五稜郭公園に「箱館奉行所」が復元されます

　昨日までの吹雪も収まり、今日は朝から青空が覗く穏やかな天気で、昨日までに積もった雪も一気に解けてしまいそうだ。この天気に誘われ、久し振りに五稜郭公園に散歩をかねて足を運んだ。

　この五稜郭には、幕末、幕府直轄の役所である「箱館奉行所」があった。奉行所は、榎本武揚らの勢力が占拠し箱館戦争の舞台となったが、戦争終結後、明治政府によって奉行所は取り壊されてしまった。


　　　　　　　　　　　　　　（塀に囲まれている工事現場）

　函館市では、箱館奉行所庁舎復元事業進めており、これまで公園中央部で地下に残っている土台の位置の発掘調査を行い、古文書、図面などに基づき、通路に使われていた石や建築資材も集め、当時の工法を取り入れて忠実に復元させると言うことだ。

　総事業費約30億円で昨年の７月に工事が始まり、平成22年の春にはオープンされる。
現在は、工事のための準備作業中のようで、本格工事はこの春からとのこと。これからは定期的に覗いてみることにする。完成されれば、函館にまた一つ観光の目玉が増えそうだ。


　　　　　　　　　　　　　 (復元予想図－公園前の看板から)