Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

OL' IRONSIDES no.6

2017-09-28 | PEANUT SCALE MODELS






「夫婦岩構想」はちょっと棚上げにして、変則的製作順序で残りを仕上げることにしました。

次はスパッツ!とか行きそうでしたが、ここは角材が恋しくてテール・ウイングから始めます。

実はここから完成機体(期待?)重量に大きくかかわってきます。ちょっと頑丈に作れば今後のすべての作業はとても楽ですが、流れとして機体の出来上がりが決まってしまい、それなりに重くなるし飛ばなくなります。
「おしり」を軽く作るイメージを忘れないで始めれば完成重量も軽くすることができます。

ですから最初の一歩として、ここで使うバルサによって大まかな全体像が決まるくらい重要なんですネ。







尾翼は通常2枚から3枚作って重さと強さを調べます。頑張れるときにはどんどん軽くしますが、そうも行かないときだってあります、まあ気分的なものでしょうが。

選ばれし完成品、もう少し何とかなるだろ!って思ったらここで潔く作り直します。







胴体も面倒な部分を先に作っておきます、角材並べちゃってからこれ始めるのもね・・・

とにかくこれで先に進めますから、もうしめ縄あきらめよう。







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OL' IRONSIDES no.5

2017-09-25 | PEANUT SCALE MODELS


奇跡のレッスン(自分編)

外壁完成!さあーっ、どうやってソケット外すの?






家にある一番薄い刃物でコリコリ・コリコリ・コリコリ・・・邪魔な部分は切り落とす、さしあたり両刃のカミソリかな?

両刃カミソリの先端をはさみでV字に切ったら少しずつ押し込んでコリコリ・コリコリ・コリコリ・・・ 

プスッ! 大成功!

悩んでいるより手を動かせって昔誰かに言われたけど、失敗したってそれ程のことじゃないしネ。

黒くなってるのはどんなイメージになるか見たかっただけ、ラーメン袋の「盛りつけ例」みたいなもの。

もう少しですね雰囲気的には・・・







切り落とした「現場」は体裁良く修正して、あたかもこんなことやあんなことが無かったかのように自然に振舞います。そしてソケットの裏側も一応努力の跡を残しておきます、深い意味はありません。

ピンの周りが少しえぐってあるのは? 接着剤がはみ出したりするとソケットがピッタリ合わないのを防ぐため。







そして何となくイメージが出来上がったらもうリューター、やすり、あるもの全部使って開けます。

ぜい肉はまだまだまだ取ることができます、でも焦らず紙を貼ってシェルがもう少し頑丈になってからにしましょう。







とりあえず記憶として残しておきます。







「完成6グラム、それを超えたらゴミ箱よ!」って、かましちゃったけど大丈夫ですよね、もうこれだけで立派に胴体の重さなんですが?







大丈夫さっ、しっかり持てるようになったら半分にするさっ!(それでバラスト積んでたらお笑いです)


ここで今回の「ノーズだって軽く作るぞプロジェクト」は完成として一旦終了です。

オブジェとしてはいささか貧弱なので、ピスタチオ用の同じものを作ったら、二つ並べてしめ縄つけて二見浦の夫婦岩風に仕上げるか、乗りかかった飛行機だから胴体後半も作るか・・・

すこし時間をください。


残りの胴体なんてあと2時間もあれば出来るんですけど、ここまでかなりエナジーを使ったんですね?

「はいっ」妙に素直・・・


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OL' IRONSIDES no.4

2017-09-24 | PEANUT SCALE MODELS


かなりヤバイ線になってくると写真なんか撮るのも忘れてグイグイ進んじゃいます。「必死のパッチ」(関西エリアにおける「一生懸命」の最上級語)で乗り切ってあとで涼しい顔するのも大変。
でもまあそれなりにシワもヘコミも無く終わったからネ、よろしいかと。







下の空間はもうひとつ「お荷物」が付きますから開けたままです・・・







ライトに透かすとまだまだ分厚い感じ、もう少し薄くしますがその前にノーズソケットのアウトラインだけトレースしておきます。







この状態で余分な角材は外してしまっても良いんですが、これから作業中に手で押さえたり紙貼って縮んだりする可能性もあるのでこのままの状態で放置しましょう。







ノーズソケットを仮付けしてエアー・インテークを作ります。「ソケット、外れない・・・」 嫌なところまで前に出しゃばってますから!







「うーーん、無謀かもしれない。いや、何とかなる!」のせめぎあい、こんな時が一番楽しい。







危険水域は透かしながらチェック、ほおずきの皮状態・・・







外壁完成!さあーっ、どうやってソケット外すの?


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OL' IRONSIDES no.3

2017-09-22 | PEANUT SCALE MODELS

怒涛のサンディング編

プランクに使用するバルサは0.8mm、これを最初に半分位まで薄くしておきましょう。気が変わらないうちにイザ!

こんな緊張感とやる気がある時って必ず足を引っ張るやつ(モノ)が出てくるんです・・・

ペーパーを貼り付けるボードがありませぬ。そしてバルサの粉だらけになる前に別の一仕事です。






粘着材の付いた5mm厚のスチレンボードと、もろもろのサンディング・ペーパー。本当は7mm位あった方が使いやすいんですが品切れ。
ハクリ紙を取り除いて「かるた」みたいにペーパーを並べます。一番使用頻度の多いのは240から400あたり、その辺を多めに並べます。







カッター・ナイフで完成! って書くと早いけど、力が要る作業であります。これだけあれば今年中は大丈夫・・・







そして何を始めたのか?

「こんなの使うと良いこと一杯あるよ」なんて教えられて実験。確かに和紙は耐久性があるからよろしいのかも・・・で、実験終了。

さーて今度は本当に行きます。






あらま! プランク中の写真なし! 結果は良好、ここまでノンストップで。

4ピースで何とか貼れましたよ。




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OL' IRONSIDES no.2

2017-09-17 | PEANUT SCALE MODELS






1.5mmのバルサをクロスに貼り合わせた中央の補強足場は、中から取り出すとき柔軟に引き出せるよう前後方向に切れ目を入れてあります。
今この状態を保っていられるのは「この方」のおかげです。前後の胴枠2枚は中央部分だけ瞬間でたっぷり固定しましたから捻れることはありません。

四隅のバルサは角材を使わず過激なサンディングでも無くなってしまわないよう幅広めに切り出してみました、そのRは適当。これを付けたらさらに頑強なシロモノと化したので周りの工事を始めます。







最初にアゴの部分から中央に1本入れたらあとはそれなり、角材を曲げる感覚は周りの様子を見ながらはみ出したり凹んだりしないよう・・・程度に注意して。

この曲面ができたらもう完成したようなもの・・・ですか?







しかし、弱点はありました!何処かが強くなると何処かが弱くなる? 後部胴枠0.8mmの弱さがハンパない。そこで最終的に切り取る部分の反木目方向に2本の角材で補強、これで作業し易くなります。

最初から付けておけば良かったんですよ、うん。







左右側面の中心部分に各1本入れます。捻りながら様子見て、これならもう中央の補強は必要ないと思い、下半分だけ取り出し易いうちに切り取ってしまうことに、今なら細かくしなくても簡単に取り出せます。







側面からナイフ、ヤスリ、ピンセット、毛抜き?、割り箸? など、あるもの全部使って取り出します。







後部の胴枠も一緒に切り取ります。ちょっとグニャグニャするけど手で握っても大丈夫、潰れません。







その勢いで側面に少し追加したら剛性復活?一進一退で進めます。







そして上面にも数本足したところで足場は完全に外れました。一緒に前の胴枠ノーズ・ソケット部分も口を開けます。

プランクしたあと不要な角材はプランク材とは接着しないで抜き取る予定ですが、今のところ何ピースでバルサを貼る事が出来るかわからない。バルサ・シート同士の接着部分は角材を残さないといけないから、そのあたりはプランクしながら場当たり的に考えます。

これで何とかプランク出来る状態になりました。ここからサンディングして面合わせをしますが、あまり削らない方向でほどほどにネ・・・

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OL' IRONSIDES no.1

2017-09-12 | PEANUT SCALE MODELS





マイアミで30年近く僕より優雅な暮らしをしていたフォーカーツ君ですが、日本に里帰りしてからというもの暑い日が続きちょっとお疲れ気味、強烈な湿気が襲いかかる日本の生活に慣れるにはこれから大変だと思いますよ・・・

送り返してくれたジョージ・ヌニェスさんには何かの形でお礼をしなくてはいけないと思い、彼の描いた図面から最近色々と話題になったオレ・アイアンサイド君でも作ろうかと思いついたわけであります。現在進行形のプロジェクトが暗礁に乗り上げ少し頭を冷やさないといけないことと、衝動的に「1週間もあれば出来るんじゃね?」的ないつもの不純な動機です。


この図面でかれこれ20年近く前に1機作っていますが、胴体は恐ろしくボリューム満点で少し油断するとあれよあれよという間に重くなってしまいます。スパッツや脚のスタイルも重量増加に加担していますし、なんといっても厚手のバルサをふんだんに使ったノーズの豪華なつくりはどうしてもカラダに良くない! それを回避するために内側を「親のカタキ」みたいに削った記憶があります。まあ、その削りカスがそのままゴミ箱に捨てるには惜しいくらいフカフカで気持ちよかったので残しておいてこんな写真撮ったんですね、きっと・・・








本能的に当時の記憶は蘇ってきます。でも作るんなら昔と同じ質と重さで完成じゃとっても恥ずかしい訳で、見栄えも少しは良くならないといけないし、なーんて考え出すとコレってかなりハードル高いか・・・

もう止めようかな?とか優柔不断な午前2時、先ずはノーズだけでもブロック裏側を削りたおさない方法で仕上げることが出来れば「次」に進むことにします。一緒に図面の胴体側板も少し手を加えたり修正をしましたが、間引きするようなところは無く位置の移動位です。





これって人生最初の「ノーズ」から製作スタートするピーナッツになるのかも、もし完成すれば。


ところでバルサ・ブロック使わない方法なら、ノーズの「型」を削りその上に薄いシートを水攻めにしてモノコックを作るか、無数のストリンガー攻撃で曲面を出してそのまま紙貼っちゃうか・・・

まあその中間ですが、数本のストリンガーと薄手のバルサ・シートでこまめにプランクしていくことにしましょ。





最初は前後の胴枠がねじれない様に中央に背骨を入れてがっちり固めます。

本当にそれで上手く行くんですか???  むむっ、わからんとです!!






さあ、これにストリンガー埋め込んでいきますぜ!


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製作を始める「きっかけ」となる理想の形とは?

2017-09-07 | PEANUT SCALE MODELS




以前 「・・・と、一件落着したら今度はチェコのグレゴブスキーさんから「住所教えてくれっ!」って、次は何、何、なにっ????」てな話がございました。
今回はそちらに話がシフトしていく訳でして。

あれも作りたい、これも作りたい・・・夢はどんどん膨らむばかり、でも実際に手が動き出すことも無く悶々としている時もあれば、膨らんだ夢も一晩寝たらきれいさっぱり忘れて又新しい1日が始まる時もあります。一体どんなきっかけでピーナッツが生まれるのか?その始まりの部分には色々な愛と欲望が絡み合って、何かが琴線に触れた時にスイッチが入るんでしょうが、それは人によってもまちまちですしまことに不思議な部分でもあります。

本来はバルサや接着剤や紙や道具や塗料など製作に必要なハードと、実機写真や図面や参考資料などのソフトが揃って「いくぜっ!」ってなる訳ですが、まあ全部揃わなくってもぼちぼち始めて進行しながら揃えていく人もいれば、全ての目処が付かないとスタートラインに並べない人もいます、どちらかといえば私なんか後者の方ですが。昔は図面1枚で速攻スイッチが入ってましたが、最近ではそこそこの資料が揃わないとなかなか動き出せない、いやそれを理由に動き出さないのかも?

「三種の神器」で製作図面と三面図と実機写真があればすんなりいくのですが、塗装の種類が豊富な機体や部分的に資料写真が欠落していたりするとそこで手が止まっちゃうなんてこと日常茶飯事ですね・・・
それに心がさほど純粋でもありませんから、たとえそれが大好きな機体でも、これは飛ばすのが難しいんじゃね?とか、この色分け無理だわ!とかで、どんどん負の方向に妥協していくことだってあります。ですから昔ハンナンさんが出してくれた「Peanuts & Pistachios」なんかの冊子は必要最低限の資料がついていましたから作り始めるのにそれほど敷居が高くなかったんだと思います。

近年ネットでもそんな「三種の神器」セットでパックを販売していたサイトがありました。
「Small Flying Aeroplanes」は3人の有能なチェコのモデル・ビルダー、RadekGregovsky、PetrKonopasek、JirkaVy?tejnが始めた会社でした。彼らは2010年頃から活動を開始し、第1次大戦機を中心に1/20スケール機やピーナッツ・スケールの図面、参考資料、実機写真などをパックにし、それらに必要なアクセサリーまでも個別に製作して販売していました。
製作図面はラディク・グレゴブスキーさんの手書き図面ですが、恐ろしく精巧でコンピュータ図面には出せない味のあるものでした。超スーパー・ビルダーであり世界でその名をとどろかせた「チェコ・スタイル」の生みの親、ルボミール・コートニーさんが彼の背中に乗り移ってるのかもしれません。図面もその影響を多分に受けていますが、カラー出力されたドキュメンテーションの冊子にもその繊細さや線の美しさ、図面の持つ暖かさにラディクさんの精神が現れていました。サンプルのダウンロードできる図面やローゼンジの資料なんかもリキが入ってました。





しかしそれがいつの間にか消えてしまい、どーしちゃったんだろ・・・なんて思っていた矢先、このサイトを創設した3人のうちのひとり、グレゴブスキーさんからの住所問い合わせでした。
彼らに何があってサイトを消滅させてしまったのかは知る由もありませんが、今までの状態を継続する意思があるグレゴブスキーさんが個人で立ち上げたのかもしれません。

彼が「Peanut on the Runway」という冊子を創刊させたことは数週間前からネット上のフォーラムやフェース・ブックその他のSNSでチラッと見た記憶はありましたが、その時の印象はハンナンさんの通販ウエブサイト「Hannan's Runway」とかぶちゃいないか?なんて思ったくらいでした。ネットの世界であらゆるる情報を手に入れることが出来る昨今、果たして「三種の神器」セットのパック販売など余程の質の高さとか希少な機種のシリーズとか何か心をひきつける物を持っていないとビジネスとしては無理な気がします。それも決して大量に売れるものではありませんが、印刷物として世界に向けて売り出す彼の情熱とか生きがいとか特別なものを感じてしまいます。





パックの内容はさすがに充実しています。機種選定には好き嫌いの領域はありますが、それが望んでいたものであれば間違いなく過去に出版された同じような冊子より質の高いものですし濃い内容でもあります。惜しみなくカラー印刷を使い「電気的に引く線」とは一味違った温かみを感じる手書きの図面は、決してあやふやなものではなく正確に仕上がっています、今回のパックで個人的にはアビアチックD.IIがかなりお勧めです。製作法も彼独特の技法が写真と共に紹介されていますので参考になる部分も多く色々な「ツボ」はおさえています。
金額的には決して安いものではありません、それだけの価値はあるのか?と聞かれるとそこは個人の価値観によるものでしょう。


注文は直接彼のメール・アドレスにオーダーする方法です。
peanutontherunway@email.cz

この冊子を紹介するフォーラムや個人の製作ウエブサイト(イギリスのマイク・スチュアートさん)はこちらから・・・

http://www.hippocketaeronautics.com/hpa_forum/index.php?topic=21837.0

http://www.smallflyingarts.net/forum/viewtopic.php?f=19&t=65&p=497&hilit=Peanut+on+the+runway#p497

http://www.ffscale.co.uk/review5.htm





そしていよいよ始まる・・・ 

「ノーズを制するものは世界を制する!」 (何かの時間稼ぎかそれともスーパー・サブかも?)



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