森県三沢市の「青森県立三沢航空科学館」へ行ってきました。2016年8月に訪れていますから今回が2日目です。








会館裏の野外展示機は変わっていませんでしたが屋内の配置が少し変わっていました、どちらにしてもここのメインはミス・ビードル号と航研機ですから。
機体の入れ替えや移動にはお金がかかりますから頻繁にはできないでしょう。





最近映画「トップガン・マーベリック」を見たのでこんな機体にも少し興味。





英語、日本語色々書いてありますね。これはこれでデザイン的に完成している・・・





ライトフライヤーが入り口の入場券売り場、売店に移動されていました。





前回はまったく見ていませんでしたが改めて見るとライト兄弟が作った機体より美しいのかも、ウエザリングしないのが博物館の鉄則なんでしょうか。





そしてメイン・デッシュのミス・ビードル号。
ここから程近い青森県淋代海岸からアメリカに向かった機体。





以前と変わっていません、恐らく永久展示です。





日本製「奈良原式2号機」国産機初飛行の機体、どちらかと言えばファルマン似の古典機。





シリンダーが美しい・・・





翼間支柱もきれいに並んでます。





そして今回目的の・・・

館内一番奥の期間限定で展示される特別展示室(もちろん追加料金が必要)として使用されていた会場は現在「ホンダジェット」が展示され一般公開されています。
そもそもどうして現役の小型ビジネスジェット機がここへ納まることになったのか?そのいきさつには色々な意見があったそうですが、最大の理由としてこのホンダジェット生みの親でもありホンダエアクラフトカンパニーの主任設計者そして社長兼CEOでもある藤野道格(ふじのみちまさ)氏が青森県弘前市出身であり郷土の博物館に寄贈したいということで実現したそうです。展示機は米国ノースカロライナ州で2003年に初飛行した技術実証機で20年近く色々な実験や飛行で酷使されて来たはずですからかなりやつれてしまった機体を想像していました。しかし化粧直しはされているとはいえその美しさはこの博物館に並ぶどの機体とも次元のまったく違うものでした。軽量化を極限まで求めたハイブリット複合材構造の胴体、自然層流翼型SMH-1の開発やアルミ合金板から一体で削り出した外板を用いた主翼など、空気抵抗をおさえて速度アップや燃費向上を実現した機体は「カタチ以上」の「美しさ」を実感しました。

(展示パネルより)
主翼にエンジンを配置することで騒音がキャビンに伝わらず客室空間を犠牲にしないことがこの機体の最大の特徴となっていますが、そうすることによって主翼の空気抵抗が劇的に増加してしまいます。そこで主翼とエンジンそれぞれの気流の流る場所を利用することで双方の干渉を減らす位置関係を見つけ出す為に多くの解析や実験を経て抵抗を低減でき衝撃波を大幅に軽減できる最適なスイートスポットを見つけ出すことに成功しました。この発見が大きな技術的アドバンテージのひとつとなりました。





機体の周りには多くの資料が展示されていました、ベストセラーの栄冠と共に。





光に反射する機体は他の展示機とは違って非常に滑らかで信じられないくらい美しい!





ホンダジェット、勉強になりました。





三沢市を離れる前、駅前通りを走っているとこんなお店を見つけて昼食と店内見学。航空祭なんかで出店しているような米軍払い下げ的な「空物」のお店もありましたがどれも高価で手が出ません。

そして替わりに見つけた実用品?は・・・





消費税込み200円を早速分解!





みんな個性的な顔してます。





ちょっと気に入らないところはリューターで削ってしまう。時間が出来たらもう少し整形しましょう。

ピーナッツのパイロットにするには少し大きめかも、でも持っていないと後悔する、もう一度買いに来るには遠すぎる。

本当に使うのか?問われたら、まあいつの日にか・・・ネ。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Sorrell SNS-2 Guppy」No.5

2022-11-23 | PEANUT SCALE MODELS





そんな訳で・・・
ひとまず完成写真!














予想では「何の問題もなく飛行するでしょう・・・」なんて思っていましたが、これがかなりのくせ者でした。
製作時間と同じくらい紆余曲折しながらなんとかゆったりと飛行するようになりました。

複葉機でありながら短い胴体故に重心位置がシビア、上反角の少なさ故に旋回が不安定で調整には苦労しました。

しかしこんな機体ですから調整に熱中できる楽しさは残ります。

機会があればその後の調整方法や飛行ビデオなんかもご紹介したいと思います。
体育館の壁とはずいぶん仲良くなりましたが現在も五体満足で壊さずに元気に生き延びております。





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Sorrell SNS-2 Guppy」No.4

2022-11-13 | PEANUT SCALE MODELS




この機体は上の翼がワンピースですから下の翼を取り付ける時に何かしらのジグが必要となります。ま、無くても目視で出来ないこともありませんが、支柱を取り付けてがんじがらめにしてから「ちょっとだけ変更」するのも大変ですしね。貧弱な作りではありますが単純な位置合わせならこれで何とかなりそうです。

コレにねじり下げの調整なんか追加すると左右2個必要ですからそこは目をつむって見ないことします。





支柱の長さもおよそ決まりますから作っておきます。





赤の紙を貼って準備しておきます。

主翼を取り付けてから胴体へ小物を接着するのは取り回し中に壊す恐れがありますから先にエンジンを作ります。





実機は軽量な木製ホームビルト機で36馬力程度のエンジンが推奨されていますが18馬力以上あれば飛行可能となっています。使用するエンジンは設計図を購入した製作者が自由に選ぶことが出来ます。仕様書にはロタックス377の32馬力エンジンが推奨されていますがこのN2180機には船外機用のOMCエンジンが取り付けられています。
数枚の写真を見ながらエンジンをそれらしく作ります。紙粘土のシリンダーにカーボンロッド、ヘッドは面倒ですがヒノキの角材を「型」にしてエンビ板をドライヤーで加熱して作ります、空洞ですと接着しづらいので中に紙粘土を詰めておきます。





塗装してこんな感じ・・・





気が変わらないうちに胴体に接着します。





オフセットすることも忘れずに。





殺風景な胴体の雰囲気は良くなりました。





それでは上翼を基準にして下翼を取り付けます、何とか上手く行きそうです。





決まったら支柱を挟んで接着します。





終わってみればどーってことありません、機体をいろんな角度からチェックして問題なければOKです。





小さな胴体なので主翼がやけに長く見えます。





翼間支柱の小物を取り付けたら赤のタッチアップして終了。





ノーズに重りを仮付けして重心位置を設定したら重量チェック。

貼り付けた重りの範囲でプロペラユニットが出来れば幸せになれる!
それにタイヤをつけたら完成です。6グラムをちょっと超えるくらいでしょうか・・・


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Sorrell SNS-2 Guppy」No.3

2022-11-06 | PEANUT SCALE MODELS




残るは主翼、複葉ですから4枚に分けて作ります。翼面積は小さくてどちらかと言えば大きな尾翼程度。





このサイズでしたらもう少しバルサを薄くしても大丈夫でした、それで軽くなっても微々たるもんですが。





サンディングしたらちょっと重さを確認します。





一緒にサイズ確認、これで「マンサツ」が16センチだって事がわかります。





下翼は両側から差込み、上翼はワンピースです。





上翼の上反角をつける前に記念写真。小ぶりな胴体であることがわかります。


紙貼りが終わって・・・ ブラシで白を吹いて・・・ それから。

マーキングをします。とってもシンプルなんですが、やることはいつもと同じ。





ところでこの「8」という数字おかしくない? と今頃気づき実機の写真を確認すると・・・





フムフム、実機どおりでした。個性的と言えばそうなんですが、だったら他の数字も・・・





極薄のアクアピットのりで貼り付けました。最初はシワシワですが乾けば問題なし。





その他小さなデカールが必要ですがそれは何かと一緒にアルプスのプリンターで作ります。





突然現れた物体!主翼取り付け台。

で、コレ使い物になるの?


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする