山登りの先輩の案内で始めた「近所の山」登山...。今回は、函館市街地から眺めると横津連峰中腹にお握りのような形でポコンと飛び出ている「庄司山(570.3m)」。前回の蝦夷松山登山の後、「次回は庄司山にしよう...。」といわれていたが、これまでもその形といい、山頂が展望台のようにも見えて気になっていた山だけに楽しみにしていた。
(北斗市方面から見る「庄司山」 07.18撮影)
ところが、2人の日程がなかなか調整が付かなかったり、天気具合が思わしくなかったりで延び延びになっていたが、「20日は天気が良さそうだし、気温も20℃止まりという予報なので行くぞ!!...。」との連絡。やっと登ることが出来た...。
午前7時登山口目指し車で出発...。雲はあるものの雨の心配もなく、庄司山も待っているがの如くハッキリと顔を見せている。函館市と七飯町の境界を流れる蒜沢川沿いの林道を走り、道幅が狭くなったこともあり第2砂防ダム手前で車を降り歩くことにした。途中、目の前に目指す庄司山があるが、結構高そうに見える...。「これを登るの?...。」ちょっと怖じ気づく...。
第1砂防ダムの下で蒜沢川を横切るのだが、以前は立派な橋が架かっていたようだが、今は橋が朽ちて丸太数本が架かっているだけ...、その上を恐る恐る渡る...。蒜沢川は小さな小川程度により思っていなかったが、結構水量が多く蒜沢川の認識を改めさせられる...。
蒜沢川を渡り少し歩くと「登山ポスト」が置かれており記帳...。ここ暫く何方も記帳した形跡もなく、静かな山のようだ。いよいよ登山開始...。おそらく登山道は笹が覆っているだろうと覚悟を決めてきたが、下草刈りされておりキチンと整備されている。しかも下草刈りされたばかりという状況...。
登山道は樹木に邪魔され眺望も利かず、ただひたすら急勾配の斜面を大きくジグザグを切りながら高度を上げていく...。途中、石がゴロゴロしたところもあってきつく、花を見つけては休憩しながらの登山になったが、深緑の中を森林浴も楽しめ最高の気分...。
と、「ドドドドドウ...。」とモーターの音が山の中に響き渡る...。登山道の下草刈りをしている音で、作業をしていた中村さんはボランティアで旭川から駆けつけ、山頂までの登山道を整備するという。まるで我々の山登りのために...、と思えるほどのタイミング...。
まもなく山頂...。山頂近くの急斜面を登りながら「後ろを振り向かないで登って...。」の声...。ところが、山頂に到着すると同時にガスが掛かり始め、振り向いて“絶景だあ!!”と叫ぶはずが、なんと辺り一面真っ白...。
(祠の前にわらじとキセルが置かれている。)
絶景を諦め、山頂にある鳥居と祠をバックに記念撮影をしていると、下草刈りしていた中村さんとグループの女性厚谷さんが到着...。
厚谷さんは「北の森と川・環境ネットワーク」のメンバーで、森や川に残されている生態系や自然環境を出来うる限り保全し、また、失われた生態系・自然環境を復元・再生させる活動を行っており、蒜沢川でもドングリなどを種から育てる事業に取組、年に一度庄司山登山道下草刈りを行っているが、それがたまたま今日だったとのこと。
また、厚谷さんから「この先に不動明王と弘法大師を祀る祠がある。」と中村さんが下草を払い、厚谷さんのガイドで10分余り歩いた先の直径7,8mほどの大きな岩陰にある祠を案内してもらう...。何故庄司山にこのような祠があるのか経過はよく判らないようだが、信仰の山だったのかも知れない...。
庄司山の名前の由来を厚谷さんは、「見る場所によっては庄司山は台形をなし、障子の形をしていたことから昔は障子山といわれており、その後現在の庄司山になったときいている。」と説明してくれる。
(登りの途中に大野平野をチラリと見せてくれた。)
今回の「庄司山」登山...。“絶景”を期待して登ったが予報に反して山頂は雲の中...。天気に勝てないことは最初から判っていたことで諦めるよりなく、多分、「もう一度登りなさい。」というお告げかも知れないと言い聞かせ、「秋にでももう一度登ろう...。」と山頂を後にした。1時間ちょっとで第2砂防ダムに戻ると雨が降り出したが、それほど濡れることもなく車に戻ることが出来た。これも庄司山にすむ神様のお陰かな?...。
ちなみに、今回の登山は高低差約340m、万歩計で13,400歩、約8.7km、ノンビリ歩いたこともあって往復3時間30分...。
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(北斗市方面から見る「庄司山」 07.18撮影)
ところが、2人の日程がなかなか調整が付かなかったり、天気具合が思わしくなかったりで延び延びになっていたが、「20日は天気が良さそうだし、気温も20℃止まりという予報なので行くぞ!!...。」との連絡。やっと登ることが出来た...。
午前7時登山口目指し車で出発...。雲はあるものの雨の心配もなく、庄司山も待っているがの如くハッキリと顔を見せている。函館市と七飯町の境界を流れる蒜沢川沿いの林道を走り、道幅が狭くなったこともあり第2砂防ダム手前で車を降り歩くことにした。途中、目の前に目指す庄司山があるが、結構高そうに見える...。「これを登るの?...。」ちょっと怖じ気づく...。
第1砂防ダムの下で蒜沢川を横切るのだが、以前は立派な橋が架かっていたようだが、今は橋が朽ちて丸太数本が架かっているだけ...、その上を恐る恐る渡る...。蒜沢川は小さな小川程度により思っていなかったが、結構水量が多く蒜沢川の認識を改めさせられる...。
蒜沢川を渡り少し歩くと「登山ポスト」が置かれており記帳...。ここ暫く何方も記帳した形跡もなく、静かな山のようだ。いよいよ登山開始...。おそらく登山道は笹が覆っているだろうと覚悟を決めてきたが、下草刈りされておりキチンと整備されている。しかも下草刈りされたばかりという状況...。
登山道は樹木に邪魔され眺望も利かず、ただひたすら急勾配の斜面を大きくジグザグを切りながら高度を上げていく...。途中、石がゴロゴロしたところもあってきつく、花を見つけては休憩しながらの登山になったが、深緑の中を森林浴も楽しめ最高の気分...。
と、「ドドドドドウ...。」とモーターの音が山の中に響き渡る...。登山道の下草刈りをしている音で、作業をしていた中村さんはボランティアで旭川から駆けつけ、山頂までの登山道を整備するという。まるで我々の山登りのために...、と思えるほどのタイミング...。
まもなく山頂...。山頂近くの急斜面を登りながら「後ろを振り向かないで登って...。」の声...。ところが、山頂に到着すると同時にガスが掛かり始め、振り向いて“絶景だあ!!”と叫ぶはずが、なんと辺り一面真っ白...。
(祠の前にわらじとキセルが置かれている。)
絶景を諦め、山頂にある鳥居と祠をバックに記念撮影をしていると、下草刈りしていた中村さんとグループの女性厚谷さんが到着...。
厚谷さんは「北の森と川・環境ネットワーク」のメンバーで、森や川に残されている生態系や自然環境を出来うる限り保全し、また、失われた生態系・自然環境を復元・再生させる活動を行っており、蒜沢川でもドングリなどを種から育てる事業に取組、年に一度庄司山登山道下草刈りを行っているが、それがたまたま今日だったとのこと。
また、厚谷さんから「この先に不動明王と弘法大師を祀る祠がある。」と中村さんが下草を払い、厚谷さんのガイドで10分余り歩いた先の直径7,8mほどの大きな岩陰にある祠を案内してもらう...。何故庄司山にこのような祠があるのか経過はよく判らないようだが、信仰の山だったのかも知れない...。
庄司山の名前の由来を厚谷さんは、「見る場所によっては庄司山は台形をなし、障子の形をしていたことから昔は障子山といわれており、その後現在の庄司山になったときいている。」と説明してくれる。
(登りの途中に大野平野をチラリと見せてくれた。)
今回の「庄司山」登山...。“絶景”を期待して登ったが予報に反して山頂は雲の中...。天気に勝てないことは最初から判っていたことで諦めるよりなく、多分、「もう一度登りなさい。」というお告げかも知れないと言い聞かせ、「秋にでももう一度登ろう...。」と山頂を後にした。1時間ちょっとで第2砂防ダムに戻ると雨が降り出したが、それほど濡れることもなく車に戻ることが出来た。これも庄司山にすむ神様のお陰かな?...。
ちなみに、今回の登山は高低差約340m、万歩計で13,400歩、約8.7km、ノンビリ歩いたこともあって往復3時間30分...。
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