雨上がりの“元町公園”．．．

　先週までの朝の冷え込みはどこに行ったのか、今朝の函館は最低気温が12.0℃と平年を大きく上回る暖かさ．．．。それでも屋根を叩く夜半の雨は冷たさを感じ、秋深しの思いで夢見心地で聞いていた．．．。

　　　　
　その雨も朝には上がり、教会群から元町公園に抜ける港ヶ丘通りは散策する観光客で一杯．．．。観光地を訪れる時、天気によってその土地の印象が一変することがある。折角の観光も雨で傘を差してでは鬱陶しさだけだが、これが雨上がりだと儲かった気にさせてくれるので．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　“元町公園”は明治から昭和にかけて、箱館奉行所や開拓史がおかれ、北海道・道南の行政の中心だった場所。当時の役人は、この高台から函館の港を見下ろし人々の暮らしぶりを見ながら仕事をしていたのかも知れない．．．。

　
　公園脇の歩道の木々も色づき始め、カメラを向けていると初老のご夫婦が「紅葉が綺麗ですね．．．。」と声を掛けてくれたので、「まだまだこれからもっと綺麗に紅葉しますよ。」と答えると、「それじゃ、また来なくてはね．．．。」と話してくれる。また来てくれそうな雰囲気に嬉しい気持ちにさせられる．．．。


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