JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

厄よけの荒行で無病息災を祈る...

2011-05-11 23:07:53 | 松前町・福島町
 松前町松前公園内にある高野山真言宗阿吽(あうん)寺で毎年5月11日に行われる「紫燈大護摩(さいとうおおごま)火渡り」に今年も出掛けてきた...。2年前にたまたま所用で出掛けたときにこの行事に出会い、その凄さに今年も何があってもと...。

  
 阿吽寺は、「昔津軽の相打ちに阿吽寺と称する真言密教の奥義...阿吽の呼吸から付された寺名で、松前福山城の鬼門を守護するために元和3年(1617年)ころ現在地に移り、松前藩祈願所として他の真言宗寺院を支配していた。本尊不動明王は11世紀頃の作として松前町指定有形文化財となっている。」(阿吽寺前看板の概要)

     
 以前は松前公園北側にある勝軍山(松前霊場八十八カ所)の山開きとして行われていたが、霊場巡りの出来ない高齢者にも祈りの機会を与えたいとこの「火渡り」が始まったそうだ。法螺貝の音とともに僧侶が登場...。
                          
 お寺の前の広場で僧侶の読経の後、積み重ねられていたヒバの枝に火が付けられる...。少し強い南よりの風があったが、何故か煙は北に向いたり南に向いたりと見学者を撫でるようにも見える...。
 
 
     
                                                      
 煙と炎が勢いよく上がると太鼓と読経の中、僧侶は願い事が書かれた護摩木を火の中に投げ込み読経を続ける...。

   
 いよいよ火渡りの修行が始まる。護摩木とヒバの小枝が燃える中、修験者姿の僧侶が「エイ!!」と気合いを入れて10mほどの火床を素足で歩く...。

                         
 僧侶が歩いた後に、集まった信者や町民、観光客約100人ほどが無病息災を祈り火渡りに臨む...。火渡りを終えた参加者には僧侶からお守りを受け取る...。

 去年に続いての見学となったがなにやら宗教的な一面を覗かせて貰った感じがする。ただ、火渡りをされた方は「今年で8回目...、毎年家族の健康を祈りながら歩いている。」と話していたので霊場八十八ヵ所巡りをした御利益があるのかも知れない...。

 

                       
 ところでサクラは...、先日(5日)に比べると八重桜が結構花を広げサクラのトンネルが出来ている。まだ、中咲きのサクラもこれからということで松前公園はまだまだ花見が出来そう...。


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