講師同士の「井戸端会議」

2011-06-09 18:55:42 | 塾あれこれ
井戸端会議もクチコミと同様に貴重な
情報源ではあります。
それがないことを考えると重要さが知れますね。

とはいえ玉石混交、「ガセネタ」が混じっていることも
多く、しかも検証しにくい割に印象に残ることがあり
結構やっかいです。

「ここだけの話だけれど・・」というのは
普通の情報よりなぜか信憑性が高いような気がして
不思議ですね。

情報の発信源を確かめられるのが一番ですが
つねに「その話ほんとう?」という姿勢ですと
肝心な情報そのものを回してくれなくなる恐れがあります。

そこで、半信半疑でも一応承っておき、違うところから同じ
情報がいくつも回ってくると信用することになります。
「そうかやっぱりね」

ところがもともとの情報の出所が一つなんてことも
案外多いのではないでしょうか。

デマが広がり易い情報だと二次三次の情報元があるので
信じてしまいそうになります。

BさんもCさんもDさんも同じようなことを言ってる、
これはきっと間違いない・・・ところが大元はAさん一人
だったりするのです。

複数からの話といっても要注意です。


塾の講師同士でも井戸端会議がありえます。

「あの子は授業の時~で」
「そうですか」

特定の評価ができ、以後色眼鏡で見るようになります。

いったん出来あがっちゃうと修正しにくいものです。

よって塾の会議時には、しばしば注意を喚起しましたが
なかなか、というより、ちっとも改善されませんでした。

学校の職員室ではどうなんでしょうね。


その噂話に、TVで言ってたとか、新聞にこうあるとか
「お墨付き」がつくと危険です。

「Eくんね、~でしょう。」
「そうなんだね、この前も新聞に家庭が・・だと・・」

信頼できる人が一枚かんでると、余計です。
「○さんもおっしゃってたけど・・」

その人だってウワサに影響されているかもしれないのに。


テレビで著名な知識人とされている人の発言に
ステレオタイプのものが見受けられることがあります。

たとえば、原発賛成派だろうが、反対派だろうが同様。

議論の基が「井戸端会議(含マスメディア)」に違いない
というのにぶつかります。

いくら立派なことを言われ、多くの支持を得ている人でも
「こんな安易なことを」という発言があれば
二度と信用しないようにしています。(悪いクセかも)

自分の仕事がらか、塾への評価などでよく気づきます。
「なんだ、マスメディアが一時さかんに流したことを
繰り返しているだけか」ってのがよくあります。

人前では一般的な話しか言わないのかもしれませんが。


ところで政治家が政治に関わることでこういう井戸端会議
風の情報で話をしている、というのを見うけます。

「ああそれNHKの特番で言ってたやつね・・」などと
気づき、ガッカリしてしまいますね。

大切なことは人前では隠しておいての陳腐な発言ならば
まだ良いのです。
しかし、本当に浅いだけかもしれず・・・オトロシイ。

ひょーろん家でも似たことが多々あります。


情報源について、たとえそれがハッキリとしていても
間違いがあるかもしれません。

「ウチの息子だけど、~の塾で・・・」
「まー、~~~~」

この場合、大概は塾が悪いのですが場合により
なんらかの誤解があることも。

私の経験では保護者に直接、のべ十時間以上話をしても
伝わっていなかったことがありました。
あと、ひどいクチコミをされてしまったかもしれません。

昔、文章で求められ、たいへん苦労をして長文をお出しし
あげくに「ちっとも」なんてこともありました。
あのときはガックリでしたねえ。


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