JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“美味しい米作り”に伝統の技...

2013-10-07 22:36:00 | 乙部町・厚沢部町
 所用で上ノ国町へ車を走らせる...。中山峠は青空が大きく広がったと思うと、いつの間にか黒い雲に覆われやがて雨まで降り出すといった、天気の変わりの早い「秋の空」の典型的な空模様...。その中山峠の木々も色づき始め紅葉の季節到来...、今月末には全山秋色に変わるはず...。

                            
 10月に入って畑や田んぼの収穫も順調に進んでいるようだが、報道によると春先の天候不順で心配したものの一部を除いてほぼ平年並みの作柄とのこと。最近の稲刈りはコンバインを田んぼにいれて刈り取りと脱穀を一度に行い、その後乾燥機にいれて強制的に乾燥させているが、厚沢部町など南檜山地方の農家では刈り取った稲を自然乾燥させているものを良く目にする...。

    
                  「稲架掛け」                             「棒掛け」

              
                          「にお積み」                            「立て掛け」
 今日、国道を走りながら見つけたのは、「稲架(はさ)掛け」、「棒(ぼう)掛け」、「にお積み」、「立て掛け」(名前は自信なし)で自然乾燥(天日干し)させている...。乾燥させるのは、刈り取った直後の籾は水分が多く、水分の多い籾をそのままにしておくと腐ったり、臭いが付き品質が落ちるからとのこと...。

                                      
 また、稲は刈り取られた後も生きており、籾を下にすることによって籾殻などの養分がゆっくり籾米に浸透するので、美味しくなるそうだ。さらに、「にお積み」は、稲の籾を雨から守ることと、風が中に入り籾を乾燥させるために下に風を入れる口があり、農家の方の美味しい米作りの伝統の技だという。

 手間暇かけて作られた新米も、昨年の米がまだ倉庫に残っているため買い取り価格が安く農家にとっては居たたまれない状況と聞く...。さらに、「聖域死守」といって交渉に臨んでいるTPPも雲行きが怪しくなっており、戸惑うよなあ...。

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コメント
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