Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Piper Vagabond そこから入るか!No.9

2012-04-25 | PEANUT SCALE MODELS

数あるバガボンドの中から・・・

過去には何機も作ったバガボンドですが、すべてカブ・イエローでした。しかし今回はちょっと違った色にしましょ。実機が古い機体ですから現在飛んでいる機体はいくら日常のメンテナンスを施してもやつれてきます。
そこで最近レストレーションされたきれいな機体を探しました。これだったら迷うほど写真もあるし・・・・

20120425a

新鮮な白とブライトグリーンの組み合わせ、可愛いバガボンドです。

20120425b

20120425c

問題は草色の処理!機体は紙貼りが終わって白を吹き付けてありますから、その後の処理としては選択肢が3つ。
1.直接機体をマスキングし、ブラシで草色を吹く。
2.草色の紙を別に吹き、それをカッティングして貼りつける。
3.デカールで草色部分をすべて印刷し、それを切り抜き貼りつける。

まず1.ですが、マスキングする作業はそんなに苦痛でもありません。しかしブラシ作業でちょっとはみ出したりして失敗するとその修正に下地の白ペイントまで面倒な事になりかねない・・・ で、今回はボツ!
そこで2.別に草色の紙を吹き付けて作りますから機体は安全、でもスプレーボンドで貼り付けたものは何年か経つと乾燥して剥がれてきたりしますから、水性糊とスプレーボンドのハイブリットで!紙の分だけ重くなります。
3.の方法もパソコン上で当然ナンバーや胴体のサイド・ストライプなんかを作りますからそれを直接デカールに印刷すれば済むこと。しかし貼る時にかなり水を使いますからそれが心配。

で、あるならデカールじゃなくエサキの紙に草色のナンバー等を印刷し、それを切り抜きスプレーボンドで貼る方が安全です、これもちょっと重くなりますが。

って事で2.と3.を同時に進行、実際に作ってみて「感じ」を見てみましょ。

20120420a

先ずはカラーサンプル作ります、草色もピンキリですから。実機写真も撮り方によって明るい色から暗い色まで色々、色温度が違いますから当然ですね。既に吹き終わっている白に一番近い色の写真を見つけ、その草色をターゲットにします、気休めですが・・・

20120420b

薄い紙に印刷した草色はやはりインクの乗りがいまいち、いくら濃い目に設定してもプラカラーの敵じゃない!

双方のサンプルを切ってとりあえず機体にのせてみます。コントラストの差は歴然、どちらが好きかという「好みの問題」でもありますが、ここは過去に作った機体の流れ?から決めるとすれば・・・やはりこっちでしょう。

20120420c

ま、2日間悩みましたが・・・後悔しないぜ!

20120420d 

このインペイ度がネ、この光沢の感じもネ。心境変化しないうちにイザッ!

20120420e

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AT-6 / SNJ Texan なのだ!4

2012-04-24 | PEANUT SCALE MODELS

見事なまでに?テンション高めた胴体は、紙の引っ張りにバルサが負けることも無く日夜がんばっております。この状態でしたら何処も修正する個所はありませんから、主尾翼の紙貼りも続けてやっちゃいましょう。今なら感覚残ってますから・・・

20120417a

20120417b

ここで主翼の「つなぎ」の部分に入る一段高くなっているリブを整形しておきます。上面はすべて、下面はフラップ部分を除いて一回り大きなサイズですが、実機の写真を見るとイメージ的にはもっこり膨らんだ様に見え、高さより幅が広い感じ? どんどん削り込んで行ったら小さくなり過ぎ・・・もう一度最初からネ。

20120417c

外周のサイズが決まったら、この面で上反角も決めてしまいます。少しの削り具合で微妙に変化しますから、もう「最初から」はしたくないのでちょっとだけ真剣に?
翼端でおよそ12ミリ、実機に近い少な目の上反角にいたしました。いや、ダメなら増やせば済むことですし、これで足りればそれはそれで大喜び?しちゃいます。でもちょっと少ないか?隠せない動揺そして揺れる心・・・

20120417d

すべてが終わったら最後にどっぷり霧吹きしてお休みなさい!あっ主翼はねじり下げ付けましたから、あまり吹かないように!

20120417e

最後の写真、リブの後部、後縁材に差し込むあたり、何故か白くなってるのわかるかな?

薄い色を吹く時、一部の濃い色を隠す為に塗装が厚くなることってありませんか?

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AT-6 / SNJ Texan なのだ!3

2012-04-17 | PEANUT SCALE MODELS

バガボンドに熱中していましたが、「紙を貼る」という行為を指先が思い出したこの機会、一緒にテキサン君も貼り始めました。ところがこっちは丸胴、しかも低翼ですからいくら何でもバガボンドの様な訳にはいきません。しかしこのコマコマした作業も日頃まったく使わない脳をちょっとだけ使ったりして楽しめました。胴体はエサキ・ティッシュ、翼はあまり縮まない別物で挑戦します。

胴体から翼の上面にかけて4ピース!、胴体下面4ピース、胴体側面2ピース、胴体上面2ピース・・・「しわ」が出そうな危険な個所はなるべく回避?紙の繊維の方向を変えたりして、ちじみ具合でストリンガーに無理な力がなるべくかからない様に貼っていきます。しわの出そうな箇所は貼る前に部分的に水をつけて縮ませたり、一度霧吹きすれば消えるような小さなしわでしたらそのままやっちゃいます。

20120415a

そもそもテキサンのフィレットはフィレットと言えない位こじんまりとしたもので、ま、あってもなくても済む程度なんですが、実機のイメージとはちょっと違うことはわかっていますがこのまま進めましょ。上反角をプラスした前縁部分は塗装後にタイヤ半分をタイヤハウスにくっつけます、もちろん引っ込んだ状態です。

20120415b

下面が終わったら側面の後ろから貼ります。紙をあてがって無理なく貼れる範囲を見つけます。胴枠の無いところでつなぎ合わせますが、最初に貼った紙の端3ミリ程度をあらかじめ水で濡らしテンションかけておきます。その上から貼る紙を乗せて2枚の隙間に薄めた糊を爪楊枝で流し込みます。この作業はサラッと短時間ですること、あまりコネコネしていると変なしわが残りますネ。

20120415c

紙の重ね合わせの順序としては「下から上へ、後ろから前へ」と行い最後に上面中央部でつなぎ合わせます。この時点では部分的に水で濡らす事はしますが、全体をシュリンクさせる霧吹きは最後にします。

20120415d

20120415e

20120415g

紙を貼る時、後で切り取る部分にひっぱる事が出来る「のりしろ」の様な短冊状の箇所を作り、そこを前後左右にずらしたりして平均にテンションをかけ、引っ張る力をコントロールしながらしわを分散させます。

20120415g_2

ちょっと紙が波打つ程度ならしわは出来ません。糊を水でもう一度緩めて引っ張りが集中しないように調整します。

20120415h

最後の胴体上面は別物で貼りますがこの程度のナミナミなら最後の霧吹きで消えるでしょう・・・たぶん。

20120415i

すべてが終わったら最後にどっぷり霧吹きして、お休みなさい!

20120415j

20120415k

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Piper Vagabond そこから入るか!No.8

2012-04-11 | PEANUT SCALE MODELS

「白の紙のままでも・・・」そんな誘惑だって時にはあるさ、しかしそこで押さえられないのも事実!

主翼は何とかカタチが決まりました。ここで言う「カタチ」とは自分が想像している飛び方に見合った翼のネジレになったって事でして、時にはそれが大幅に狂うこともありますが、そんな時は過去の経験から柔軟に対応することにします、かたくなに意地張っちゃ駄目ですね。

今使っている紙の重量は一体どれ位なのかチェックしてみましょ。生地完時の写真と比べてパーツ毎に測ってみます。これに何か意味があるのか?って事は正直何もありません、ピーナッツを構成する部材の重量はどんな分布なのかなんてどうだって良いことですが、何かの時誰かの役立つかも、まあそれも無いと思いますが一応。

20120410a 20120410b

0.1-0.06=0.04g

非常に小さな数字ですが確実に増えている・・・(当たり前)

20120410c 20120410d

0.3-0.18=0.12g

これもまあサイズ的に妥当な線・・・

20120410e 20120410f

1.21-0.68=0.53g

面積が大きくなると堪える・・・

20120410g 20120410h

1.62-1.3=0.32g

ここでの生地胴体1.08グラムにはランディング・ギアのピアノ線と補強部分が含まれていません。右側写真のギア取り付け後の総重量から差し引いて計算すると1.3グラムとなります。

20120410i 20120410k

3.26-2.22=1.04g

生地完時の重量2.22グラムが紙貼り終了時の3.26グラムですから紙と接着剤の重量は1.04グラムとなります。素直に紙を貼った場合、生地完の約1.5倍になるという計算です。機種によっても、使用するバルサや紙によってもこの数字は変わりますが、製作時の目安にはなります。それにしても主翼の紙の重さが全体の半分を占めている!

20120410j

嬉しくない「おまけ」・・・ギヤのカバー忘れてました!

追従して進めていますテキサン君の紙貼り。

20120410l

こっちの方が断然面白いぞ!だって色々考えなくちゃいけませんもの。胴体から翼の上面にかけて4ピース!、胴体下面4ピース、胴体側面2ピース、胴体上面2ピース・・・この貼り合わせがたまらない快感。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Piper Vagabond そこから入るか!No.7

2012-04-06 | PEANUT SCALE MODELS

プロペラ・ブレードは前回2セット作っておいたティラークラフト用の物を使います。しかも出来の良い方がキープしてありましたので遠慮せずこれを使いましょ。そして紙貼り前の最終チェックをしたら、一番簡単な小物?垂直尾翼から試験的に始めます。糊の濃さや量はここでじっくり吟味いたします。最近大切な事も時間が経つとすっかり忘れてますネ・・・

20120406a

紙貼り前に「白」を吹くか迷いましたが、先に吹いてしまうと曲面部分なんかは紙の重なる所の色が濃くなったり、切り口をきれいに処理しないと白の部分がなくなってしまったり、面倒な事も起こります。今回はあまりデコレーションしなくて済む機体ですから紙貼り後のブラシ塗装を選択しました。

最後に主翼の紙を貼ります。そしてこれから1週間毎日机の上でネジリ下げ&左右の角差「矯正」を行います。引っ張り過ぎの箇所も紙を緩めながらネジリ下げをつけます。

20120406b

紙貼りの感覚が指先に残っている今、そして糊も良い状態で残ってますから・・・一緒にテキサンも貼っちゃおう!って魂胆。胴枠とフィレットを修正しながらこちらも最終チェックします、ちょっとエグリ過ぎ?

20120406c

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Piper Vagabond そこから入るか!No.6

2012-04-02 | PEANUT SCALE MODELS

「タイヤ・攻めます・バカボンド」

機体のバルサ使用部分はタイヤとペラを除いて完成、こちらは紙貼りの準備をします。

紙貼り前にタイヤとペラを準備しておきましょ。タイヤは過去にも製作写真を掲載した記憶がありますが、今回はタイヤ・ストッパーを内装する方法で作ります。そこまでの作業は過去と同じ、でもそろそろ3センチ角のバルサ角材が無くなってきましたから買い出しに行かないといけません。ハンズなんかですと以外に軽い角材は残ってるんです、質はともかく。同じ金額なら重い方が価値があるとでも思ってる人がいるのかな。それとも軽い物はどちらかと言うとフカフカですから細工がしにくいと思われているのかもしれません。

20120401c

角材から必要な厚さに切ります、何故2車輪なのに3枚か?いつも最後にトチリます、色塗りが終わって必要なくなった爪楊枝を切り落とす時、タイヤに傷付けたり、塗装剥がしちゃったり・・・

20120401d

今度はサークル・カッターで中心とアウトラインをかき込みます、深さは適当。必要サイズより半径2ミリほど大きなサイズで作ります。

20120401e

アウトラインに沿ってカッターで切り落とします。きれいに切る必要全くなし、サンディングでバルサの飛び散る粉を必要最小限にする程度。

20120401f

中心に爪楊枝を瞬間で接着。今回はタイヤストッパーを外側に内装しますからその部分は爪楊枝を入れる必要なし。よって先端の細い部分を切り落とし、外側から3ミリほど奥まった所まで差し込み、接着します。

20120401g

最近作るタイヤは昔のようにアルミパイプとか真鍮パイプとか使わなくなりました。車軸のピアノ線とピッタリ合うサイズに塩ビ系のパイプを熱で細くしたり、今回の機体なんかはそのまま埋め込んだ爪楊枝にピンバイスで穴を開けてしまい、パイプは使用しません。

実機タイヤのカタチを見ながらサンディングして、薄めたドープの瓶に放り込みます。そしてしばし乾燥、バルサの目止めをすると完成度はぐっと上がるハズなんですが、重さは確実に増えますから今回はパス!

20120401h

そして乾いたらもう一度1000番程度で表面のザラザラを落とします。外側中央部分の溝を深く掘るのが先か?色を塗ってしまうのが先か?つや消しの黒塗っちゃいました・・・

20120401i

20120401j

いぶし銀?いや黒です!良い感じでほんわかタイヤっぽく出来ました。

20120401k

ストッパーを埋め込む溝を掘ります。リューターでゴリゴリするんですが、ここで気を抜くと傷つけちゃうんですネ。今回はビビリながら慎重にやったので成功。

20120401l

機体に付けてストッパーを接着したら外側にカバーを取り付けます。これ接着してからタイヤはずれると大変なんです、実は。紙貼り・塗装終了ま取り付けはお預け!

20120401m

重さは? うーん、予想より重い、確かにボリュームあるしね・・・

てなことで一応第2弾の準備? えっ、これ色まで塗ったのにお払い箱? たいして重さが変わらなけりゃこれで行かせてもらいます・・・

20120401b

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする