Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

14 bis No.8

2024-03-28 | PEANUT SCALE MODELS




アントワネットのV8エンジンを調べるために14bisの写真を色々と集めましたがそのエンジンの前方には粋なスタイルのサントスさんがいつも一緒に写っています。スーツの下は白のワイシャツにネクタイ、汚れたつなぎの作業服なんか着てません。操縦席のバスケットが空のままじゃ不自然ですからサントスさんを乗せないと14bisにならない・・・

ベースは完成していますからちょっとスリムにして塗装すれば先は見えてます。腰から下は透明人間となりますが腕や指先は機体に合わせて細工しないといけません、これがちょっと面倒。





先ずはエンジンから、金属は一切使わず紙粘土と葦の穂先部分だけでパーツを作ります。





排気マニフォールドの配管作業は同じものが8本必要です。紙粘土を乾燥途中にすべて同じRにすることは不可能ですから簡易の治具を作ってその溝へ押し込みます。太さも調整しないといけないので面倒ではありますが”空中治具”で作るよりは一応揃ったまともなものが完成します。





長さを調整して切り落としますがここでは角度も決めて切らないと面倒なことに・・・





それなりに同じパーツが完成しました。曲げた部分が乾燥途中で戻ってしまうものもありましたがそれは潔くゴミ箱行き。





シリンダーは難解な形状をしていますがここはシンプルに・・・





排気マニフォールドの2本を角度調整して接着する治具、ここに放り込んで瞬間流せば同じものが出来るはず。





勢いよく瞬間流すと治具と一体化してしまう危険性アリ! 剥がすの面倒でした。





エンジンの土台となるブロック部分。下をゴムが貫通しますから何処まで切り落とすかは機体に載せてみないと解りません、最初はちょっと大きめに。





木目が出ないように紙を貼ります。出番の無かった銀色の紙でしたが久しぶりにお役に立った感があります。





その土台の上にシリンダーを並べていきます。配管パーツも一列になるように接着面の端を剃刀で薄切りしながら調整します。





瞬間で固めた糸を使ってワイヤーを取り付けます。





まあまあの出来? 気になるのは重さだけ。





もう少しダイエットしないとノーズに積むバラストの量が増えそうです。

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14 bis No.7

2024-03-21 | PEANUT SCALE MODELS





紙貼りは今のところ何の問題も起きず最後に残った翼端の部分を貼ります。黒の矢印は「紙の目注意」のお知らせ。既に張ってあるものと同じにしないと変なしわが出ます。





そして左右の翼を繫ぎます。ここでピッタリ接合できるか否かは精度の問題!1本だけ微妙に短かったりそのままつなぐと左右で捻じれが出たり・・・というのはいくら頑張っても「生もの」ですから問題は起きます。上反角やスパンを確認して極薄の航空べニアでジョイントします。翼のねじれは出なかったものの1本だけ1mmほど隙間の空いた所はこのジョイントで修正します。0.8mm厚のソフトバルサを使ったスパーだけでは当然持たないので強度的にもこのジョイントのお世話になっています。





翼の全体像が完成しました。1枚の翼では何だかひ弱に見えましたがこうして箱型の構造になると思いのほかガッシリしています。





通常の翼3枚分くらいの重さはありますが・・・





胴体幅に合わせてマウントを作り主翼に仮接着し一度胴体にはめ込んでみます。
ここでは迎え角とか、胴体が斜めになっていないかとか、心配の種は山ほどありますが何とかなりそうです。





足元がすっきりしたままですから車輪を取り付けます。単純にピアノ線の車軸にタイヤだけじゃ寂しいので少しだけ加工して。





実機のゴムを利用したショック吸収装置は良く出来ていますが同じ様に加工するのも大変ですから「見た目」それらしく。





葦のストローを使ってますから割れやすくて大変!





アブソバーのゴムを巻きます。左右非対称にならないように・・・





0.5mmのカーボンシャフトを取り付けて完成。

問題は張り線の方で2列とも奥まったスパーの所を通過していますからピンバイスで穴を開けるのに苦労しました。ピンバイスの使えない所はピアノ線の先をヤスリで削って差し込む道具を作ったりして何とかクリアー。





張り線の「ペケ印」が前後2本重なるように注意しておかしなところは修正します。





翼はこれくらいにして今度はパイロットのサントス君、先ずは誰が乗るかの相談。水で半練りした紙粘土をアイスキャンディーのステックと爪楊枝で大まかに造形作業。皆さん実物のサントス君より若干太り気味?

これから数日間は粘土教室がスタートします、飛行機の事は忘れて!


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