静けさの中に浮かび上がる“箱館奉行所”．．．

　台風２６号が遠ざかった後に張り出してきた高気圧に覆われ、青空の広がる一日となったが、その分放射冷却とやらで一段と冷え込み今朝の函館の最低気温は3.2℃．．．。ところが道東の内陸部では軒並み最低気温が０℃を下回り、初霜も観測されている．．．。どうも冬将軍が薄ら笑いをしながら手ぐすねを引いているようだ．．．。

　
　今日の函館の日の入りは午後４時52分．．．。日の入りに合わせたわけではないが、午後５時前に五稜郭公園をウォーキング．．．。まだ、公園入口前では観光客がカメラを向けあい記念撮影に余念がないが、公園の中にはいると観光客も少なくて静かだ．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　箱館戦争で旧幕府軍の本拠地となった“箱館奉行所”．．．。公園の閉門時間の午後７時まで毎日ライトアップされている。ライトアップと満月に近い月に照らされ、静寂の中に立ちすくむ姿は幻想的な雰囲気を醸し出してくれる．．．。

　
　観光客もこの姿を目にして、「奉行所ってこんなに綺麗なんだあ．．．。」と感嘆の声を上げていたが、傍で聞いているだけなのに、何故か嬉しくなるから不思議．．．。確かに今日の“箱館奉行所”の姿には惚れ惚れとさせられる。

　　　　　　　　　
　それにしても「秋の日は釣瓶落とし．．．。」といわれるが、日の入りから僅か30分ほどより立っていないのに辺りは暗く、すれ違う人が男か女なのかさえわからない．．．。これからのウォーキングは少し早めにしないとダメかも知れない。それにしても夜の五稜郭公園は静かだ．．．。

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