JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

十二単、平安の世への誘い

2008-09-20 23:05:35 | Weblog
 午前中に「青雲時報縮刷版」編集のための資料を探すべく函館中央図書館へ足を運んだ。連休だし、時間も早いので.....、然にあらず、子供から大人まで早朝から多くの利用者で賑わっている。
                               
 そんな中、ロビーで面白いイベントをやっている。函館和装研究会の皆さんが、マネキンに平安時代の女性貴族用の正装といわれる「十二単(じゅうにひとえ)」の着付けの実演だ。

 「十二単」の正式名は「五衣唐衣裳(いつつぎぬ、からぎぬ、も)」とのこと。実際は12枚衣を重ねるわけではないため俗語であるが、一般的に「十二単」の名称で呼ばれることが多いそうだ。


 “十二単は、下着を含めて13枚重ねております。一番内から、長襦袢、小袖、長袴、単衣、紅がだんだん淡くなっていく5枚の五衣、その上に打衣、表衣、唐衣、裳の順に装着している。

 この装束の正式名称は「五衣唐衣裳(いつつぎぬ、からぎぬ、も)」という。裳は、成人した女性の証となるもので、平安時代はこの裳を着る儀式をもって成人式とした。また、「唐衣」は式正を示すもので、季節や「とき」を「重ねる色目」を表現する「五衣」とともに重要なものとされている。

 おすべらしに桧扇(ひおうぎ)を手にした姿は、見る人を平安の世に誘う。”(函館和装研究会が会場で配布したチラシから)

          


 二人の女性によって緑や薄紅色などの着物を着付け、およそ30分ほどで完成。マネキンもリアルで今にも微笑みそうな感じ....。それにしても、珍しいものを見させてもらった....。お陰で、資料探しは延期......。
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