“青森ねぶた”、函館の街を練り歩く．．．

　開港154周年記念函館港まつりは、今日、まつりのメーンイベント踊りパレード「ワッショイはこだて」が十字街・松風コースで行われた。十字街から松風町までの約1.4kmのコースを各団体が工夫を凝らし山車と揃いの浴衣で華やかな踊りをしながら練り歩く、沿道には大勢の市民が熱い声援を送る．．．。

　
　函館・青森両市が平成元年に締結した「青函ツインシティ」のまつりの交流で、青森の「ねぶた」と函館の「いか踊り」が毎年交互にお互いのまつりに参加しているが、今年は函館港まつりに「青森ねぶた」が登場．．．。既に昨夜の花火大会前に函館港を１時間余りの時間をかけてゆっくりと海上運行が行われ、函館の海に幻想的な雰囲気を演出してくれた．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　“青森ねぶた”はパレードの中ほどで、カネと笛、太鼓の囃子に乗ってカラフルな衣装をまとった跳人（はねと）と呼ばれる踊り手が「らっせらー」の元気な掛け声に先導され大きく蛇行しながら進んでくる．．．。

　　
　登場する勇壮な「ねぶた」は、悪鬼を退治する魔よけや厄よけの守り神「鐘馗（しょうき）」をモチーフにしたもので、２体の悪鬼に立ち向かう勇壮な鐘馗の姿を、東日本大震災の困難に立ち向かう東北の人々の思いを重ねて作られたという．．．。それにしても見事な出来映えに沿道からも大きな拍手がおくられていた．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　天候に恵まれたこともあって函館駅前、大門の人出は凄い．．．。函館の人口は毎年３千人近くも減少し続けていると聞く、しかし、今日の人出を見るとそんなことは微塵も感じられない．．．。この盛り上がりが函館の活性化に繋がればいいんだけど．．．。

　「ワッショイはこだて」は、明日五稜郭コースで行われる。当然見学を予定しているが、今日の熱気からするといか踊りで参加するのも楽しいかも．．．。



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