今治駅前の食堂

広島から今治へ高速バス便があります。
所要時間は約２時間半、草臥れるかと思っていましたが
それほどでもありません。

時刻ピッタリの走行には驚きました。一分もズレません。
それに、一人片道3000円は助かります。

○
今治駅前に着いたのが10時半過ぎ。
少し早目の昼食にしようと駅前の食堂に行きました。
11時前でしたが「朝定食」550円をまだやってました。

ここは昔国鉄の駅によくあった駅前食堂。
降り立つとまず目に飛び込んでくる小さな懐かしい・・。
町のみんなが知っている「そこそこ美味い」

実は駅構内にも出店がある有名店、駅弁も作っている
のだそうです。

かなり旨いご飯（国産米）と味噌汁、漬物、芋サラ、
＆オカズです。
昔の旅館でも出てきそうなスタンダードですね。

駅弁風の玉子焼・サバ干物・昆布佃煮・蒲鉾・ミニ海老天
筍・雁模などが一口ずつ細長い皿に乗っていました。

こんな食堂にしては（←失礼）美味い。
駅弁になる筈です。

実は駅弁ってのが美味いのがなく日本人の舌を疑っていましたが
四国には好ましい食文化が残っているようです。
宇和島のジャコ天なども美味ですよね。
（今治から少し遠いけれど）

○
通常ならば店の名前をタイトルに書き「○○は美味い」と
するところなのですが、弱点が・・・

まず、味噌汁が甘い、呑めなくはないのですが驚きました。
もしかしてこの地方は味噌汁は甘いのかしらん。

それから店のオヤジなのか、おっさんの愛想のなさ。
ごく小さなテーブルが４つほどの店の隅で食べてましたが
駅弁の配達に行くのでしょう、その品を我々の隣の
テーブルにぼこぼこ並べ始めました。
あとで車にでも載せるのかな。
「ごめんなさいねえ」くらい言えよ。

食べ終えて店から出る時そのオヤジが外から戻ってくるのと
入れ違いになりました。

で・・・、オヤジこちらを無視ですよ。
その相手を見て「ごちそうさま、美味しかった」と
言いかけた言葉を呑みこんでしまいました。

田舎だなあ。

もっとも尾道にもこんなタイプはよくいます。
愛想というものを知らないだけなのですが
そんなだと競合相手ができると潰れるぞ。。。

食堂に限らず塾のような仕事も同じですがね。

○
頑張ってね、今治駅前食堂、駅弁のＦさん。