Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

ANBO-41 Lithuanian Air Force リトアニアの星 No.8

2019-01-11 | PEANUT SCALE MODELS





大まかなパーツとしての機体はほぼ完成しましたが、このパラソル機にはかなり重要な主翼支柱が作ってなかった!
「カタチ」を作る上では、まあそんなに難しくはありませんが、胴体と主翼をつなぐってことは飛ばすことを考えるとそれなりに神経質にならないといけない部分ではあります、細いピアノ線2本で迎角を含め胴体と正確に取り付けなくちゃいけない訳ですから本来なら簡単な治具を作って組み上げるべきです。

塗装する前の木地完状態で、胴体に支柱が入る穴を予めあけておきましたが、その時大雑把な「支柱もどき」は作ってありました。それをそのまま使うことは出来ませんから。バルサを切り出し紙を貼って塗装したブツを「もどき」に合わせて作り直し、そこへピアノ線を立てます。てっぺんにそそり立つ2本のピアノ線は胴体中心線にピッタリ重なるよう、そして支柱に翼をダイレクトに接着するのではなく、ピアノ線に押し込む深さで翼の迎角が少しばかりですが変更できるようにしました、片方2mm程度ですが前後で4mmの調整が出来ます。瞬間は使わず「ねっとり系」のボンドを使って差し込んでみました。

それで治具は作ったのかい? いいえ、フレキシブルに調整できますから! (でも、こういうのが一番ヤバかったりして・・・)

もちろん主翼を取り付ける前にしておく仕事もありました。生意気に2つも必要な風防とか、コックピット周りのプロテクターとか、二連の機関銃とかそれなりに面倒な作業で、しかも目立つ部分ですから手は抜けません。組んでしまってから作業すること考えたら、「いつやるの?今でしょ!」的な事は嫌でも全部済ませちゃいます。

そして、やはり寂しげな誰もいない操縦席・・・





この際、頑張って「良い子の紙粘土あそび」を始めます。サイズ的にはピッタリのモールドがあったおかげで予備搭乗員まで準備します。飛行中、壁に激突して行方不明なる時だってありますから、でも本当は塗装に失敗した時用です。





顔は綿棒と爪楊枝で押したりしながらなるべく表情変えて・・・





心配をよそに3名整列・・・ 座高の低い人はこの機体に乗せる「必要サイズ」の操縦士です。





選ばれし2名、機体に乗せちゃうとあまり見えないことを理由にあなた手抜いてません?





ヒステリック中を抜いて薄皮1枚にしたらこんな程度です。





そして最終儀式に移ります。
微妙に削ってそれらしく半身の姿勢にしたのは良いけれど、飲み屋のカウンターにもたれかかって缶チューハイ飲んでるオジサンみたい、しかも機関銃構えて不謹慎に見えてしまうので程々にしました。

操縦士は真面目に飛ぶ気満々です。一応取り外し可・・・





今頃重さ測ってどうなるの?という気もしますが、そこはそれ「うーむ、ペラ無しでこれか・・・」の確認です。

重心位置との兼ね合いもありますが、この時点でどんなペラ作るのかぼんやり決まってきます。





パイロット押し込んでも前席は少し余裕があり計器盤が見えそうなので今頃作って、ピンセットとピアノ線のガイドを作って貼りつけ成功!
ここまで来るのに10数回胴体内に落としましたが、なんとか収まりました。

もうこれで後はランディング・ギアの細い支柱と主翼の支柱4本を取り付けたら終了なんですが、主翼裏側の支柱取り付け場所がもっこり膨らんでます。まあそんなに目につくところじゃありませんから見なかったことにしてもよろしいのですが?

バルサのブロックを探し、削ってカタチを作り、紙貼って、色吹いて、最後に内側くり抜いて・・・ 乗りかかった船(飛行機)、最後にあがきで終了です。








この角度から見るともっこりは間違いなく存在しています。
昆虫のような足だって出来てしまうとシンプルなんですが、見る角度でおかしな事にならないように。
つなぎには0.3mmの洋白線を使いました。





そして最終チェック!馬鹿っ飛びはしないけど、飛行のコントロールは問題なく出来る重さです。











最後にこの資料を送ってくれたErnestas Dambrauskasさん(Ernest Damちゃん)、ありがとう!





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ANBO-41 Lithuanian Air Force リトアニアの星 No.7

2019-01-01 | PEANUT SCALE MODELS


翼が「心の捻れた子」になっていなければ先に進みます。





でも、すこし捻れた方が良い時もありますから、そのさじ加減が難しいんですよね・・・

これでバルサを加工する作業も、紙に触る作業も終わりました。

いよいよ塗装に取り掛かります。この切替、気分が乗らない時なんかはちょっとパワーが必要です。





マーキングのサイズとか色の選択は既にパソコンで終わっていますが、これも微調整が必要でしょう。
特にプリンターの印刷した色と、ブラシで吹き付けるプラカラーの色はそんなに簡単には同色になってくれません。
まずはパソコン上で作ったマークのサイズをチェックします。ラインの太さなんか見てみます。





これから「マスキング地獄」が始まるのですが、下地のグリーンが透けて白が汚く見えることが無いように、マーキングの白が残る部分も一緒にマスクして紙の白地のまま残します。「紙の白地」と言いましても実は既に薄く白を吹いています。





主翼裏側の大部分はマスクされますが、テープの接着力が強いと恐ろしい事故が起きることもありますから慎重に・・・





迷彩塗装はそれなりにお勉強しながらパターンを決めていきます。
頭の中だけで考えているよりも実際に「盛り付け例」のサンプル作ると意外と判りやすいのであります。





そして薄いグリーンから吹きます。最初はドキドキ、次第に大胆に、でも吹き過ぎないように。





迷彩部分のマスキングをします。
コピー紙をパターンに切ってから、紙のコシを弱くしながらカーブの癖をつけていきます。





紙の形が馴染んできたらエッジから内側に2~3mm奥へ1ミリ厚のスチレンシートを貼り付けます。
塗装の境界線をぼかすためにマスクの隙間をこれで作ります。(写真は塗装後)

かなり面倒な作業なんですが、気分が乗ってるときなら無問題、「めんどくせー!」って思ったら明日にします。
ま、こんなもんでしょ!って決心したら薄く55番吹いて貼りつけます。





次の濃いグリーンを吹きます。いつもはマスクの浮いた所を気にするんですが、今はピッタリ張り付いたところが無いか注意しながら。曲面では同じ間隔の隙間を作るのも意外に難しいのであります。





一番興奮(失望)する時、なんとか乗り越えました。





そして第二弾、何処も染み込んでないよね?





そんなわけで、たったこれだけ吹くのにかなり時間をかけて、終わってみればあと10機は出来そうな大量に残った塗料・・・
途中で切れるより良いんです、足らなくなって途中で作るともっと量が増えるんです。





終わった!





今度は胴体に白の文字を貼りつけますが、その周りの色とプリンターの色合わせ。
モニターを見ても同じ色に見えてしまうので実際に出力してみないとわからない。、そこそこ色が近くなったら今度は元の色を変更するよりプリンターの色の微調整で追い詰めています。





アルプスMD5500君、出番です!コピー紙にエサキの白をスプレーボンドで貼りつけ印刷します。





マークはマスキングしたサイズにぴったり合わせて切り抜きます。





いよいよ最後のお仕事、マークを貼っていきます。





これは気分的に楽なお仕事ですね、もうゴールは見えてきたかな?



ところがそんなに甘くない!!!!


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