“馬のことをもっと知ろう!”と「どさんこフェスタin函館2009」が緑の島で開催され見学してきた。もとはといえば「緑の島で流鏑馬(やぶさめ)が見られる。」との話でいったのだが、フェステバルは流鏑馬競技もさることながら北海道の開拓に活躍した馬の歴史を知ってもらうためのイベントであった。
『今では“北海道”生まれを「どさんこ」というが、本来は北海道で生きてきた馬のことで、北海道の発展の中で「どさんこ」がいかに重要な役割を演じてきたか...。』(配布されたパンフレットより)、当時の馬車や馬ソリなどが展示され、馬の背にに荷物を積む「駄付け(だんづけ)」の実演などが紹介された。
また、「どさんこ」と並んで北海道を代表する馬「ばん馬」。体重がが1トン以上もある堂々たる体格で実際にそりを引く姿は迫力満点....。説明では、ばんえい競馬で活躍している馬たちの先祖は、明治時代に農耕馬として輸入されたものが改良されたもので性格はおとなしく力持ちとのこと。
ところで、本命の「流鏑馬競技大会」...、全国から愛好者42名が午前中の予選に出場。競技は180mの直線コースの中にある45cm四方の3つの的を疾走する馬上から狙い、的中した得点と駆け抜ける早さを競う。
選手は中学2年生の女学生から60代までと幅広く、コースを10秒以内で走り、的を全部的中しないと決勝に進むには難しというレベルの高さで、それでも、和装に着飾った出場者の矢が的を射抜くと大きな歓声が沸く。午後の決勝には15名が出場し、優勝を目指し次々と疾走...。
それにしても、疾走する馬の上から小さな的を狙う...、単に集中力では出来ない業...、落馬する人もなく、大したもんだ...。