雪解けが早かったこともあってか、マンサク、フクジュソウから始まる春の花々の開花が例年より一週間ほど早まっている...。確かに、函館のサクラの開花予想も4月23日と来週の土曜日...。祭りの準備は大丈夫なんだろうか、ちょっと気になるところ...。
この状況なら「春の花に事欠かない太鼓山の麓の湿地も、見ごろかも知れない」と少し早起きをして厚沢部町へお花見に...、と車を走らせた。ここは、厚沢部町の市街地から少し入った太鼓山の麓にある農業用水溜池の湿原。車を降りて湿地へ向かうと幅2,30mほどの谷間の沢に「エゾノリュウキンカ」と「ミズバショウ」が咲き始めましたといわんばかり...。
残念ながら見ごろには少し早いような気がするが、“お花畑”に化した沢一面に朝露を乗せた黄金色の「エゾノリュウキンカ」と白い「ミズバショウ」の咲き比べも見応えがある...。例年より開花は早いようだが、ここでの見ごろは1週間後あたりかな...。
「エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)」はキンポウゲ科に属し、湿地に生え茎が立っているいて黄金色の花を付けることから「立金花」の名が付いたとのこと。また、「ミズバショウ」は、湿地であったり水の溜まる地形を適し、葉は花の後に根出状に出て立ち上がり、長さ80 cm、幅30 cmに達するという。
沢を囲む山肌にはカタクリ、エゾエンゴサク、エイレンソウ、イチゲなどの花々が咲き乱れ、こちらはちょうど今が見ごろでまさに山の中の花屋さん...。あちこちから聞こえてくるウグイスなどの小鳥の声と小川のせせらぎを聞きながら、この花々をファインダーから眺めていると心癒される...。
地元の方達も見学や山菜採りに何組か訪れていたが、山菜採りに来ていた地元のおばさんに話を聞くと、「来週になると、エゾノリュウキンカが大きくなって見事なもんだよ。天気の良いときまた来ればいいでしょう...」と誘われたが、花の見頃に合わせるのはちょっと大変だ。
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