Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Wittman Buttercup (3)

2014-10-22 | PEANUT SCALE MODELS

黄色と草色の単純なカラーリングですから、さほど時間はかかりませんでした。ただ実機草色のダークな感じをどれくらい出せば良いのか悩むところです。明るくし過ぎても安っぽくなるし、暗くし過ぎると安物インクジェットのプリンターではその微妙な色合いが出せないし・・・
細かいことは抜きにして、黄色の主翼から始めます。既製品と同じ色じゃないですか! いえ、その、ちょっと違います。カブ・イエローに近い雰囲気ですが、まあその日の気分的なもんでもありますから、これで良いんです。いつもの様に接着はアクア薄目仕様で外周と中央の支柱取り付け部分、そして翼端のリブのみです。

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「ええええーっ!たった1本のラインのためにこれ作ったんですか?」
実は違います。最初は前縁部分にあるグリーンのストライプと一緒だったんです。ところが印刷してみると草色と黄色の相性が良くない、間に入れた黒線が悪さをする、なぜか「にじみ」が出てしまうんです。シャキッと美しい色分けじゃなくなんだかドローンとした感じです。プリンターの設定を色々と変えて試しましたが、そのやる気の無さは変わらず。2度に分けて印刷する事も可能ですが、そうすると下地の黄色が出しゃばって胴体の草と同じ色にならない。

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それならもう面倒でもそこだけ草色貼りあわせた方が幸福な気分になれそう・・・そんなわけで結果黄色だけになっちゃいました。この貼りあわせでも何で貼るか悩んだ末、数年で剥がれてくる3Mはやめてアクアで済ませました。後々それが突っ張って来たらどうしよう・・・ でもそれほど自己主張する紙じゃないので大丈夫でしょう。

20141020c
ゆるーく、そしてだれない程度に貼れました。

さて、問題の草色。「強インク」と言えども水をしみ込ませてこするとインクが薄くなってしまいます。最初の位置決めをしっかりしたら、もう成り行きまかせで進めます。黄色のNナンバーは裏側から白チョークでマスクするとコントラストは上がります。でもするなら草色部分をマスキングして黄色の部分だけ白チョークしないと「ミエミエ」になります。

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側面を貼る時、万一胴体捻れていたらここで修正します。直りきらない時は上下面貼る時もう一度トライします。それでも直らない時は諦めます。

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上部に細い2本のストライプが入っていますから、縮まない紙ではちょっと厄介です。どうしてもダメならここで諦めて剥がす予定でしたが、色の雰囲気はよろしいようで・・・

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この草色、なるべく水を使わないようにしてなんとかここまで来ましたが、最後に残ったノーズ・ソケットはどうしよう・・・ ここでちょっと挫折感が襲ってきます。

同じ色作って吹き付けた方がどれだけ早いかも? それにしても白い紙貼ってからでしょ? 折角だからダメモトで一度貼ってみます。

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最初から全部は作業しにくいので半分だけ! ここまではだれでも上手くいく・・・

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横方向にメスを入れ、上半分をバルサに沿わせます。シワは目立たない所に集約? あの「寄せて・寄せてのブラ」と一緒です。完全に乾いたら下半分をテンションかけながらゆっくり&こすらないで、持久戦で戦います。

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どうにか納まったらちょっとだけ重ね合わせ、カミソリでカット。霧吹いてもう一度様子を見ます。

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問題なければ同じ行程でもう半分。時間かかるよねコレって、でも頑張る。先が見えてくればそんなに苦痛じゃなくなるし、一度「学習」したことは仕事も早くなるしネ。

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最後の1/4はスイスイ、貼りあわせ部分だけ注意して下から上に。

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左右にある空気取り入れ口にシワの出所を集め、中に押し込んで行きます。コレがあることで誤魔化せたのかも。

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上面の黄色と草の境界線も印刷では気分的に不愉快、結果貼り合わせにしちゃいました。

まあ、何でも思い通りに行かない事はわかっていますが、データ作ってる時のイメージと実際に印刷されて出てくる紙の感じは、毎度少なからずギャップがあることは確かですね。色的な違いや、実際に貼る時の紙目の方向や、縮んで欲しい時には縮まず、欲しくない時にはどんどん縮む・・・いつものことですが、厄介な紙貼りでございます、楽しいけど・・・

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Wittman Buttercup (2)

2014-10-03 | PEANUT SCALE MODELS

「久しぶりにバルサを扱うと、必要以上に頑丈なものが出来上がる」という天の声は本当か?

でもそうならにように無謀な選択で主翼を作ってみます。

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切り出しておいたリブのおかげで2夜連続のバルサ遊びに入ります。普段はどうってこと無いんですが、ちょっとでも前縁材が弱すぎたりすると、もう一度バルサ探しに入ってしまいますが、ここは迷わず行っちゃいます。時にはブレーキ控えめの方が楽しかったりします、しかしどう考えてもひ弱過ぎる・・・・

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翼端付ければ出来たも同然、後は取り付け部分の加工だけ。

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全体をサンディング後に前縁を切り落とし、小さめのリブを挟んだらもう完成。ガセット入れないんですか? 面倒だから2ヶ所だけしか入れません!

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胴体への取り付けはハードバルサを主翼スパーに接着、後ろの位置決めはピアノ線、取り付け角は自由自在。

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一応胴体に差し込んでみる・・・なんとか自立出来そう、イインデナイカイ?
2ピース翼の落とし穴、前進翼とか後退角ついていませんよね? そんな時には胴体側をサンディングして調整します。

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ここまでカタチになると「軌道に乗る」といいましょうか、俄然チカラが出てきます。

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ま、合格点ですね。

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次はランディング・ギアのピアノ線曲げるの2年後とかになりません様、今夜中に探しておきましょ。

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