神尾真由子はいつもハングリー

2007-10-20 10:50:00 | 塾あれこれ
どうして泣けるのか。

ぜひともライブ演奏に行って見たいものです。
泣いて回りに迷惑かなあ。

TVでこれですからナマはどんなだろう。
すごい音に違いないと思います。
体というか心というか揺さぶられますね。


一見どこにでも居そうな気が強い現代娘。
インタビューは「生意気」 ←に見える

普通のクラシック音楽家には思えません。

勝手な思い込みですが庄司紗矢香さんなど
いかにもクラシック演奏家のイメージです。
絵にかいたような存在ですね。
音楽も素晴らしい。

彼女のほうが神尾さんより一般受けするかな。

神尾さんが出てきて、どちらが一番か迷う
私であります。
オジサンが迷っても意味ないけれど・・・


さて神尾さん。
イメージはさておき演奏はスゴイ。

とある演奏会をTVで見ましたが楽章の間に
「ブラボー」がかかる。
ブラーバだろうと思いますが、
とにかく感動して声がでた感じは伝わりました。

昨年、広島でウイーンフィルをアーノンクールが
振りました。その時の楽章の間「事件」とは
全く違う、感動のあるものだったようです。
(11/5 12/2 12/27 12/30をご覧下さい)


なぜ、たかが21歳に感動するのか。

TVでの彼女の発言に答えがありそうです。

「主役は曲だから」演奏家は弾けば良い。
言われてみれば当然のこと、彼女素直でしょ?

「自分はたった21年しか生きていない。
 まだ何も分かっていない。
 できるとすれば自分の若さを弾くということ」
・・スナオ。

「自分の音は自分がつくるしかない。
 だれも教えてくれない。
 楽器で自分の音を出す。
 ストラディバリウスの音があるわけではない」

自分の音でいかに曲を正確に演奏できるか。
豊かな音が出てきたとき、曲が泣かせるように
かいてあるのだから、泣けるわけです。

技術をもった人がスナオに演奏すれば感動が
生まれるのでした。


技術は必要不可欠。
近年、いろいろな方面で軽んじられているように
思いますが、神尾さんは鮮やかにそれを否定して
みせてくれているのです。


私は「教えない技術」を磨かねばなりません。
天才と自分を比べるようなオコガマシイ気分ではなく
非力でも前進しなければと。

・・そんなに気張って大丈夫かなあ?

(少しだけ残りがあるので明日続けます)