JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

縁結びの神が宿る連理の木“縁桂”...

2011-09-23 22:29:52 | 乙部町・厚沢部町
 乙部町富岡地区の国有林の中にそびえ立つ樹齢約500年、高さ約40m、幹の周囲が最大で約6mの巨木“縁桂”...。「縁結びの神が宿る」と伝えられ、この木に触れると縁が結ばれると地元では崇められている。“縁桂”を囲んでの「縁桂森林(もりもり)フェスティバル」が今日む乙部町で開催される聞き、車を走らせた...。
                   
 久し振りの青空に恵まれ快適なドライブ...、会場の縁桂森林公園に到着すると入口で係の女性からパンフレットと抽選券を渡され「縁桂まで1kmほどの道程です、ゆっくり楽しんで...。」と声を掛けられる。

      
 遊歩道はウッドチップが引き詰められており歩きやすいのだが、途中結構急な階段状の坂道も待っている。遊歩道と平行に流れる小茂内川のせせらぎを聞き、木陰ではヒンヤリした空気を感じながら、子供たちからお年寄りまでそれぞれのペースで散策を楽しんでいるようだ...。

                              
 途中、所々に鐘がある。「あゆみの鐘」「いたわりの鐘」「おもいやりの鐘」「ちかいの鐘」「はぐくみの鐘」「むすびの鐘」と、良縁にちなんだ鐘が建てられており、参加者の皆さんもこの鐘を鳴らしながら歩を進めていく。途中の橋の名前が「熊すべりの橋」に象徴されるように熊の往来もありそうで、多くの樹木や橋の欄干に痕跡が残っている。多分、鐘は熊に人間が近づいていることを知らせることも兼ねているのかも知れない。

 
 寄り道をしながら約30分ほどで“縁桂”に...。縁桂の根元にある祠(ほこら)で豊かな森の恵に感謝をしながら玉串を捧げ、その後、幹に手を触れながら根元を一周し“良縁”に恵まれるようお祈りをする...。

         
 “縁桂”は、2本の桂の木から延びた枝が、地上7mほどのところで固く結びつき成長した「連理(れんり)の木」として知られ、その姿は古くから男女の仲むつまじいことを象徴する樹木といわており、そのことから「縁結びの木」として大切にされている。(配布されたパンフレットから)

 また、“縁桂”は昭和48年には北海道記念保護樹木に、また、平成12年に樹齢が100年を超える山のシンボル的な巨木として林野庁の「森の巨人たち百選」にそれぞれ指定を受け、平成17年には同じ連理の木として知られている中国湖南省・張家界市にある「重歓木(じゅうかんぼく)」と友好姉妹樹になっている。

                              
 森林公園に戻ると「森の昼食会」...。参加者は家族や職場の仲間などと自然を楽しみながらジンギスカンを囲み、地元のお母さんたちからジャガイモやカボチャの塩煮、さらに大きなサンマの塩焼きも振る舞われ、秋の味覚を思う存分に味わっている...。

 最後は地元特産品があたる抽選会...。入口でもらった抽選券「76」が見事に2等賞の大当たりでカボチャやジャガイモなどが入った大きな袋をゲットしちゃった...。また、地元農家の方が栽培した農産物が激安販売されており、当面野菜に不自由しないほど袋に詰めさせてもらった...。

 “縁桂”には二度目だが、前回は独りで熊との恐怖と戦いながらの見学であまり記憶になく、今回は夏を思わせる日差しの中で心地よい汗を流しゆっくりと森林浴を楽しみ、最後にお土産まで頂戴しての楽しい秋の一日を過ごさせてもらった。乙部町の皆さんに感謝です...。


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