JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

温泉街を練り歩く“夜神輿”...湯倉神社例大祭

2013-09-09 23:03:10 | Weblog
 市電終点「湯の川」電停のすぐ近くに位置する湯倉神社...。湯倉神社は、承応3年(1654)の創建以来湯の川温泉発祥の地として350年以上の歴史を持つ神社で、地域の鎮守として地元に親しまれている。例大祭は、毎年9月7日から3日間行われているが、今日は例大祭を締めくくる奴行列と夜神輿が奉納されると聞き車を走らせる...。

 

                             
 境内ではコメディーパフォーマンスやライブでの歌声が響き、人出も徐々にではあるが増え神輿の到着を前に盛り上がりを見せている。

 
 “夜神輿”は、市電「駒場車庫前」付近から約1㎞の道程を30~40人の担ぎ手の威勢のいい掛け声とともに湯の川温泉街を練り歩き、湯倉神社を目指す...。神輿の先頭を歩く氏子さんに夜神輿のいわれを聞くと、「10年ほど前に、温泉街を盛り上げようと始めたもので、去年は雨で出来なかったので、今年はみんな張り切ってるんだあ...。」と笑顔を見せてくれる。最後に、氏子さんもカメラを手にしていたこともあると、神輿の宮入の撮影ポジションまで教えてくれる...。

    
 神輿の宮入の前に、「奴行列」の奉納...。「奴行列」は松前藩の行列を伝統芸能として再現するもので、湯川祭りの会の小学2年生から社会人まで約30人が長くて重い毛槍を振りながら、神社の階段から本殿までの参道を掛け声とともに一歩一歩進む...。灯りを背にした奴振りは幻想的な雰囲気が漂い、境内を埋める参拝客からは大きな拍手が送られる...。

 

                              
 温泉街を練り歩いた“夜神輿”が神社に到着すると祭りは最高潮の盛り上がりを見せ、宮入が始まる...。50段ほどの石段を一気に駆け上がり、露店が並ぶ参道を本殿に向かう...。ところが、御輿は一度で社殿に入らず二度三度と引き戻される...。隣で観ていた方から、「神様は遊び足りないんだべや...。まだ入りたくねんだあ...。」

 
 7度目でどうにか神輿が宮入すると、大きな歓声と拍手が沸き起こる...。境内埋める参拝者とともに3本締めで今年の例大祭は盛り上がりのうちに締めくくられる。神社に着いた頃は参拝者は少なかったのだが、宮入が始まる頃には身動きできないくらいの人々でごった返していた。撮影ポジションを教えてくれた氏子の方のお礼を言い戻ろうとすると、「この後、餅まきがあるから福を持って帰ったら...。」といわれたが、この人では福は当たらないだろうと諦める...。それにしても、祭りは楽しいもんだ...。


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