JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

音と光で演出された“函館野外劇”...

2016-07-30 23:37:59 | 五稜郭公園

 函館の夏の夜を彩る市民創作“函館野外劇”「星の城 明日に輝け」...。一昨年まで水舞台を設置し公演を続けていたが特別史跡・五稜郭跡石垣の崩落を受け、昨年は五稜郭タワーで日中ダイジェスト版として公演だったので、今年は2年ぶりの夜の野外での公演...

 しかし、会場は五稜郭公園入り口前の広場での公演とあって、客席もパイプ椅子で作られた約300席...。ほぼ満席に埋められた会場で、縄文時代から幕末、明治維新へと続く函館の歴史絵巻を臨場感タップリに伝える...。

 

 西の空も闇に包まれると進行役の「コロポックル」が舞台の袖から現れ、コロポックルたちの「星のまちHakodate」の大合唱とともに舞台を照らすレザー光線の怪しい動きは幻想的な光景を醸し出す...。

                                

 手作りのスクリーンが目の前に現れると、ヤマタカの屋号を帆に掲げた北前船が映しだされ豪商・高田屋嘉兵衛が橋の上を歩いてステージに...。箱館を港町としての歴史を作り出す場面を演ずる。

     

 アメリカから黒船とともに来た「ペリー提督」...。その後、開港を求めてイギリス、ロシア、フランス、中国など世界各国から次々と箱館に集まり、箱館は一躍国際都市となっていく場面は、華やかなフラックダンスで盛り上げる...。

     

 

        

 箱館を守るべく「武田斐三郎」が7年の月日をかけ築かれた、西洋式築城五稜郭...、しかし、この五稜郭を有名にしたのは後の箱館戦争....。榎本武揚率いる旧幕府軍は、ここを拠点に新政府軍と戦う。新撰組土方歳三もこれに参戦し、大きな戦果をあげるが、新政府軍の弾に倒れた...。活動弁士語る戦いの経過と結末...、客席の目の前で繰り広げられるクライマックスの殺陣は迫力があり見応えがある...。

      

 フィナーレは出演者全員が舞台に揃い「星のまちHakodate」の大合唱。観客席もペンライトをかざし、舞台と観客席が一つになって感動を分かち合うとともに、この大合唱は、函館がいつまでも光り輝いてほしいと願いを込めて唄われている......。

  確かに今回の“函館野外劇”、水舞台や内堀が使えず船などを使った特色ある演出ができずに今ひとつ迫力に欠ける面は否めなかったが、照明や音響をふんだんに使い手作りながらスクリーンに映し出す演出や観客席の目の前が舞台ということもあって、殺陣のシーンは出演者の息遣いを感じ取れるほどで、観客も一緒に戦っている気分にさせられる...。

  これまで29年間続けられ、国内最大級といわせた野外劇、しかもすべてが市民ボランティアで運営されている。これは函館の誇りでもあり財産だ。しかし、“函館野外劇”は来年以降も実施できるかまだ不透明だというが、是非水舞台を復活させていつまでも引き継がれてほしい...。ちなみに、この“函館野外劇”は次回8月6日の夜公演と7日の昼公演で、今年の公演は終わる...。

 

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“貨物列車”の魅力に触れて...

2016-07-30 22:13:54 | Weblog

 昨日、今年初めて30℃超えの30.4℃の真夏日...。函館は7月下旬になっても夏らしい気候にならず、西日本各地で猛暑日が続いているという報道を目にしながら「まさか、夏は通り過ぎて行かないよなあ...」と心配していただけに、30℃の声を聞いてほっとする...。しかし、この暑さ老体にはかなり応える...。

                

 今日は29℃...。30℃に届かなかったものの湿度が高いのだろう、蒸し暑さにそれこそ老体には応える。その老体に鞭打って、港町にあるJR函館貨物駅でのイベント「鉄道貨物フェスティバル」に足を運んだ。鉄道マニアの知人から「函館では初めてだから...」と誘われ、限定と初めてに弱い野次馬にはとって、打って付けのイベント...。

                                                                        

 このイベントは、貨物列車を紹介するもので北海道新幹線の開業を機に「青函トンネルは新幹線だけでなく、貨物列車も走っていることを知ってもらう」ことが趣旨とあって、最新鋭の電気機関車や北海道内を走るディーゼル機関車が並べられている...。

  

 在来線と新幹線の両方走るというEH800型電気機関車...。架線電圧が2万ボルトから2万5千ボルトへ昇圧されるので、それに対応する機関車として開発され、現在五稜郭機関区に17両配置されている。(説明板から)

                                                                  

 また、北海道の幹線における高速旅客列車とダイヤの協調を図ることから開発されたDF200型ディーゼル機関車...。現在47両が五稜郭機関区に所属しており、名実共に北海道の貨物輸送を支える主力機関車(説明板から)

 車両の検査作業や大型コンテナを貨車に積み込む作業などの実演も行われ、普段見ることの出来ない作業を目のあたりに出来、物流を担うJR貨物の役割を肌で感じられる...。

                   

 会場内にはミニ新幹線やミニ機関車の運行、DF200への乗車体験、道南いさりび鉄道の「ながまれ号」の展示などが行われ、子ども達に人気がありどれも順番待ち...。暑さの中で親御さんは大変な目に遭っている...。

                             

 各地から集まった「鉄ちゃん」には見逃せない機関車のナンバープレートなど鉄道グッズのオークション、有斗高校マーチングバンドの演奏やコンテナブースでの農産物、飲食の販売などどこも大勢の市民で賑わいを見せていた...。風もなく蒸し暑い中でのイベントだったが、暑さを忘れて楽しませてもらった...。

 

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