カミサンもゴーヤーが好きだから有り難い。
今年は収穫が良くないと聞きますし
近年値段も高くなってきましたね。
でも他に替えがたいものだから夏を中心によく頂きます。
栄養満点。
チャンプル、味噌煮、天麩羅・・どれも美味いですが
胡瓜もみのように薄くスライスして生で頂くのが最高でしょう。
料理番組では、苦みをぬくために水にさらすとか
少し茹でこぼすとか仰いますがバカヤロウであります。
苦みが美味いんだから。
好みもあるので一概に言えませんが苦いのが今イチと言う人は
スライスをごく薄くするなり、他の具材との割合量を調整したり
していれば、少しずつ旨さが分かってきます。
はじめから水っぽくして入っては奥に進みづらいものです。
○
山之口獏さんには沖縄料理について触れたエッセイが多数あり
ゴーヤーも大変にお好きだったと伺えます。
例えば『ゴーヤーの苦味』(1957、『園芸武蔵野』初出)
さすがの東京でもまだ余り普及していない筈で
珍しい故郷の味を喜ばれています。
上記の文から引用します。
義兄の庭にゴーヤーを見つけて喜んだら
赤く熟していたので落胆した、と書き、続けて
「青いうちに、まっ二つに割いて、種を除去し、きうりもみ
でもつくるようにうすくきざんで、それを油いためにし、
塩味にして食べる。」
彼の他の文では、豆腐と炒める、という紹介が多いようです。
当時は今よりずいぶん苦かった筈です。
○
私は東京にいた間に沖縄料理店にしばしば通いました。
80年代になって広島に戻り、駅の近くに『琉平』を
見つけた時は嬉しかったですね。
また、美味いし気持ちが良い店なのです。
ご主人の平良さんにはずいぶん可愛がっていただきました。
オフクロにそんな話をしていたら、己斐のスーパーで
ゴーヤーを見つけてきてくれ、以後、ときおり見かけると
「あった、あった」
今のように常においてある野菜ではありませんでしたが
その頃から広島でも食べられるようになってきたようです。
もっとも、オフクロによると、昔も時折はあったが
(南九州ではよく食べていたのでは?)
「私らは苦手だった」
きっと沖縄でも、ゴーヤだけの油炒めから、豆腐を加え
次に玉子やポーク缶が入り、と料理が進化したのでしょう。
(なおポークランチョンミートはSPAMに限ります)
更に品種改良もどんどんと進み、近頃は昔のような
(ぐぐっと苦い)ゴーヤには当たりません。
獏さんの昔では薄くして炒めていたものを
今は数ミリの厚みでチャンプルにしますよね。
○
先日ゴーヤを薄くスライスし、出汁酢味で頂いた物が
少し残りました。
翌日の昼、味噌トンコツラーメンの熱々にゴーヤを
トッピングすると、抜群の相性。
夏の昼ごはんレシピが一つ増えました。
今年は収穫が良くないと聞きますし
近年値段も高くなってきましたね。
でも他に替えがたいものだから夏を中心によく頂きます。
栄養満点。
チャンプル、味噌煮、天麩羅・・どれも美味いですが
胡瓜もみのように薄くスライスして生で頂くのが最高でしょう。
料理番組では、苦みをぬくために水にさらすとか
少し茹でこぼすとか仰いますがバカヤロウであります。
苦みが美味いんだから。
好みもあるので一概に言えませんが苦いのが今イチと言う人は
スライスをごく薄くするなり、他の具材との割合量を調整したり
していれば、少しずつ旨さが分かってきます。
はじめから水っぽくして入っては奥に進みづらいものです。
○
山之口獏さんには沖縄料理について触れたエッセイが多数あり
ゴーヤーも大変にお好きだったと伺えます。
例えば『ゴーヤーの苦味』(1957、『園芸武蔵野』初出)
さすがの東京でもまだ余り普及していない筈で
珍しい故郷の味を喜ばれています。
上記の文から引用します。
義兄の庭にゴーヤーを見つけて喜んだら
赤く熟していたので落胆した、と書き、続けて
「青いうちに、まっ二つに割いて、種を除去し、きうりもみ
でもつくるようにうすくきざんで、それを油いためにし、
塩味にして食べる。」
彼の他の文では、豆腐と炒める、という紹介が多いようです。
当時は今よりずいぶん苦かった筈です。
○
私は東京にいた間に沖縄料理店にしばしば通いました。
80年代になって広島に戻り、駅の近くに『琉平』を
見つけた時は嬉しかったですね。
また、美味いし気持ちが良い店なのです。
ご主人の平良さんにはずいぶん可愛がっていただきました。
オフクロにそんな話をしていたら、己斐のスーパーで
ゴーヤーを見つけてきてくれ、以後、ときおり見かけると
「あった、あった」
今のように常においてある野菜ではありませんでしたが
その頃から広島でも食べられるようになってきたようです。
もっとも、オフクロによると、昔も時折はあったが
(南九州ではよく食べていたのでは?)
「私らは苦手だった」
きっと沖縄でも、ゴーヤだけの油炒めから、豆腐を加え
次に玉子やポーク缶が入り、と料理が進化したのでしょう。
(なおポークランチョンミートはSPAMに限ります)
更に品種改良もどんどんと進み、近頃は昔のような
(ぐぐっと苦い)ゴーヤには当たりません。
獏さんの昔では薄くして炒めていたものを
今は数ミリの厚みでチャンプルにしますよね。
○
先日ゴーヤを薄くスライスし、出汁酢味で頂いた物が
少し残りました。
翌日の昼、味噌トンコツラーメンの熱々にゴーヤを
トッピングすると、抜群の相性。
夏の昼ごはんレシピが一つ増えました。