以前知人から「夏至になると太陽が函館山の向かいから登る...。」と聞かされていた。これまで、何度か函館山から朝夜景を眺め日の出を待つことはあったが、秋の終わり頃とあって太陽はいずれも津軽海峡から昇っていた。何としてもという気持ちはあるのだが、日の出の時間が午前4時となると...。今朝、勇気を振り絞って午前2時起床、函館山山頂を目指し車を走らせた...。
夏とはいえ函館山の上、しかも日の出前となると寒いだろうと防寒対策をしっかりとして昇ったのだが、意外に寒さは感じない...。次々と登ってくる若者のグループはTシャツに半ズボン...、ちょっと場違いな服装で三脚を立てる...。午前2時半、暗闇に浮かぶ函館の夜景...。山頂から見える連絡船や教会、市役所庁舎などライトアップされているはずの施設の明かりは見えないが、小さな灯りの繋がりはやっばりきれいだ...。
波もなく穏やかな函館港に写る明かり...。ジッと眺めていた一人の若者が「これぞ函館!!...。」と大きな声を上げた...。なんか気持ちがわかるような気がしたし、彼らからこんな言葉が飛び出すことは予想だにしなかっただけに、嬉しかったなあ...。
午前3時...、少し東の空がうっすらと白み掛けてきた...。今日の日の出は午前4時14分なのに、こんなに早くていいんだろうかと思うほどその明かりが大きくなっていく...。しかし、こうして見ていると刻々と変わる「函館の朝夜景」は、夕暮れから暗くなっていく夜景とは別な趣を感じる...。
3時半を過ぎると朝夜景見学に次々と登ってくる...、市街地にカメラを向けたり記念撮影に余念がない。さすがにこの時間になるとぐっと冷え込み半袖、半ズボンでは耐えられず車にシャツやセーターを取りに戻る方も多くなる。防寒対策は、ここで役立ち大成功...。
この時間になって、向かいの横津連峰の中腹に横一本の雲が現れ、山裾あたりが靄り始める...。別な若者のグループの方も「ここまで来たら、日の出を見なきゃ...。」といったが、靄が雲に変わりちょうど函館山の高さの位置に横たわり始め、市街地を雲が覆い始める...。
「雲海」...。横津連峰に連なる三森山の頂上が雲の上に飛び出し、その上の空は朝焼けに染められ幻想的な光景を醸し出している...。
午前4時20分...、5分ほど遅れて太陽が空も雲も赤く染めて昇り始めると、展望台で今や遅しと待ちかまえた人たちが一斉に「わあ!きれい!!...」と!歓声が上がる...。確かに、この世とは思えないような光景を目のあたりにしている...。
太陽が上がると同時に津軽海峡の上からモクモクと雲が湧き上がり、うっすら見えていた市街地も全く見えなくなり、ほどなく展望台にも雲が押し寄せてきた...。
時間にして約2時間...。登るときには「日の出だけ見られればいいや...。」の気持ちだったが、展望台に登り刻々と変わる函館の夜景と東の空が白んでくる情景を目にするとカメラから離れられないような気持ちにさせられた...。“函館の夜明け”と題する2時間ドラマ?...、恐らくまた明日登っても同じ光景を見ることは出来ないと思うと、運がよかったのかも知れない。
3連休とあってか、観光客の方も随分沢山登られていた。特に、小さな子供連れが数組おり、眠いのに子供さんは大変だろうにと思ったが、この子供さんは今日の光景が目に焼き付けられ大人になったときにきっと思い出して、また函館に来てくれそうな気がする...。
霧の山頂を離れ、途中四合目から市街地を望むと霧も晴れ、太陽が顔を出して暑い一日の始まりを告げていた...。
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波もなく穏やかな函館港に写る明かり...。ジッと眺めていた一人の若者が「これぞ函館!!...。」と大きな声を上げた...。なんか気持ちがわかるような気がしたし、彼らからこんな言葉が飛び出すことは予想だにしなかっただけに、嬉しかったなあ...。
午前3時...、少し東の空がうっすらと白み掛けてきた...。今日の日の出は午前4時14分なのに、こんなに早くていいんだろうかと思うほどその明かりが大きくなっていく...。しかし、こうして見ていると刻々と変わる「函館の朝夜景」は、夕暮れから暗くなっていく夜景とは別な趣を感じる...。
3時半を過ぎると朝夜景見学に次々と登ってくる...、市街地にカメラを向けたり記念撮影に余念がない。さすがにこの時間になるとぐっと冷え込み半袖、半ズボンでは耐えられず車にシャツやセーターを取りに戻る方も多くなる。防寒対策は、ここで役立ち大成功...。
この時間になって、向かいの横津連峰の中腹に横一本の雲が現れ、山裾あたりが靄り始める...。別な若者のグループの方も「ここまで来たら、日の出を見なきゃ...。」といったが、靄が雲に変わりちょうど函館山の高さの位置に横たわり始め、市街地を雲が覆い始める...。
「雲海」...。横津連峰に連なる三森山の頂上が雲の上に飛び出し、その上の空は朝焼けに染められ幻想的な光景を醸し出している...。
午前4時20分...、5分ほど遅れて太陽が空も雲も赤く染めて昇り始めると、展望台で今や遅しと待ちかまえた人たちが一斉に「わあ!きれい!!...」と!歓声が上がる...。確かに、この世とは思えないような光景を目のあたりにしている...。
太陽が上がると同時に津軽海峡の上からモクモクと雲が湧き上がり、うっすら見えていた市街地も全く見えなくなり、ほどなく展望台にも雲が押し寄せてきた...。
時間にして約2時間...。登るときには「日の出だけ見られればいいや...。」の気持ちだったが、展望台に登り刻々と変わる函館の夜景と東の空が白んでくる情景を目にするとカメラから離れられないような気持ちにさせられた...。“函館の夜明け”と題する2時間ドラマ?...、恐らくまた明日登っても同じ光景を見ることは出来ないと思うと、運がよかったのかも知れない。
3連休とあってか、観光客の方も随分沢山登られていた。特に、小さな子供連れが数組おり、眠いのに子供さんは大変だろうにと思ったが、この子供さんは今日の光景が目に焼き付けられ大人になったときにきっと思い出して、また函館に来てくれそうな気がする...。
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