乙部町宮ノ森公園...。ここはカタクリの群落地として知られており、毎年見事な花を咲かせている。今年は?...、乙部町も例年になく雪が多く春は遅れているので、果たして咲いているか...。
そんな期待を込めながら、所用の帰り寄り道をした。咲いている...、というより咲き始めたと行ったところ。散策路の脇に赤紫の花が開き、静寂のなか可憐な姿を見せている...。
“カタクリ”は「春の女王」といわれるユリ科の多年草で、発芽から7,8年目に初めて花を付け、寿命は20年近くもあるといわれている。公園がカタクリのじゅうたんに変わる見ごろまでは後1週間ぐらいかな...。
カタクリはそんな状況だったが、周りにはエゾエンゴサクやキクザキイチゲなどの花が咲き誇り「カタクリばかりが花じゃない!!...」といいたげに咲き誇っている。これからはこれらの花々で賑わいそう...。
宮ノ森公園は、乙部町市街地近くの日本海を望む高台にあり、自然木を使ったアスレチック施設などが整備され、町内を一望出来る展望台からは館の岬などの観光名所を確認出来る...。
ところで“カタクリ”の群生地といえば北斗市きじひき高原・匠の森公園...。ちょっと気になって立ち寄った。公園に向かう道路は乾燥しているが、残念ながらカタクリが群生している観察路はまだ20~30cmほどの雪が残っており、花が咲くのはまだまだ先...。
管理人の方も「こうして見学に来られる方も多いのだが、花を見られるまでまだ2週間はかかるだろうなあ...。」とセンター脇の雪割りに精を出していた...。駐車場にも何台か車が止まっていたが、雪の多さに驚きを隠せずそそくさと戻っていく...。いや、この遅れがカタクリとサクラ、シラネアオイなどの花が一緒に見られるかもしれない...。
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