JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

函館野外劇“ミニ公演”始まる...

2016-07-10 21:13:36 | 五稜郭公園

 函館の夏の風物詩「市民創作・函館野外劇」...、市民によって綴られる函館の歴史物語「星の城、明日に輝け」の第29回公演が五稜郭公園を舞台開催されている。と、いっても今日は七夕飾りが吊されている五稜郭タワーアトリウムの中での“ミニ公演”...。

 

 残念ながら五稜郭公園の濠に作られた水舞台を活用しての公演は、石垣の崩落により使用できず、昨年は公園一の橋前広場で日中40分のダイジェスト版の開催だったが、今年は土曜日は2年ぶりの夜公演と日曜日の“ミニ公演”が行われている...。

                            

 五稜郭タワーで行われた“ミニ公演”...。テーマ曲「星のまちHakodate」に合わせてコロポックルが登場...。先住民族アイヌが平和な日々を過ごしていた頃に始まる、函館の歴史をコロポックルが案内する。

      

 函館に大きな転機が訪れたのは、アメリカから黒船とともに来た「ペリー提督」...。その後、開港を求めてイギリス、ロシア、フランス、中国など世界各国から次々と箱館に集まり、「日本のハコダディ」として知られるようになり、箱館は一躍国際都市となっていく...。

        

  箱館を守るべく「武田斐三郎」が7年の歳月をかけ築かれた西洋式築城五稜郭...、しかし、この五稜郭を有名にしたのは後の箱館戦争....。五稜郭を舞台に起きた箱館戦争。榎本武揚率いる旧幕府軍は、ここを拠点に新政府軍と戦う。新撰組土方歳三もこれに参戦し、大きな戦果をあげるが、新政府軍の弾に倒れた...。活動弁士語る戦いの経過と結末...、間近に見る戦闘シーンは迫真の演技を見せてくれ、見物客からは大きな拍手がわき起こる...。

                               

  時代は変わり函館は北洋漁業のお陰で遠洋漁業の基地となり賑わいを見せ、度重なる大火により落ち込んだ市民を取り戻すため開催された港まつりは函館に活気を取り戻す...。

  
      
 函館の長い歴史を30分に凝縮しての“ミニ公演”...。演ずる皆さんの迫力ある演技に吸い込まれているうちに終わり、物足りなささえ感じる。土曜日開催の夜の公演には照明や音響もあると聞くので、夜の公演にも挑戦させてもらう...。全て市民ボラティアによる運営、追い打ちをかける厳しい財政で今年の開催も危ぶまれたと聞くが、函館の夏にとってなくてはならない「函館野外劇」...。来年は節目の30回、これからも地域興しのために何時までも続いて欲しい、そんな気持ちを込めて、些少だが募金箱に気持ちを置いてきた...。

 

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